2018年4月28日~30日、BCの聖地「立山」に行ってきました。
今年は雪解けが早く雪も少なめでしたが、立山はまだまだ多くのスキーヤーとボーダーで賑わっていました。
写真は山崎カールの様子です。BC初級者である私の立山デビュー戦は、“いきなり雄山山頂からの滑降”…とはいけず、一ノ越から山崎カール方面へトラバースしてからの滑降となりました。それでも雷鳥沢までの約1.5km、最高のザラメに少し細めの板のZUMA eclipse(センター86mm)は良く走ってくれました。メーカーセンターから約5cmのセットバックもBCシーンではトップが踊りにくく良かったのではないかと自己解釈しています。
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今回、扇沢からアルペンルートで室堂入りしました。時期も時期のため、なかなかに混雑していました。
6時半くらいに扇沢を出て、臨時便やら何やらで2時間ほどで室堂に到着しました。アルペンルート便利ですねぇ。室堂に到着後、まずは予約してあった立山室堂山荘に向かいました。この宿は室堂から歩いてすぐのため、とても便利な場所にあります。
ここは日本最古の山小屋と呼ばれていますが、中身は至って普通に今風な宿です。相部屋は細かく10畳前後の部屋に分かれており、乾燥室もお風呂も個室もあります。自分らは10畳の相部屋に2連泊しましたが、28日(土)は5人、29日(日)は7人と大混雑というほどでもなく割とゆとりがあり快適でした。
宿に荷物を預け、ウォーミングアップでさっそく宿の裏手にある室堂山方面の緩斜面をハイクしてみることにしました。天気最高で雪も緩み、滑り頃な感じです。
斜度も緩めで距離も短く、また斜面も広いので、初めての立山滑走コースとしては最適な場所かと思います。
初日はこれでおしまいにしました。夕焼けと雄山から上がる満月が綺麗です。
2日目、8時過ぎから一ノ越へ登ってみることにしました。狙いは山崎カールのローソク岩の下部から雷鳥沢キャンプ場までのコースになります。朝は締まり気味の雪でしたがシールもよくききました。谷沿いのコースと浄土山に寄った側の斜面をトラバース気味に登っていくコースと2つのコースができていました。自分らは後者のコースを選びました。
1時間半かかってようやく一ノ越です。最後の登りは急登でシールだけだとズリ落ちそうになりましたが何とか登り切りました。
一ノ越に着いて振り返るとミクリガ池辺りの雪が硫黄で黄色く変色していました。
雄山方面はもう夏道です。
画質悪いですが、雄山への登り口の左側から山崎カールまでトラバースします。
途中クラックしている箇所がありましたが、そのちょい上をそのまま慎重に通過しました。そして山崎カールに到着!ローソク岩のだいぶ下のところに出ました。登り返す元気も残っていませんでしたのでここからドロップインです。10時頃でしたが、雪は既に緩んでいて滑りやすい状況でした。
そして、あっという間に雷鳥沢のキャンプ場に着いてしまいました。
滑ってきた全景を振り返ります。人もいなく広大なバーンは楽しかったなぁ。
このあとは室堂まで登り返しです。
意外と急登な斜面をいくつか超えながら途中ライチョウの応援も頂き、1時間ほどで室堂山荘まで戻りました。
初めての立山BCはこのくらいでおなか一杯です。大好きな山とスキーの両方を堪能できるBCは最高に贅沢な遊びだと改めて感じました。体力も技術も無い自分ですが、もっと経験を積んで更なる斜面に挑戦したい…などとおこがましい事を思いながら、滑ってきた記憶を繰り返し思い出しニヤニヤしながら2日目を終えました。(最終日に続く)