長引く外出自粛の中、四季折々の山の魅力を振り返るシリーズも遂に一回りしてしまいました。
というわけで今回は春山登山の魅力について記します。
春山登山といえば残雪が魅力
因みに初めて登った百名山は金峰山、瑞牆山(奥秩父)で春山でした。豊富な残雪に感動しつつ4本爪のX(エックス)アイゼンで歩いた想い出です。
で、その後、味をしめ「谷川岳蓬峠」「尾瀬燧ヶ岳」等ろくな装備も持たず登り、遂にはゴールデンウィークの「雨飾山」でプチ滑落する始末。岩に激突して当時買ったばかりの6本爪アイゼンを破壊してしまったりと。。今思えば無鉄砲な山行を繰り返していたと思います。
それでも残雪シーズンは気候が良く雪山を愉しめるのが魅力です。そして社会人になり知り合った山仲間さん達から改めて春の雪山の面白さを教えて頂きました。
2013.04 長塀尾根〜蝶が岳01
2013.04 長塀尾根〜蝶が岳02〜ちょいと休憩…
前日の降雪でフカフカ雪でした。が、なんせ疲れる長塀尾根。途中で何度もリタイアを考えました。
2014.05 涸沢カール
2014.05 北穂沢
翌年残雪期の北アルプスにチャレンジしました。この時は地震が頻発しており、その影響か知りませんが至る所に写真のように雪崩れた跡がありました。
2017.05 南アルプス小仙丈岳に向かう途中
2014.05 涸沢岳より槍ヶ岳を望む
2018.05 立山、龍王岳(東一ノ越に向かう途中)
融雪が進みツボ足だと苦戦する時期ですが、山の地肌と残雪のコントラストはこの時期ならではの美しい景観です。
2015.05 北穂東稜、通称ゴジラの背
2015.05 北穂、松濤岩
残雪と岩の組み合わせもまた迫力満点です。
ゴールデンウィークの混雑という風物詩…
因みにここ1年ほぼ人混みには出なくなりましたが、今年のゴールデンウィークも昨年同様におうちモードの予感です。
今まではゴールデンウィークはメジャーな山での大混雑は当たり前でした。
2015.05 涸沢のテント村01
2015.05 涸沢のテント村02〜上から見下ろす
2014.05 白出のコル目指して蟻の行列の如く奥穂目指して登るアルピニスト達
2018.05 扇沢駅からトロリーバスに乗って立山黒部アルペンルートに向かう人人人
春はあけぼの
これだけ人で溢れ返るのも、素晴らしい景色に出会う為だと思います。とりわけ高所での春山のご来光は残雪とのバランスで、冬山とは違った魅力ある景色だと思います。
2013.04 蝶が岳よりご来光
2013.04 蝶が岳からモルゲンロートに輝く槍穂を望む
2017.05 小仙丈岳よりご来光
2014.05 八ヶ岳権現岳01
雲海に浮かぶ富士山は、やはり素晴らしい。。
2014.05 八ヶ岳権現岳03
春霞?この淡い感じが良いですね。
花と新緑
この時期の鉄板はやっぱり花と新緑でしょう。
2013.04 三浦半島、大楠山01
藤の花を見ると5月になったなぁって実感します。
2013.04 三浦半島、大楠山02
2013.04 三浦半島、大楠山03
水面が綺麗です。
2013.05 茅ヶ岳 ヤマツツジ
ここはトウゴクミツバツツジが有名だそうですが、、、
2014.05 南紀(山じゃないけれど) 鮮やかなピンク!
2016.05 南アルプス日向山
2014.05 上高地〜徳沢 ふきのとう
2019.05 三頭山の新緑01
2019.05 三頭山の新緑02
動物たちも
2017.05 歌宿から北沢峠に向かう途中で出会ったカモシカ
2017.05 小仙丈岳付近で雷鳥と遭遇、5月下旬頃には冬毛から生え変わります
春スキーを始められた幸せ
最後の締めくくりは、春スキーシリーズです。バックカントリーで最高のザラメを滑る事ができる素晴らしい季節です。ヒャッホーバーンをいくつかが紹介します。
2018.05 立山タンボ平から黒部平駅までショートカット?
今までで一番達成感と充実感を覚えた滑りですね。
2018.05 立山一ノ越へ向かう
2018.05 乗鞍岳より槍ヶ岳を望む
2019.05 白馬乗鞍岳から天狗原へ
2050.04 船越ノ頭より白馬三山に向かってダイブ
斜面に吸い込まれるようにドロップインする時は何とも快感です。
ここ2ヶ月程は私生活が荒れて身体をだいぶ酷使し体力もめっきり落ちました。体調的にはかなりすぐれない日が続いていますが、今年最後の春山の魅力に出会ってみたいかなぁ。
でも疲れるの嫌だし…
ちょっと考えてみます。。