ウィンタースポーツ用のアウターは、目的別で選びたい…という建前にかこつけて、あれやこれやと安い海外通販やセカンド市場を駆使しながら色々揃えてきましたが、今回バックカントリースキー向けにソフトシェルを新調しました。
Millet(ミレー)のVERTIGO GTX JKTという多分10年位前のモデルです。
目的別にアウターをチョイス
ぼくの場合、だいたいこんな感じで目的別に雪山用のアウターをチョイスしています。
- 厳冬期登山、高所BCスキー → Marmot 3Lタイプのハードシェル
- トップシーズンのゲレンデスキー → BURTON akダウンジャケット
- 春スキー、春BCスキー → Mountain Hardwear 2Lタイプのレインウェア
(過去のアウタージャケットレビュー:山用のジャケットは青色が多い(ジャケットあれこれレビュー) - ワンゲル部の記録長さん)
今回は、1.のBCスキー使用目的でソフトシェルを新調した感じです。
ところで、今までのアウターは肥満時に買ったものばかりで海外XLサイズ(日本2XL)が多かった為、今となってはサイズが全く合いません。なので今回痩せた分、適正なサイズの物を求めてMサイズにしたというのもあります。(恐らく今回のソフトシェルも海外モノっぽいので日本Lサイズ寄りだと思いますが。)
今まで着ていたXLサイズのハードシェルと今回購入したMサイズのソフトシェル。きっちりニ回りほど大きさが違います。
自分的な雪山用アウタージャケットへの拘りは「脇下のベンチレーション」「パウダーガード」「メットインフード」です。今回のモデルは全て条件クリアとなります。
これは、BURTON akダウンジャケットでも同じ機能が付いていた訳ですが、、
しかし、こちらはダウンのため熱がこもり過ぎて山には向きません。専らゲレンデ用としてのみ着用していました。
ハードシェルとソフトシェル、どっちがどういいの?
さて、ハードシェルとの違いですが、ソフトシェルの方がしなやかに着こなせる分、フリース生地などのおかげで重くなっています。
ハードシェルも3L(スリーレイヤー)で若干厚手の為551gありましたが、今回購入のソフトシェルはその上をいく862gでした。畳んだ時の大きさもフリースによる嵩張りでハードシェルよりも一回り大きくなります。(今時のはもっと軽く小さく畳めるのかもしれませんが…)
撥水性能はというと、、
ハードシェル(左)もソフトシェル(右)もどっちも良い感じです。ただ耐風防水性能は?というとやっぱりハードシェルに軍配が上がると思います。耐風性、防水性は先日の八ヶ岳でもハードシェルの強みが遺憾なく発揮され大変助かりました。
(友人撮影)15m/s程度の風なら殆ど苦にならず快適そのもの…
なので、
◆ハードシェル
- 軽量重視の雪山登山向き
- レイヤリングで防寒
- 耐風、防水性能に優れる
◆ソフトシェル
- しなやかにアクティブに動けBCスキー向き
- 単体で温かい(でも暑いかも⁉︎)
- 低山でも気軽に着られる
みたいな感じでしょうか?
人それぞれかもしれませんが。
初めてソフトシェルを購入したのは今から12年位前だったと思います。当時mont-bellで買ったのですが、こんなアウターが出たんだって感動したのを覚えています。
まだ持っています…
フリースジャケットのシェル化した感じで春秋登山用に着ていました。やっぱりちょっと重いのですが、シェル(殻)のソフト版って事で「ソフトシェル」だったと記憶しています。で、それまでのシェルが「ハードシェル」なる呼び方になってしまったと、、。
その内、もっと薄くて軽くて表面が丈夫なフリースジャケットが出てきて、あまり着なくなりました。
今回、久々にソフトシェルを新調した訳ですので、ソフトシェルの価値を再度見つめ直す為にも様々なBCスキーシーンで活躍してもらいたいものです。