頚椎ヘルニア(軽度)を言い訳にしばらく遠ざかっていたcannondaleのCAAD12ですが、クランクとブレーキをグレードアップし、再びテンションを上げていく事にしました。
現在は純正のSIクランク(安い方)のCAAD12のまま、、
ULTEGRA FC-6800+WISHBONE BB30Aをアッセンブル
まず、cannondaleのSIクランクをシマノ「ULTEGRA FC-6800」のコンパクトクランク50-34にする事にしました。特にヒルクライムをやりたい訳でも無いので、ただの自己満仕様変更です。
BB30Aは径が30mmなのでシマノ24mm軸に合わせる為のアジャスター的パーツとしてWISHBONEをチョイス
BBはWISHBONEになります。因みに宝の持ち腐れ的にセラミックベアリングになり、お値段もまぁまぁします。他にもクランクやら専用工具やら購入する物が多いので、ちょっとずつ何回かに分けて購入していました。
尚、最初に買ったのはKT013というSIクランクをスムーズに外す為に必要となる専用工具になります。
KT013…なかなか売ってない…そしてこれが無いと始まらない…💦
その他、BBのベアリングを外す工具なども買いまして、ようやく作業ができる準備が整った次第です。
半年以上の時間をかけてようやく揃ったパーツや工具たち
- FC-6800 50-34(170mm) + 専用脱着工具
- WISHBONE BB30A SHIMANO SRAM用
- KT013
- SUPER B BB30/86脱着用
- ホローテックII用 BB着脱工具×2
- モンキーレンチ or メガネレンチ(17mm)
- WAKO'S ブレーキプロテクター
- スナップリングプライヤー
- アーレンキーセット
- プラスチックハンマー + シートポスト切れ端
早速BB30AからSIクランクを外してみる
BB30AにWISHBONEを入れてシマノクランクにするのは定番のようで、ネットにやり方がたくさん出てきました。なので比較的楽に作業を進める事が出来ました。
10mmのアーレンキー
ノンドライブ側のクランクボルトを緩めます専用工具KT013の登場です
KT013の小さい方を8mmのアーレンキーに差し込みます
スピンドルの中にねじ込みます
スピンドルの中にKT013が落ちないようスピンドルの縁から1mmくらい奥まったところで止めます再びKT013です
今度はKT013の大きい方をねじ込みます8mmのアーレンキー
アーレンキーを差し込み時計と反対まわりに回すと
ポロっと、、
簡単にクランクアームが取れました。
取り外したワッシャー類
ワッシャー類の取り外し順は
- スペーサー
- ウェーブワッシャー
- ナイロンワッシャー ×2
- ベアリングシールド
です。ベアリングシールドを外すとベアリングが見えてきます。
ハンマーでスピンドルを叩きます
いよいよクランクを取り外します。ノンドライブ側からプラスチックハンマーで軽く叩きます。
更にシートポストの切れ端を入れて叩くと、
スムーズで無い場合、シートポストの切れ端を入れて叩くと良いそうですね。やってみます。
クランクが外れました!
ようやくクランクが外れました。BB30Aは、スピンドルの摩耗などで音鳴りがするらしい記事が散見されますが、自分の場合、それほど乗っている訳でも無い為か音鳴りは無く、またスピンドルの摩耗もわずかでした。
BB脱着工具の登場です!
あとはベアリングとサークリップを外せば終わりです。SUPER Bという工具でベアリングも簡単に外せました。
スナップリングプライヤーで、サークリップを外します
サークリップも簡単に取れました。
こんな感じ
という訳で約30分程でクランクを取り外す事がだしました。
精巧な作りですね、
中を綺麗に拭いていよいよWISHBONEを取り付けます。
WISHBONEを取り付ける
無事SIクランクも取り外せましたので、次はWISHBONEの取り付けです。
BB30"A"用です
幅73mm用です。精巧にネジ切りしてあり、ニュルッと左右が結合します。
こちらは不要パーツ
今回SHIMANOクランクの取り付けの為、同梱のこれらSRAM用パーツは使いません。
お高いグリス
グリスは何でも良かったのかと思いますが、またSIクランクに戻す際にも使えるWAKO'Sのブレーキプロテクターを使いました。これは非常に粘性があり、固いグリスですね。
ボトムブラケットのサークリップが取り付けられていたあたりに薄く塗っておきました。
ULTEGRAブランドのFC-6800をインストール。
見た目の違い
こんな感じに仕上がりました。因みに重さですが、総重量は29g程増えてしまいました。WISHBONEの分だけ重くなるのはしょうがないですね。
続いてブレーキをULTEGRA BR-R8000に交換
下り坂で少しでも安心してブレーキ操作ができるようBR-R8000のキャリパーブレーキに交換してみる事にしました。
BR-R8000前後セット
105のBR-5800ブレーキと比較してスタビライザー的なモノが付いているそうですが、詳しい事はよく分かりません。。色は深いガンメタ調でカッコいいですね。
EXALITH2の超高価なブレーキシュー
MAVICのEXALITH2ブレーキシューもだいぶ前に買ってあったのですが、この機会に新しくする事にしました。
EXALITH2のブレーキシュー
ブレーキシューですが、左右の指定があります。
船に差し込んでいきます
BR-5800(105のブレーキ)との重さの比較
105 BR-5800 は前後で387gですが、ULTEGRA BR-R8000は365gと22gだけ軽くなりました。結局クランク交換で+29g、ブレーキ交換で-22gと計7gの重量増となりました。※ブレーキシュー込み
フロント
リア
ブレーキ交換も割とあっさり終わってしまいました。新しいシューなので鳴き防止の為、トーインに角度を付けてみました。
完成です
完成しました。SIクランクはキャノンデールの象徴っぽくて良かったのですが、メンテナンス性の高いシマノクランクもまた魅力的であるため、暫くこの仕様で乗ってみます。
追記 : フロントディレイラーの位置を少し下げました。
赤丸のところを数ミリ下げました
セミコンパクトクランク(52-36)からコンパクトクランク(50-34)にした事で外径も小さくなったと思いますので一応フロントディレイラーの位置を下げました。バンド式のものよりも直接固定式の方が左右に動かない分、楽に調整出来ますね。そのままでもキチンと変速していたのですが、念の為の処置です。