ワンゲル部の記録長さん

山ですぐバテちゃう記録長さんの日記

日曜大工でオフィスの室内パーテーションとオートロック機能付きドアを制作する

仕事の関係で、とある現場作業的なお手伝いがあり、その際にマキタの電動工具を使ったりしているのですが、大工仕事の真似事に興味津々になってしまいました。

f:id:uccari8:20230509234026j:image安〜い工具ばかりだが揃えました笑笑

折しも新規でオフィスをオープンさせる予定があり、今回室内パーテーションとオートロック機能付きドアの制作に挑戦という訳です。

オフィスの内装って思った以上に高額だったので自分でやってみた

元々知り合いのオフィスに転がり込んで仕事しておりセキュリティもバッチリだし何だか居心地も良かったのですが、この度、憧れのマイオフィスを賃貸契約したので、その知人の紹介業者にて内装什器のお見積りを取ってみることにしました。で、頂いたお見積額は何と100万円超え。ひぇ〜。。

後で知ったのですが、オフィス内装の相場は坪あたり10〜30万円程らしいので、決して高くは無いみたいです。ただ何て言うんでしょうか…値段以上に、造作のイマイチ?さ(お安くして頂いているので文句を言えた義理では無いのですが…)が何とも言えず、どうにも首を縦に振れませんでした。。業者さん頑張って頂いたのにスミマセン💦

で、冒頭の話に戻りますが、自分でやってみようという事に。。。

定番の2×4材とラブリコで柱を作ってみたよ

2×4という木材の規格があって太さが38×89(mm)の大きさらしいのですが、6とか8フィートという長さで売っています。それを今回ホームセンターで買ってみてカットもお願いした感じです。

f:id:uccari8:20230510001148j:image平安伸銅工業から発売のLABRICOっていうDIYの味方みたいな商品。2×4にピッタリの大きさで、地面と天井を突っ張って柱を固定する代物。。

必須になってくるのがこのラブリコ(LABRICO)という商品、、これで柱が立つんですよ。お洒落な感じがとても良い。

ご参照 : メーカーのオンラインショップ LABRICO – 平安伸銅工業オンラインショップ

これなら素人の自分でもパーテーションの柱が出来るのでは?と思ってしまいますよねぇ。

f:id:uccari8:20230510003742j:image梁に合わせると突っ張り強度も上がる感じ、、

早速大家さんの許可を取り、消防署にも届出をして、いざ工事の開始です。建物の延床面積にもよりますがオフィスをパーテーションで区切る時、その上部は火災報知器やスプリンクラーに合わせ規定の位置に規定の大きさの隙間を作る必要があります。取り敢えず見よう見まねでやってみます。

f:id:uccari8:20230510004857j:imageクランク状に折れます。設計通りの寸法で嬉しい…

ドアの内枠は1×4という規格の木材を使いました。パーテーションがクランクに折れ曲がるところにドアを設置して90度迄しか開かなくさせるのがポイントです。突っ張り先が梁から外れる天井部分は素材がジプトーン(吉野石膏)になる為あんまり強く突っ張ると割れちゃう可能性があります。そこで、余った1×4材に滑り止めシートを付けて、張力を分散させながら突っ張る事にしました。基本的に地面にも1×4材を這わしているので、スクエア状の構造になり一体感が出る感じです。(理屈はよく分かりませんが、前に自宅の納戸を増設した際もそんな感じでやってたのを思い出しました。)

過去記事 : 家をリフォームした時の記録です。

ベニヤ板で壁を作る

パーテーションの骨組みも完成し、ベニヤ板で壁を作る事にしました。ベニヤ板は運搬時の手間を考え、2.5mm厚の薄いやつを上下半分に切ってパーテーションの骨組みにボンドとビスで留めていきました。

f:id:uccari8:20230510013204j:image

因みにベニヤ板は4mm厚の方が変形しにくいので壁紙も歪まずに貼れるので、色々ゆとりがあれば4mmの方が良さそうです。

f:id:uccari8:20230510013400j:image両面にベニア板を取り付ける

フラッシュ構造のドアを制作する

ドアは本当は出来上がった物を買いたかったのですが、

  1. パーテーションと一体の内枠に大きさが合わない。
  2. テンキーロックの鍵を取り付けたいのでロックケースがピッタリ入るよう自分で設計したい。

という事からパーテーション同様に一から作る事にしました。枠を作ってベニヤ板を両面から貼り付けるフラッシュ構造のドアを採用しました。

f:id:uccari8:20230510014214j:image30×40(mm)の角材にドリルとノミとで穴開けと彫刻作業をします
f:id:uccari8:20230510014227j:imageこちらのベニヤ板は4mm厚の一枚物。厚みがありしっかりしています。
ロックケースが入る部分は力板として角材で支える構造を作りました。
f:id:uccari8:20230510014223j:imageDIYの達人達の真似でボンド付けの後、隠し釘という打ち込んだ後に頭部分を飛ばすことの出来る釘を打ち込んでいきます。
f:id:uccari8:20230510014220j:imageホールソーやドリルで鍵に合わせて穴開けです!

ここまで来ると達成感あります。最初ロックケースをピッタリ入れる為の穴を角材に穴開けするのにホームセンターのカインズにある「カインズ工房」をお借りして作業したのですが、なかなか上手くいかず何度も挫折しました。でも諦めずに何とか形になり満足です。

ドアが完成したら、化粧用に壁紙を貼って旗丁番(蝶番)で1×4材で作ったドアの内枠に取り付けていきます。

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調整機構の付いていない丁番は、何度も付けたり外したりしながら調整するので最も苦労しました。

f:id:uccari8:20230510015345j:imageストライクの位置確認
f:id:uccari8:20230510015348j:image22mmドリルで穴開け

今回鍵はテンキータイプのオートロックとしたく、TK4LTという美和ロックのひとつ前の世代の物を中古で安く購入し取り付けました。

f:id:uccari8:20230510020032j:image内枠が歪んでいるのかドアが歪んでいるのか??色々削り、ようやくスムーズに開閉出来るようになりました。疲れた…

f:id:uccari8:20230510020410j:image戸当たりを付けドアクローザーを付けたらドアの完成です。

ドアクローザーが良い仕事をしてくれて、普段は普通に閉まりますが、90度近く開くと開いたままで固定されます。

壁紙を貼っていよいよ完成

壁紙はホームセンターで予め必要な枚数分カットしてもらっていたので、楽な作業を予想していたのですが、実際には「糊付け」作業がとても面倒でした。

f:id:uccari8:20230510020905j:imageローラーで均等に塗り付け、乾かぬよう糊面同士をくっつけるように折り曲げて10分程馴染ませます。

糊を馴染ませた後、色々下手くそで糊が乾いてくっつかなくなったり、カットに失敗したりと地味に面倒な作業でしたね。

そして遂に完成しました。

f:id:uccari8:20230510021256j:image玄関側はブラックでシックな仕上げ。
f:id:uccari8:20230510021259j:image室内側はホワイトで広がりを感じさせる印象。

細かい部分は相当に雑ですが、概ね満足です。

パーテーションはクランク状にした為、全体的にも倒れにくいです。

f:id:uccari8:20230510192502j:image沓摺と呼ばれるドアの下側の板は、カンナでラウンド状に削りました。青竹踏みのようにこの板を踏みつけると土踏まずが気持ち良いです。。

また、室内側の窪みには自分の席を、玄関側の窪みには会議スペースを作るなど配置もメリハリがつくと思いました。

狭い部屋ですが、狭く見せない感じで出来たと思います。木材資材の他、工具やビスなどの消耗品購入、中古の鍵の購入などで総額15万位にはなりましたが、業者さんのパーテーションとドアの見積もりは55万位でしたので、40万円前後安く出来たと思います。

またゴールデンウィーク中、ほぼこの作業に費やしまして何度も飽きそうになりましたが、何とかオープンに間に合って作り上げる事が出来ました。今後も追加で必要そうなもので作れそうなものは作ってみたいと思います。

立山室堂・雷鳥沢キャンプ場での携帯トイレ実証実験のお手伝いをしてきました

立山雷鳥沢キャンプ場は、利用した事は無いですが、紅葉シーズンなどトイレの行列ができる事があるそうですね。

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今回は、携帯トイレメーカーのエクセルシアさんに同行して、混雑緩和目的に有料の携帯トイレの利用は有効か?その実態を見てきました。

初日は大雨で中止

9月23日(金)※祝日〜25日(日)のシルバーウィーク後半に行ってきました。台風14号に続き15号が次々と日本列島に大雨をもたらしており、その影響で、24日のお昼時点でキャンプ場のテントは70張程度でした。

今回は山歩きはせず、立山黒部アルペンルートを使い扇沢から室堂まで行きました。

f:id:uccari8:20220928225904j:image扇沢でダムカレー頂きます

立山黒部アルペンルートで室堂入りします。
f:id:uccari8:20220928225920j:image立山黒部"貫"光のバス

酷い雨で、雷鳥沢ヒュッテに駆け込み、この日は何もせず就寝しました。

翌日は朝から晴れ

翌日は8時くらいから陽が差し始めました。f:id:uccari8:20221002210202j:image

室堂のターミナルへ荷物を取りに行くなどしつつ、携帯トイレ実証実験を開始しました。

f:id:uccari8:20220928225935j:image素敵な景色
f:id:uccari8:20220928225931j:imageみくりが池でピザとあんバタートーストいただきます

立山三山がくっきりと見えてきました。
f:id:uccari8:20220928225939j:image右から雄山(3003m)、大汝山(3015m)、富士ノ折立(2999m)

地獄谷の火山ガスの計測と警告の看板です。
f:id:uccari8:20220928225923j:image

今回こんな感じでトイレ用テントを立てて、携帯トイレは1回分200円で販売しました。のぼりにある様に、環境省さんとのコラボ企画の様です。
f:id:uccari8:20220928225909j:imageどうも雷鳥沢キャンプ場は工事中のようですね。管理棟前の浄化槽の上に設置しました。

今回はシルバーウィーク中ではありましたが、天候の件もあり、全く混雑しませんでした。ただ、それでも「体験」目的でご利用頂けたりとそこそこの反響がありました。

最終日は朝5時から実験開始

テントの数は相変わらず少ないですが、最終日は、早立ちの方向けに朝5時から実証実験を開始する事にしました。

f:id:uccari8:20220928231649j:image最終日も快晴です

放射冷却の為か、冷えました。
f:id:uccari8:20220928225916j:image朝靄が出たり消えたり…

昨日は17時で一旦片付けをしていましたので、再度トイレブースを設置します。
f:id:uccari8:20220928225913j:imageリニューアルの管理棟をバックに

管理事務所内にもトイレはあります。こちらの協力金は100円となり、今回販売の携帯トイレの半額です。それでも前日同様、何名かのご利用がありました。期間中30名弱の方にご利用頂きました。特に管理事務所のトイレの清掃時間帯などは、ご利用ニーズも高まりました。

f:id:uccari8:20220928233701j:image陽が差してくると暖かい

ご利用者にはアンケートも実施しまして、

  • 携帯トイレの利用は快適
  • 山岳地域でのトイレ有料化は賛成
  • 1回あたりのチップは100〜200円

という回答が8-9割でした。詳細のレポートは、エクセルシアさんのホームページ等で公開されるのでは無いかと思います。

f:id:uccari8:20221001205521j:image宿泊した雷鳥沢ヒュッテ

再びアルペンルート扇沢

今回は本当に空いていました。アルペンルートも待たされる印象があるのですが、今回はそういった事は無くスムーズに乗り継ぎできました。

f:id:uccari8:20220928233332j:image自作のニセダムカレー

オリジナルはこちら

f:id:uccari8:20220928233833j:image

スプーンでそれっぽく仕上げただけです笑笑

ご飯も頂き、扇沢へ戻ります。
f:id:uccari8:20220928233326j:image大観峰のロープウェイからタンボ平が見える

ここ、ゴールデンウィークバックカントリースキーで滑った所です。写真真ん中のコルっぽいところにある東一ノ越からドロップインして黒部平駅まで滑った思い出です。ゴールデンウイーク前半、BCの聖地「立山」を滑る② - ワンゲル部の記録長さん

f:id:uccari8:20220928233329j:imageケーブルカーで黒部ダム
f:id:uccari8:20220928233321j:image観光放水による虹

ちょっと足をのばして展望台に登ってみました。
f:id:uccari8:20220928233335j:image黒部ダムの全景です

黒部ダムはアーチ型ダムと思われがちですが、実際にはその左右にウイングを持つM字型をしているのが分かります。こんなところに凄いもの造ったやつシリーズなものですから、圧巻です。

 

という事で、携帯トイレ実証実験の同行レポートでした。以前も北アルプスの涸沢や岳沢で同様の実証実験を行なっていましたが、いずれも無料でしたので、小屋での販売を除きメーカーによる有料の実証実験は今回初では無いでしょうか?

また、環境省コラボという事で、今後の活躍が期待されますね。

 

◆ご参考

実証実験(涸沢) : 

実証実験(岳沢) : 

北アルプス〜烏帽子小屋、野口五郎小屋に行ってきました<後編>

<前編>からの続き…北アルプス〜烏帽子小屋、野口五郎小屋に行ってきました<前編> - ワンゲル部の記録長さん

次に向かう野口五郎小屋での主な目的は、トイレ掃除体験となります。

小屋前から見事な雲海が見られる事が多いので、きっと掃除後の疲れも一気に吹き飛ばされるに違いありません。

f:id:uccari8:20220928084248j:image今回もバッチリ雲海が見られました

因みにスタートは曇り。台風一過ですが、意外とスッキリとしない天気の中、野口五郎小屋へ向けて出発しました。

f:id:uccari8:20220928002117j:image烏帽子のテントサイトを通過します

f:id:uccari8:20220927222649j:imageまぁお天気イマイチですし、いますよねー雷鳥

f:id:uccari8:20220927165050j:image烏帽子のテン場を抜け最初の登りを終えたところ

f:id:uccari8:20220927165107j:image中間地点の三ッ岳はピークを踏まずトラバースします

視界が効かない為、稜線コースはやめてお花畑コースにしました。

f:id:uccari8:20220927165523j:image左に折れます…

ようやく青空が見えてきました。
f:id:uccari8:20220927165053j:image雲海が凄いクリーミー

再び稜線に出て電波を拾うようになったのでスマホを見てみたところ…

f:id:uccari8:20220927171018j:image

ひゃー、五郎小屋からの連絡でトイレ掃除が始まってしまう…と思いきや色々修理箇所もあるらしくぼちぼち始められたとの事。
f:id:uccari8:20220927165102j:imageあと500mです!

ちょっとビビりました。ですが、うかうかもしてられず道中急ぐ事としました。
f:id:uccari8:20220927165045j:image到着…
f:id:uccari8:20220927165058j:imageただいまー

野口五郎小屋です。NHK BS日本百名山の番組で、"ちゅーたさん"が「ただいまー」って言っていたのも頷けちゃいますね。

花まつり、イキだねぇ

という訳で、お昼をご馳走になってから花まつり?(トイレ掃除)を始める事にしました。なかなか参加できなかった作業ですが、遂に初体験です。

f:id:uccari8:20220927173754j:imageトイレの敷板は外され、便槽の中がこんにちは…しています

トイレ掃除の概要を簡単にお話しすると

  1. 便槽に潜る
  2. 便をかき出す
  3. 運び出して処理する

と単純労働ではあるのですが、全身防護服で、また悪臭との戦いとなりますので、そうは簡単にいきません。

f:id:uccari8:20220927174207j:image最後、石灰で消毒して終了です

作業は…無我夢中でした。。"かき出したバケツ"が重くて重くて腕がパンパンですが、3時間ほどで一旦終了となりました。

その後、従業員用のお風呂をお借りしてサッパリしました。

f:id:uccari8:20220927164859j:image山の端に沈む夕陽

ヘタの横好きプロの前で一発KO

今回の作業では来期以降も見据えて、更にメンテナンスを加えました。というのも、過去使用のEM菌やボカシ剤で便槽内が目詰まりを起こし、尿や下水の地下浸透が妨げられ、便槽内の水分が引かないという状態になっており、これを改善したい狙いです。

  1. 便をかき出し易いように、尿や下水が下に、便が上に、と階層が分かれるよう猫砂の要領で便槽の底に砂利を撒き、その上を石畳の様に岩で覆う
  2. 便槽の底を平らにする事で、均等に便の回収ができるようにする

f:id:uccari8:20220927235557j:image敷板を敷き直し、後は便器を置く感じです

標高3,000mでのし尿処理を❶環境や気候❷手間や効率❸低コストなど全ての要素を高次元にバランスを取りながら解決する事は、物凄く難しい事なんだなと思います。

f:id:uccari8:20220927235801j:imageまつりの後で、

因みに「ほっ!トイレ」シリーズのMt.Fujiトイレ薬剤を何回か使っていただいております。

Mt.Fuji Toilet|トイレ問題の総合ソリューション企業 株式会社エクセルシア

ツーンとしたアンモニア臭は消え、黒いわらび餅?水饅頭?のようにプルプルと固まり、見た目の改善、悪臭抑止、程よい固形化などで、便のかき出し作業はやり易そうです。ただ少しくっ付く感じもありますね。

f:id:uccari8:20220928093258j:image

プルプルわらび餅のイメージ…すみません

あとは、今回「やってみた」からこそ、今まで「処理後物」と呼んでいた「薬剤で変質した便」の本当の「処理」が、この後の最終工程にあるという課題認識を改めて実感させられました。

小屋の環境に合わせて、メリデメを理解しつつバランスを取った施策を個々に検討…というのが今のところの答えな気がします。

f:id:uccari8:20221001202702j:imageすっかり夕方に
f:id:uccari8:20220928001018j:image空は焼けました

f:id:uccari8:20220928163831j:image

こけももの間で就寝です。

再び稜線を戻りブナ立尾根より下山

最終日の3日目は快晴。翌日から天気下り坂との事で、まだまだトイレ作業の残務があるものの、早々に下山させて頂く事になりました。

f:id:uccari8:20220928165703j:image秋の空、水晶岳がよく見えます

f:id:uccari8:20220928164155j:image立山後立山連峰へ続く道

f:id:uccari8:20220928171431j:image振り返ると槍ヶ岳がチラチラ

お天気なので、帰りは稜線コース経由にしました。
f:id:uccari8:20220928164215j:image三ッ岳を過ぎると烏帽子岳が見えて来ます
f:id:uccari8:20220928164230j:image再び烏帽子小屋

ここからブナ立尾根を下ります。
f:id:uccari8:20221001202546j:image正面に遭難事件が起きた不動岳と崩壊した斜面

秋といえばキノコ🍄
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11番を過ぎ、階段が出てきたら、いよいよ終わりです。
f:id:uccari8:20220928164210j:image

久々でしたが、とても充実した山旅となりました。

山が好きで我流で登り山のプロにも憧れますが、プロ故のご苦労は、なかなか表に見えてきません。それでもその一端に触れる事が出来れば、己の考えもブラッシュアップできラッキーな事だと思います。今回はそんな旅でもありました。

北アルプス〜烏帽子小屋、野口五郎小屋に行ってきました<前編>

2年ぶりに北アルプス裏銀座コース行ってきました。登山自体も久しぶりです。

f:id:uccari8:20220921221245j:image

今回も野口五郎小屋の小屋閉めをちょっぴりだけお手伝いです。登山を始めて35年目〜下手の横好きを是としノンビリやってきましたが、プロを前に色々と思うところがある山旅となりました。

(前回: 今年も野口五郎小屋に行ってきました - ワンゲル部の記録長さん)

◾️今回のコース

9/19(月)

 07:40 ブナ立尾根#12  出発

 13:40 烏帽子小屋 到着(泊)

9/20(火)

 10:00 烏帽子小屋 出発 ※お花畑コース

 13:30 野口五郎小屋 到着(泊)

9/21(水)

 07:50 野口五郎小屋 出発 ※稜線コース

 11:20 烏帽子小屋 到着(昼休憩)

 13:00 烏帽子小屋 出発

 16:20 ブナ立尾根#12  到着

f:id:uccari8:20220921225644j:image槍と水晶に挟まれた野口五郎岳

ブナ立尾根をぼちぼち登る

19日(月)※敬老の日は、台風14号が日本列島縦断しました。午後から稜線は風が強かろうと烏帽子小屋泊まりとしました。

f:id:uccari8:20220922074656j:image

昭文社 : 山と高原地図 引用 36 鹿島槍五竜岳

出発の濁沢(にごりさわ)。ここの丸太橋は雨でよく流されますが、前の橋は4年もったそうです。そして今月中旬に流され、新しく架け替えられた橋がこちら。

f:id:uccari8:20220922075128j:image行きの様子

f:id:uccari8:20220922075242j:image帰りの様子…削れとる…

台風でまた流されないか心配でしたが、大丈夫だったようです。。

そしていよいよ12番から0番の烏帽子小屋を目指し登山開始です。

f:id:uccari8:20220922224125j:imageこの先、水場なしの看板前で、なんと2Lの水を溢してしまう…

ここで靴紐を結び直す際、ザックに腰掛けた為、背面に入れていたハイドレーションの水がチューブから流れてしまいました。

花崗岩の砂は水をよく吸うので溢れているのに気付かなかった様です。スタートでいきなり水無し状態となり愕然。ペットボトルのポカリ頼りで、ゆっくり"全番数"休憩するつもりでぼちぼちと行く事にしました。

f:id:uccari8:20220922223833j:image8番で早々にダウン。天を仰ぎ、しばし仮眠。
f:id:uccari8:20220922210144j:image足にくる勾配のキツさよ。
f:id:uccari8:20220922210140j:imageポツンとダケカンバ。まだ青空がチラリと見える、、

三大急登のブナ立尾根は12番から高低差1,200m程ありますが、距離にすると3kmちょっとです。

f:id:uccari8:20220922231631j:image4番の三角点を超え、未だ見えるダム湖から雲が湧き上がる。

なので、いくら歩いてもエメラルドグリーンのダム湖がチラチラ見え、高瀬ダムの堆砂対策で動く重機の音がゴトーンゴトーンといつまでも聞こえてきます。
f:id:uccari8:20220922210132j:image秋の装い
f:id:uccari8:20220922210148j:imageオオカメノキの赤い実
f:id:uccari8:20220922210125j:image和風ブルーベリー

台風の影響で、2番を越えたあたりから風が吹き始め雨もパラパラ降り出しました。
f:id:uccari8:20220922210118j:image烏帽子小屋到着…

台風対策済みの烏帽子小屋に昼過ぎに到着しました。
f:id:uccari8:20220922210129j:image

玄関をくぐり、雨具を土間に干し、ザックはザック室へ、その他の服は乾燥室へ。

f:id:uccari8:20220922210122j:image広い食堂
f:id:uccari8:20220922210114j:image落ち着く一番端の「チングルマ」の間で寝泊まりです

手荷物は部屋に運びました。

ここ、烏帽子小屋は、五郎へ行く途中で何度か立ち寄りましたが、泊まるのは初めてです。なかなか広い館内で落ち着きます。

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BS日本百名山 : 野口五郎岳裏銀座ルートの最高峰〜 引用 「野口五郎岳 〜裏銀座ルートの最高峰〜」 - にっぽん百名山 - NHK

夕食後、食堂で明日行く「野口五郎岳」の番組を視聴しました。インフルエンサーのちゅーたさんがナビする(野口五郎岳は300名山ですが)日本百名山という番組です。

遭難事故!?が発生

テレビを見た後、警察官5名が遅い時間にブナ立尾根から登って来ました。どうやら近くで疲労で行動出来なくなった方の救助に向かう為のようです。え?台風接近のこのタイミングで??不安がよぎります。

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信濃毎日新聞 引用 

大町署によると、北アルプス不動岳(標高約2600メートル)付近で19日午後、疲労により動けなくなった千葉県松戸市の会社員男性(59)から救助要請があった。男性にけがはないもよう。同署山岳遭難救助隊と北アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会救助隊が救助に向かっている。

北アルプス不動岳で男性遭難(19日)|信濃毎日新聞デジタル 信州・長野県のニュースサイト

この日結局23時位まで消灯される事無く、館内が慌ただしい状況でした。外は台風14号の接近でますます風雨が激しくなってきました。

f:id:uccari8:20220927090758j:image明け方より天気も回復へ

翌朝、食堂で警察官と並んで朝ごはんを食べている救助者の姿がありました。怪我なく救助されてまずは良かったですが、警察官5名に小屋番の方も夜中まで対応されご苦労だったと思います。

プロ故のジレンマってあるカモ??

自分も今回トレーニングを怠ってきた事を省みつつ、身の丈のあったコース設定、天気やルートの事前情報把握と地元入手の情報、装備と優先順位認識、そして危険予測に関わる経験値を磨く事で遭難は絶対に回避すべき事項だと痛感しました。

f:id:uccari8:20220927091918j:image急速に天気回復。風向きも吹き返しに。

またプロは「そうじゃない条件」が重なっても、人命救助など他の優先事項の為にリスクを承知で"その領域"に踏み込まなければならない立場なんだなとも、しみじみ思いました。

尚、遭難された方は更にその翌日に警官と民間救助隊と一緒にロープで確保されながらブナ立尾根を無事降りられたそうです。

次は野口五郎小屋へ向かうよ

f:id:uccari8:20220928083714j:image烏帽子小屋の外トイレ。後編は五郎小屋のトイレ掃除についてです。

青空も出てきましたので、烏帽子小屋を後にし、野口五郎小屋に向けて出発しました。

 

<後編>に続く…北アルプス〜烏帽子小屋、野口五郎小屋に行ってきました<後編> - ワンゲル部の記録長さん

フィットちゃんにまだまだ乗り続けると決めました

イカーの14年目GE8前期フィットですが、ここにきて修理ラッシュとなりました。

f:id:uccari8:20220718225724j:image修理をする度に見た目だけでもグレードアップ笑笑

防錆処理とショック交換に始まり…

1月に下回りの防錆処理とショック交換をした(過去の記事 : 2代目フィット(GE8)車検前のリフレッシュ - ワンゲル部の記録長さん)ばかりでしたが、4月にはスローパンクしホイールごとタイヤ交換となり、5月に入るとブレーキを引き摺るようになりアッセンブリー交換。6月にはフロントぶつけて修理…と続きました。

夏用タイヤとホイールを変える

f:id:uccari8:20220718230319j:imagef:id:uccari8:20220718230407j:image憧れ?の鍛造ホイール
RAYS(レイズ) VOLK RACING(ボルク レーシング) VR.G2…の中古、、なのでそこそこお安いやつ。

鍛造というと世代的にTE37とか履きたくなっちゃいますが、お高過ぎ〜です。

f:id:uccari8:20220718230721j:imageYOKOHAMA(ヨコハマ) ADVAN NEOVA AD08R…の中古、、久々のハイグリップタイヤ、、こちらはホイールにセットで着いていました。

しかも以前も中古を買ってスローパンクだったのに、懲りずにまた中古です。でも今回は多分空気漏れ無しです。

7万kmでブレーキも新品に

f:id:uccari8:20220718225917j:imageフィットはRSグレードだと4輪ともディスクブレーキです。サビのため直近3年で2回バラして清掃しましたが、シリンダーがもう限界なので、今回贅沢にも4輪とも純正品をアッセンブリー交換しました。(実際に引き摺っていたのはリアです。)

インプやフォレスターに乗っていた時は、純正でもブレーキは対向でしたが、フィットは軽いしスピードも出ないので片押しの純正で十分です。

因みに2月に交換したばかりのパッドが擦り減って無くなっていました。シャリシャリ音がして焦げ臭かったのはブレーキ引き摺ってたからなのね…トホホ。アッセンブリー交換の為、高くつきました。

そもそもウチのフィットですが一昨年迄は雪山を往復する比率も高く、塩カルによる錆の被害は色々なところに悪影響を与えていたと思います。排気系のパイプやマフラーもそろそろ穴が開きそうな勢いですし。。

後に引けず、フェイスリフト

ブレーキを直した時、ハブベアリングまで逝ってしまっていたらどうしようかと思っていましたが、特に抵抗無くスルスルと回り実に快調に走るようになりました。

だがしかし、記録的な梅雨明けの早さでいきなり猛暑な日々が続き、ボーッとしたのかポールの前に駐車したのを忘れバックせず1速にギアを入れてしまいゴチン。フロントが"くの字"になってしまいました。

幸いにもポールは頑丈でびくともせず、寛大な駐車場の大家さんからも許して頂けました。申し訳なし。。警察、保険屋さんにも連絡しましたが、持ち込みパーツで修理費を抑えた為、結局のところ自費負担としました。

f:id:uccari8:20220719002426j:imageクロスメンバーがグニャリ。。で奇跡的に済みました。ですが溶接の関係でコアサポートからフロント部分を交換。ホースメントとコンデンサーも歪んでしまい交換。ラジエーターはセーフでした。

いつものディーラーに無理言って、中古のバンパーとボンネットを持ち込みさせて貰いました。コンデンサーも安い社外品の新品にして頂き、かなり安く修理して頂きました。感謝!

f:id:uccari8:20220719002731j:imageボンネットは前期の純正色NH-624P。バンパーは無限製のHIDフォグ付きに。お顔つきが変わりました。GE8フィットの後期は6MTになり中古でも前期に比べ人気もありパーツ類も割高感が否めませんが、前期は何かと安く中古パーツが手に入り助かります。

因みに最初の頃のお顔…

f:id:uccari8:20220719004025j:image2代目フィットちゃんカワイイなぁ。

よくよく考えれば、そろそろ買い替え時かと思います。ただ…未だ7万kmだし、拘りのマニュアル車だし、そして何よりせっかく修理を続けているので直して乗り続ける事としました。最近のクルマであれば、衝突回避支援ブレーキ機能とやらも付いているので、そもそもフロントからぶつけたりしないとは思いますが。。

おまけ

ついでに、リアの剛性を上げるパーツを付けてみました。オクヤマの"フレームブレース/リア"という補強バー(中古…しつこい)です。

f:id:uccari8:20220719004456j:imageリアのラッゲージの内張りを外したところに設置。
f:id:uccari8:20220719004459j:imageリアバンパーを外し、取り付け穴にはゴムシートとバスボンドで防水してみました。※汚れているのは防錆剤のあとです。

何だかリアばかり補強しています。(以前のリア補強 :  クルマのお手軽ボディ補強でリフレッシュ - ワンゲル部の記録長さん)フロアバーを入れた時は剛性アップの効果を感じましたが、今回のパーツは街乗りでは効果のほどは気付きません。フロントも余裕があれば補強していきたいと思います。

f:id:uccari8:20220719013333j:imageヒップが色っぽい

という訳で、益々このクルマに固執して乗り続けそうな気がします。

 

2022.10.26 追記_最近はタペット音だと思うのですが、エンジン音がだいぶ賑やかしくなってきました。オイル硬めとかワコーズのスーパーFVとかお高い添加剤入れたりしてますが、微妙にしか良くなりません。走行距離は7万ちょっとなので全然まだまだだと思うのですが、年数は初度登録から14年経過しました。エンジンの異音は他のパーツの劣化の可能性もあり、特定が難しいですね。出来れば最後の最後まで気持ち良く乗りたいです。

 

2022.11.20 追記_ファンベルト、テンショナーの交換で、ついでにサーモスタット、ウォーターポンプも交換しました。また、インテーク側のカーボン詰まり率100%の診断が…ただ、これは以前行ったワコーズRECS処理の際にリセットかけなかった為かもしれません。

いずれにしても不具合のオンパレードです。

 

2022.12.19 追記_オルタネーター(リビルド品)と、バッテリー交換でDに預けてきました。電圧が走行中14Vから12Vに落ちちゃう頻度が増してきて。。心配の種は尽きません。相変わらずタペット音も賑やかしですが、ここ最近はアクセルオフの時に出ていたガタガタガターっていう音は消え、アイドル時の負圧も絶好調です。通いのDでは親子2代で70万キロ以上乗っている方がいるそうで良い刺激になります。なので、まだまだ乗ろうと思います。

シーズンオフに軽量スキー板を買う(K2 WAYBACK 2015-16モデル)

5年前位からスキー熱が再燃して、ちょこちょこ買っていたスキー板ですが、この度バックカントリースキーの"ど定番板"であるK2 WAYBACK88の中古2015-16モデル(174cm)を入手しました。

f:id:uccari8:20220509193304j:image2015-16モデルは、スキー熱再燃の初期にあたり、当時はこのモデルがレギュラー陣的な存在である事も多く、中古でも高嶺の花ちゃん的存在でした。。f:id:uccari8:20220509193258j:image時は流れ2022年…既に6年前の型落ちモデルとなりお求め易い価格に!

超軽量且つ扱いやすいと評判の板です。年々軽量化に拍車がかかり、この時代のモデルで1,350g(/片側)程。現モデルは確か1,270g程の超々軽量モデルだったかと。。BC界では、WAYBACKは結構一択だったりする人も多いと聞きます。

f:id:uccari8:20220509193630j:imageソールチェック!綺麗で嬉しい…

今回購入したのはセンター88(126/88/113)で半径17m@174cmです。今まで春スキーの出番が多かったZUMA エクリプス(86-172cm)とサイズ感が近い為、これに代わって使う予定です。

(ご参照:今度は、zuma eclipse(エクリプス)172cmを入手 - ワンゲル部の記録長さん)

f:id:uccari8:20220509205212j:imageしなやかなサイドウォールを持つフルツインチップなモデルで実に滑り易かったZUMA eclipse、、ですが、この度バックヤードにまわる予感…

そもそもBCスキーを始めるきっかけになった板はK2 COOMBACK 2012モデルでした。

(ご参照:バックカントリースキー板がやってきた(K2 クンバック) - ワンゲル部の記録長さん)

f:id:uccari8:20220509192945j:imageコイツです。センター102にて当時は初の100超え板でした。今回で引退決定…先輩ん家にドナドナとなりました。お疲れ様でした。

この時、All-TerrainRocker™という「全ての雪の状態に対応した設計」みたいな謳い文句に心酔してしまい、以降K2のAll-TerrainRocker™シリーズならどんな雪山でも安心…みたいな思いを抱き続ける事になるのですが。。

それからWAYBACKという特にBC向きなモデルを知ってからはヤフオクやメルカリなどウダウダと探す日々でした。型落ちでも正直安く無い…との印象も強く、その後も割安感のあるCOOMBACKをまた買い直したりしていました。それが2015-16モデルでして…

(ご参照:来シーズンに向けバックカントリー板K2 coomback114を買う - ワンゲル部の記録長さん)

f:id:uccari8:20220509194623j:imageセンター114と極太に!同じようなデザインで104もリリースされていましたが、敢えて114を選択。

当時はパウダーを求めて滑る気マンマンだったのですが、意外とトップシーズンに出かける予定も立たなくなり、次第に114の太さのこの板は出番を減らしていきました。。

f:id:uccari8:20220509204441j:image並べる自己満足…

因みに先輩が昨年WAYBACK82(2017-18モデル)を購入し、益々WAYBACKを欲しくなったというのは言うまでもなく、

f:id:uccari8:20220509201105j:imageくっそ軽いやん

(ご参照:先輩のお遣いで旧モデルのK2 Wayback 82 ECOre 17/18を買いに - ワンゲル部の記録長さん)

対抗して買ったのが自分史上初のアトミック板のBackland95です。

f:id:uccari8:20220509201611j:imageセンター95にしてDynafitのspeed turn2.0と合わせてジャスト2kg(片側)位

(ご参考:中古スキー板三昧 Atomic Backland 95 (16/17)編 - ワンゲル部の記録長さん)

この辺りで満足する予定でしたが、今回WAYBACK88の出物を見つけてしまい衝動買いという訳です。

f:id:uccari8:20220509203429j:imageビンディング付きです!G3 ion12なのだ。グリーンが鮮やかなZEDの台頭でもあまり安くなっていない印象のオレンジなION…実はちょっと憧れていました。

G3 ion12付きで、Dynafit speed turn2.0も今後出番が減りそう&板のインビス加工の際の穴干渉がやや心配ながらも楽しみです。
f:id:uccari8:20220509203432j:image取り敢えず、ビンの打ち替え無くブーツもピッタリ!
f:id:uccari8:20220509203427j:imageビンディング込みで2kg切りました!クトーのアダプターキットも付いています♪

G3 ion12は確か片側で579gとDynafit speed turn2.0より250g前後重かったと思いますが、Atomic Backland95+speed turn2.0の組み合わせの片側2kgと比べても1,929gは70g前後軽くなります。

f:id:uccari8:20220509204403j:image暫くはこの2本を使う事が増えそうです

こりゃ来シーズンが楽しみですね。

シーズン終わりの小谷村「大渚山」BCスキーに行く

先輩からのお誘いでBCスキーに行く事になりました。

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当初八方尾根〜唐松岳からのBCを計画していましたが、強風でゴンドラが止まってスキー場に入れません。。そこで近場で代替えプランを探し、小谷村の大渚山BCに計画変更しました。

 

◾️今回のコース

  8:00 八方尾根スキー場 強風の為ゴンドラ運休

  9:30 小谷村に向けて出発

11:00 大草連に到着 スキーを担いで出発

11:40 大渚山南斜面下に到着 シール歩行開始

13:05 標高1,200m付近到着 昼ごはん

13:30 同地点よりドロップ

13:50 南斜面下に到着 再びスキー担いで出発

14:10 大草連に到着 温泉&夕ご飯で帰宅の途へ

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国道から小谷村方面への道に入り、更にかまどのお蕎麦屋さん「蛍」のある道に折れ、大草連に向かいます。

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トップシーズンは狭い路肩に車がひしめき合うそうですが、さすがにシーズン終わりだけあって誰も山に入る人は居ません…貸切状態です。

f:id:uccari8:20220424195322j:image春といえばフキノトウ

f:id:uccari8:20220424144111j:image駐車場所まで雪は繋がっていません、、

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車を停めたところから雪のあるところまで板を担いで歩きます。急きょのプラン変更の為、昼前からの行動開始となり、行けるところまでとする事にしました。

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f:id:uccari8:20220424144612j:image雪の上は冷たい風が吹きます

大渚山の南斜面の取り付きからようやくシール歩行開始となりました。

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雪はしっかりザラメ状になっており、滑走し易そうで期待が高まります。

f:id:uccari8:20220424144730j:image春山らしい景色
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f:id:uccari8:20220424144727j:imageザ、緩斜面
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今シーズンは雪の量も多く4月終わりでも雪がまだまだ豊富です。以前知人のガイドさんより「ドカ雪の日が多かった分、雪断面の弱層が曖昧」と聞いており、「融雪時の全層雪崩の危険性も高まっているのでは?」などと聞いておりました。なので時期や場所によっては雪崩の注意が必要かもしれませんね。ただ大渚山は標高も1,566mと低く南面は緩斜面の為、問題無さそうでした。

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1,200mを超えた辺りで休憩し、そのまま昼ご飯にする事にしました。
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何だかのんびりでき、プチBCスキーは楽しいです。先輩方は物足り無かったと思いますが、ガンガン歩く元気も無く、ここからドロップする事にしました。
f:id:uccari8:20220424193620j:image開けた緩斜面はダラダラ滑るのに良い

思った通り、ザラメは滑り易く、ホットワックスのチョイスも正解で良く滑りました。
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あっという間に斜面も終わり、登り返す事もせず車を停めた場所まで引き返す事にしました。
f:id:uccari8:20220424193623j:imageマイル ハイ マウンテニアリング パウダーケグ(32L) にダイアゴナルにスキー板を固定

せっかくののんびり春スキーなので桜を見に行く事にしました。
f:id:uccari8:20220424205228j:image小谷村は今が満開〜間もなく田植えのシーズンです

野平の一本桜というのが有名だそうです。
f:id:uccari8:20220424193612j:image

アルプスをバックに咲き誇る一本桜は見事でした。ただ欲を言えば午後は逆光の為、午前中に見に行きたいところですね。

f:id:uccari8:20220424195735j:image八方まで戻って来ました

小谷温泉の露天風呂も良いですが、八方の「みみずくの湯」にて汗を流しました。
f:id:uccari8:20220424195745j:image雪だけサイダー

晩御飯は、白馬五竜の最寄JR神城駅近くにあるここ「大黒食堂」でいただきます。
f:id:uccari8:20220424195738j:image夜は17:30からです

以前より白馬方面へ出かけた時についつい寄ってしまいます。優しそうなおかあさんが出迎えてくれていつもホッコリします。
f:id:uccari8:20220424195742j:imageソースカツ丼と小ラーメンセット

定食のお味噌汁も美味しいのですが、今回はカロリーを摂るためガッツリ系を注文しました。

 

今回のスキーは今シーズン初めてという自分でも驚きのシーズンでした。不規則な生活で心身共に不健康な日々を送っておりましたが、こうやって気兼ねのない仲間とのんびり過ごす事ができ、だいぶリフレッシュ出来ました。

いつまでも健康でいたいものです。