ワンゲル部の記録長さん

山ですぐバテちゃう記録長さんの日記

ゴールデンウイーク前半、BCの聖地「立山」を滑る②

立山BCの最終日は、タンボ平を滑って黒部平まで行こうということになりました。途中、東一ノ越のトラバースもあり、WEBから諸先輩方の情報を何度も確認し、シミュレーションしてから臨みました。

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2度目の一ノ越までのハイクです。昨日より1時間早い7時にスタートしました。

この時間だと一ノ越直下の急登はまだガリガリに凍っており、持ってきたクトーが役立ちました。但し、ツボ足の跡もあるため板の置き位置によってはクトーはききませんので要注意です。

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少し身体が冷えたため山荘で少し休憩をとりました。

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シールはよく見れば端が白く汚れています。おそらく昨日のミクリガ池辺りのハイクで硫黄による汚れが付着した為と思われます。(洗っても大して落ちませんでした。)

 

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御山谷方面はもう雪解けが進んでおりダム付近の渡渉は困難とのことで黒部ダムへは抜けられないそうです。

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ですので、予定通り東一ノ越へトラバースしてタンボ平を滑ります。上の写真は、一ノ越から見た御山谷方面ですが、トラバースポイントは意外に近く、写真の左上になります。(夏道が見えています。)

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拡大するとこんな感じです。青がスキーで移動、緑が歩きで移動です。ピンクの丸のところは板一本通すのがやっとな感じですが露出している岩に注意すれば何とかいけます。

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実際に近づいたところ。斜度もそこそこあります。

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その後は、小さな雪渓のトラバースを4~5回ほど繰り返し越えながら1時間弱で東一ノ越に到着します。

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東一ノ越に到着しました。再びスキーを履いて、標高2,480mから黒部平1,830mまで標高差650mを滑り降ります。

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いよいよドロップイン!自分にとってはもの凄い斜度です。ひゃ~。

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画面中央の黒部平駅に向かって左から大きく回り込む感じで滑り込みます。立山ロープウェイが頭上を通るため下手クソな滑りはできませんが、早くも太ももがパンパンになり結果ヘロヘロに。。

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何とか滑り降りました。下半分は雨による縦溝がひどく一緒に行った山師匠さんも「舟を漕いでいるようだ」と表現しておりました。最後、黒部平駅まで4~5分登って終了です。

今回、初めて本格的な山岳エリアでBCにチャレンジしたわけですが、条件次第では何とかいけそうな実感を得ました。とはいえ雪山は危険がいっぱい潜んでいます。これからも経験を積んで楽しいBCライフを過ごせるよう頑張りたいです。