2世代前の愛車フィットちゃんGE8ですが、フロアとリアピラーにバーを入れて補強する事にしました。
上)フロアバーと下)リアピラーバーです。J's Racingさんの中古パーツです
車内のシートベルトをとめているボルトと共締めするだけの簡単パーツです。車内っていうのが手軽で良いですよね。ジャッキアップとかしなくて良いし、サビでネジが固着とかそういう心配もありません。
因みに導入のきっかけですが、車内がギシギシと騒がしくなってきたので、それなりに収まればいいかなぁ程度での購入でした。しかし走ってみて、思った以上に引き締まったメリハリのある挙動に変化したのと回頭性能がアップしたのとで嬉しい誤算でした。尚、当初目的のキシミ音もかなり解消されました。
ところで、リアピラーバー用の専用ネジ(純正より長めのネジ)の欠品に気付かず購入してしまいましたので、別途ネットでこんなものを買ってみました。
ユニファイねじって言うらしい…
ユニファイねじ(細目)六角ボルト7/16-20UNFx2"(長さ換算50.8mm)…何と2本で935円(税込)という高価なネジです。
なんでもアメリカのインチ規格のネジらしく、ハーレーとかイジられている方には多分馴染みの規格なんだと思いますが、実はクルマのシートベルトアンカーボルトも基本的に皆この規格らしいです。M10ボルトとかそういうのじゃないんですね〜。でもヘッド部分は17mmのソケットがピッタリハマるんですよね、、
で、リアピラーバーの取り付け金具がシートベルトアンカーボルトを差し込むところの窪みに形状が合わず浮かせて取り付ける必要がある為、こんなパイプを使ってスペーサーを作ることにしました。
ボルトの径もインチベースの為、mm換算で11.1mmと特殊です…
ステンレス丸パイプ SUS304#400 外径14mm 厚さ1mm 長さ300mm…こちらは620円(税込)
ステンレス丸パイプの厚さ1mmで外径14mmなので内径は12mmだろうと買いました。
うむ、ピッタリ
パイプカッターで25mmにカットします。で、実際にクルマに取り付けてみます。
リアのシートベルトアンカーを外して取り付けました
左から、
- 抜け止めワッシャー(元パーツ流用)
- 平ワッシャー(元パーツ流用)
- シートベルトアンカー
- 作成したスペーサー
- ピラーバー取り付け金
の順にこのユニファイネジってやつで右から貫いて止めました。本当は6.番目としてスプリングワッシャーをかますべきなんでしょうが、流用しようと思った元パーツのネジから外す事が出来なかった為、直接のネジ止めとし、緩まない様トルク強めで止めました。
スペーサーは20mm位でもいけたかな??
クリアランスはこんな感じです。スペーサーのおかげでピラーバーの取り付け金具を水平にネジで締め付ける事ができました。
リアピラーバー取り付け完了〜♪
反対側のネジは逆ネジになっていますので、最後スパナで締める際には左右とも同じ方向に力を入れて締めます。
また頭ゴッチンしないようスポンジグリップ(直径25mm × 1000mm)をカットしてバーにカバーしました。
尚、フロアバーは簡単です。元々車体にあるネジで共締めできました。
足元に剥き出しなバー
最初ユニファイネジが無かったので、先にフロアバーから取り付けてみたのですが、これだけで挙動が安定した感じでした。ショックアブソーバーは純正ですが、その沈み込みをマイルドに抑えてくれる感じでしたので、足回りもリフレッシュしたような錯覚がありました。やや硬めな好きな感じです。
昔は、OPEL VITA SPORTやSUBARU IMPREZA STIなど、イジって乗るのが楽しいクルマだったので足回りやスタビライザーなどの交換をしたり、前後タワーバーやロアアームバーなどで補強パーツも入れたりしていましたが、フィットちゃんはオール純正で良いと思っていました。でも何となくボディの剛性感にヘタリを感じたので、今回補強バー類を入れてみたのですが、それなりの効果を体感できました。根本解決になっているかは別として、この「引き締まった!?」感は運転のモチベーションに関わるところなので、重要な要素だと思います。
追記: 2,000kmほど乗ってみて、スピード領域によっては純正のショックは思いっきり負け気味だと思いました。バーの固定がやや強すぎでショックのストロークが稼げていない印象です。とはいえ跳ねる感じでも無いですが。。なんて考えていたらまたクルマイジりをしたくなってきました笑。