もう、かれこれ1ヶ月半ほど経ちますが、愛機のZZR400の調子が何となく悪くモッサリしていたので、県内のガレージ屋さんで見てもらう事にしました。
結果、バッチリ気持ち良く回るようになりました。
足元からカツンカツンと変な周回音と振動が出るようになった事をきっかけに、プロに見てもらおうと思った次第です。
また、燃費も高速と一般道問わず16km/lと悪く、しかも出だしがモッサリしていて原付に負けるイメージだった事もあり、今回は徹底的にメンテする事にしました。
◼️今回のメンテナンスメニューは…
- チェーン、スプロケ交換
- エアクリーナーボックス歪み修正
- キャブレターOH
- フロントフォークOH、ステムグリスアップ
- イグニッションコイル接点復活
- フューエルコックパッキン交換
- フロントブレーキOH ※やり直し
- ワイヤー類交換
こんな感じです。
1.チェーン、スプロケ交換
周回音と振動は、恐らくチェーンに原因がありそうだったので交換となりました。ZZR400は600ccと同じボディという事もあってか、純正で530のチェーンを使用しています。ただ、今回はコレを520にしました。
チェーンの幅が狭くなった分、軽くなりました。
重厚な純正スプロケット。
520にした為、スプロケットも薄い物に交換しました。
尚、スプロケットの丁数ですが、
- N型前期:15-52 (3.46)
- N型後期:17-46 (2.8) ※ N7位から変更らしい
となっており、今回店主の勧めで16-44(2.75)にしてみました。 2-3速がクロス気味の若干ローギア側寄りですが、純正とほぼ同じ2次減速比です。出だしも軽やかで、高速でも程良く伸びる仕様です。因みにZX-4用スプロケ(44丁)を使用しました。
チェーンを520に、スプロケを16-44にした事で、何ともいい感じに軽やかに走れるようになった気がします。気になる周回音と振動もピタッと無くなり、むしろ静か過ぎるくらいギアチェンジもシームレスになった印象です。勿論キャブや点火系見直しによるエンジンのスムーズさも相まっての事かと思いますが。
2.エアクリナーボックス歪み修正
持病の様ですが、友人のZZR400乗りのエアクリも皆さん蓋が浮いていました。
2りんかんで、エアクリのフィルター交換をしたばかりでしたが、中にあるはずの網状の仕切り板が蓋と本体の間に挟まっていた様で、そもそもちゃんと蓋が閉まっていませんでした。ただこの部分、ZZR400の持病の様で、例え仕切り板が挟まっていなかったとしても熱で歪んだエアクリの蓋はちゃんとは閉まりません。メーカーで対策用の押さえるバチの様な物が出たくらいです。
Webike | KAWASAKI純正部品 カワサキ純正部品 プレート ZX400-N7 13271-0734 ZZR400(13271-0734) | AIR CLEANER 通販
引用: Web!keサイトより
今回エアクリーナーボックスの歪みを直すべくヒートガンで温めながら修正して頂きましたが、完全には直らず、隙間を埋めるパッキンを自作頂き直しました。今まで2次エアーを吸っていた様ですが、今回これでほぼ解決したと思います。
3.キャブレターOH
これは、嬉しい作業内容です。キャブ車乗りなら避けては通れないメンテナンスメニューなので、今回作業できて良かったです。
因みにキャブにくっついているラッパのようなヤツですが、中に液体ガスケットのような物が塗りたくってあったようで、ガム状になった状態で色々空気の道を塞いでいたそうです。勿論除去してもらいましたが、前のオーナーも2次エアー対策に躍起になって、やられたのかもしれません。お陰様でパワーもしっかり出るようになりました。
4.フロントフォークOH
フロントフォークの付け根部分がだいぶ削れていました。
実は、フロントフォーク歪んでいました。ヤフオクで一応ショップにて購入したZZR400でしたが、事故車だった可能性が出てきました。右のフロントフォークに歪みがあり、交換になりました。ついでにステムのグリスアップもして、とても良い状態にはなったのですが、今まで片方だけ十分にショックが効いていなかったようで、自分の鈍感さも含め驚きました。。
5.-8.その他諸々作業
その他、イグニッションコイルの接点復活でキッチリ点火するようにしたり、フューエルコックからガソリンが染み出ていたようで、パッキン交換などしてもらいました。
顔にしか見えないパッキン。
あと、チョークワイヤーとスロットルワイヤーですが、割れたパーツをビニールテープでグルグル巻きになっていたので、交換してもらいました。
なぜ、ビニールテープ?よく割れるらしい。
フロントブレーキについては、ほんの半月前に2りんかんでピストンなども交換するオーバーホールを実施したばかりでしたが、ブレーキフルードが両方とも漏れていました。念の為、再度分解してから組み立て直してもらいフルードの漏れは無くなりました。
まだまだ4万5千キロ。これからです。
冬でも定期的に乗ってあげたい…
今回それなりにコストをかけて修理しました。長く乗るためにもメンテナンスは必要です。またプロに見てもらえると安心感も増します。
ショップから車両を引き上げてから既に1ヶ月以上乗っていませんが、エンジンは一発でかかりました。これから、ますます寒くなりますが、ここは頑張って乗ってあげないとですね。