ワンゲル部の記録長さん

山ですぐバテちゃう記録長さんの日記

岳都・松本 山岳フォーラム2017開催です!

もしも登山やトレッキング中、休憩ポイントにトイレが無かったら、皆さんはトイレどうしていますか?

今回は、登山者やハイカーによる「携帯トイレ」の自発的活用を啓発し、恵まれた日本の山岳遺産を守ろうとしている方々の話になります。

 

第7回 岳都・松本 山岳フォーラム2017が来月11月25日(土)と26日(日)の2日間、松本市内の「まつもと市民芸術館」にて開催されます。

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こちらのイベントは、過去2回ほど展示ブース出展企業さんのお手伝いで参加した経緯があります。(今年も久し振りに参加予定です。)

当初は、電気や水もなく過酷な気温差のある北アルプスのトイレ事情を災害用携帯トイレの二次活用で改善するというマーケティング活動の一環での参加でした。(過去記事:防災用トイレは再利用される をご参照ください。)

 

「山岳フォーラム」という名前だけあり、毎年山小屋のご主人など山に因んだお仕事をされている方々も多くいらっしゃいます。その中でも特に私が北アルプスのトイレ事情にのめり込むきっかけをくれたのが、のりくら観光協会の方との出会いでした。

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※2014年の第4回 山岳フォーラムでの一コマ。真ん中は「ほっ!トイレ」の社長さん。

 

その日、少し派手目な服装に身をまとった方が、私の支援先の展示物である「携帯トイレを利用したブース型トイレ(以降「携帯トイレ専用トイレブース」)」の前に現れました。この方こそが後に乗鞍高原内での携帯トイレ専用トイレブースの設置に一役買った「のりくら観光協会」の“ペンションMADONNA”の女将さんになります。

彼女いわく、トイレは女性の視点だと言います。それは、くしくも私がお手伝いしていた携帯トイレ「ほっ!トイレ」のコンセプトと全く同じものでした。(エクセルシア社のほっ!トイレ の製品紹介ページ)

 

冒頭に申し上げた

「もしも登山やトレッキング中、休憩ポイントにトイレが無かったら…?」

まだまだ男性の多くは「その辺でするよ~」が回答かと思います。でも女性の場合は厳しいでしょう。。例えばスノーハイクに乗鞍高原を訪れたハイカーは、冬場凍結する水洗トイレは閉鎖され使えません。またその辺でする訳にもいかず大変困る話なのです。

 

映画「岳」(小栗旬長澤まさみ主演)にも出てくる描写ですが、山でのトイレは「キジ撃ち」「お花摘み」などと形容され、フィールドで“シ”ちゃうのが常でした。

でもヤマケイ(山と渓谷社)のOBが活躍する企業が発信した「富士山からはじめよう」を合言葉にいわゆる「山ガール」ブームに火がつくと山人気は年々伸び、山の自然で人が入っていく事ができるエリアにおいて「人のし尿」の絶対量が飽和状態を超えたのではないかと思います。(過去記事:今年の山トイレ活動をご参照ください。)

山岳地域でのトイレ問題は「利用者」だけの問題ではなく「観光業を営む者」「行政」そして「企業」を巻き込み、無視できないところまで来ていると言えます。バイオトイレ導入促進への関心が高まり環境省が本格的にそれに乗っかり始めたのもこの頃からでしょう。

 

ただ、バイオトイレって非常に高価なものも多いと聞きますし、ハイシーズンごとにトイレを設置したり仕舞ったりを余儀なくされるような場所(雪に閉ざされる、微生物が生きる温度を保てない等)では不向きだったりします。なので、電気も水も微生物も要らなく低コストで環境に配慮できる「携帯トイレ専用トイレブース」が乗鞍でも注目されたのだと思います。

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※写真は、乗鞍高原内の実際の「携帯トイレ専用トイレブース」です。エクセルシア社のSNS投稿から勝手に拝借しました。すみません。

 

しかし、携帯トイレ専用トイレブースって、「はい設置しました!」で終わらないのですよね。いくら薬剤が「臭わなくする」といっても「し尿」は放置できず処理する必要があります。要は片付ける仕事が発生するのです。利用者の協力も当然必要ですが、そこで生活している人々が自然と対峙しながらこのトイレの問題に取り組み、努力で守り続けた結果に我々が「なーんだ、必要な時にトイレあるじゃん!」となっている事に気付きました。

 

この乗鞍高原における山トイレ活動(以降「トイレ設置推進隊プロジェクト」)に参加している方々が、シーズンごとにトイレブースを設置してはメンテナンスし、そしてシーズンオフに大切に仕舞い、また次のシーズンに設置しているという事を知ったのです。 

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※写真は、トイレ設置推進隊プロジェクトのSNS投稿より勝手に抜粋しました。すみません。大人4人で運んでいます。お疲れ様です。

 

こうした動きは、行政の枠をも超えるかもしれませんね。今年はトイレ設置推進隊プロジェクトに参加されている方々で「トイレサミット」なるものも開催されたようです。今まで「長野県~」「岐阜県~」みたいに行政区域別に分かれた活動を行っていた観光協会がお互い“トイレ”という課題をきっかけに集まって議論を始めたとの事です。環境省の事を悪く言うつもりはありませんが、お上のお達しよりも現場からの底上げパワーの方がずっと進んでいると感じました。それは机上の理論や慣例などに縛られること無く真に身に迫ったところから発せられる「何か」を原動力として活動するからなんだと思います。

 

トイレ設置推進隊プロジェクトの凄いところはまだあります。処理する「し尿」を「肥料」に変えて、花を育てよう!というのです。

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※またまたトイレ設置推進隊プロジェクトの写真を勝手に拝借しました。

この写真も「トレハナ」というロゴもとても素敵だと思いました。何でも長野県の元気づくり支援金で携帯トイレ専用トイレブースの設置を推進し、そこから処理されるし尿を肥料に変える…「トレハナ」=トレッキングを楽しむ皆様にご協力いただく携帯トイレのし尿を肥料として再利用し栽培しています…という事だそうです。利用者はトイレでスッキリできて、花も育つという正に一石二鳥な話だったのですね!

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乗鞍高原に行かれる機会がありましたら是非、携帯トイレ専用トイレブースを利用してみてください。

バックカントリースキー用に伸縮ポールを買ってみました

結論から言うとスノーボーダーさん御用達のBlack Diamond (ブラックダイヤモンド) Expedition 3 (エクスペディション3)の少し前のモデルを買いました。

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「エクスペディション=遠征」だなんて、いいネーミングじゃない?

手首を通す紐の捩れ具合が計算されている感じで凄く良くて、紐ごと握りやすくなっています。

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前にアルペン用にBOOKOFFで買ったLEKIvoodoo6.0(だいぶ古いやつ)と比較してみます。

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こちらはグローブを着ける感覚で装着するので、紐ごとは握りません。なので手を離してもポールは手首にくっ付いたままになります。リフトでも両手が使えて便利です。ゲレンデ向きですね。バックカントリー用のは、手を離せばポイっと捨てられます。雪崩に巻き込まれたらポールがアンカーになっちゃいそうですし、それでいいです。

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並べたところ。LEKIの方は今更気づいたのですがアッパーはカーボンで出来ていました。軽い訳です。

 

しかし、今までどうもこのポール(ストック?)という代物に対し購入のモチベーションが上がらないでいました。というのも高機能ポールの必要性をどうしても感じられなかったからです。

 

僕が登山系ギアで重視したい点は無駄の排除です。あるいは軽くて嵩張らない事です。なのでポールの場合で考えると、

【登山の場合だと】

●夏は無くても困らない…

●冬はピッケルを持つのでむしろ邪魔になる…

つまり、要らない!!という思考回路です。あっても安いノーブランド品のカーボン製伸縮ポールがあれば良しと考えていました。

 

これがスキーの場合で考えるとだいぶ思考回路の基準が落ちます。

【スキーの場合だと】

●登りの行動が無い分、多少重くて嵩張っても実用的なら別に良い

と考えます。なので、今まではヴィクトリアとかでレジ横あたりにぞんざいに置いてある箱の中の”1セット1,000円”みたいなのを使っていました。重いですが、かなり丈夫だし。

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コレです。年代モノです。でも昨シーズン1本無くしてしまったので、前述のLEKIを買った次第です。

 

で、今回バックカントリーって事で、登りもあるしスキーとはいえ山の要素も大きいのでは?との考えから、登山・スキー両方の中間的な感じのポールだと思えたこのBlackDiamondの伸縮アルミポールの購入に至りました。

 

選んだ理由は、
・ブラックダイヤモンドという、そこそこのブランド所有欲を満たす
 (一番最初にコレ来ちゃったよ…)
・アルミ製でバックカントリーシーンで乱暴に扱っても折れなそう+軽すぎない
 (乱暴には使いませんよ)
3セクションの伸縮ポールでコンパクトになる
 (スキーヤーなので実際にはほぼ縮めないですが)
・中古品で安い
 (どうせ傷が付くものなので、多少キズがあった方がむしろ気楽)
・スキー板と色合いが同系の青色
 (ジャケットが青になったあたりから青系のギアが増えた)
・3/4のコンパクトなバスケットが付いている
 (パウダーバスケットと交換してみたりして冬と春で違った気分を味わおう)


とまぁ、どれも大した理由ではないですが。。

 

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で、気付いたら安物買いの何とやらで、結局こんな感じに笑。

 

左から

アルペン用のLEKIのポール、

・今回バックカントリー用に買ったBlack Diamondの伸縮アルミポール、

・夏山用にAmazonで買った安いカーボン製の伸縮ポール(嫁とセット)、

・家族で1回だけ行ったスノーハイク用の伸縮アルミポール(スノーシューとセット品)、

・そして交換用スノーバスケット達。。

 

 いやー、バックカントリー用って実は真ん中の安いカーボン製の伸縮ポールに交換用スノーバスケットを付けるか、むしろスノーシューとセットのポールそのものでも良かったかもですね。

しかし今回シーズンの終了後の真夏の暑い時期もせっせとバックカントリースキーに想いを馳せながらギアを揃えた気持ちの延長として、

 

「やっぱり何か良いバックカントリー用のポールを買いたい…」

 

 という単なる所有欲的な影の理由が潜んでいたのは言うまでもありません。

 

今回も某オクを利用して購入しましたが、事前にいつも週末にフラッと立ち寄るICI石井スポーツの店内をウロウロしながら今時のポールを物色してきました。

まず目に付いたのが板もK2ということでコレ。

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(どこかの海外サイトから写真を勝手に拝借)

K2 LockJaw Carbon145 (ロックジョーカーボン)

おぉ、なんかカッコいいぞ。しなりの良いカーボンアッパーと高強度な7075アルミニウムローワーで構成かぁ。スノーバスケットも95mmとデカく、石突き部分も長めでパウダーでも沈まないって訳っすねー。さすが。

 

K2も良いけれど、G3もデザインセンスが好きなのでちょっとスマホで検索…と、青色のカッコ良いポールが出て来ました。

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(北海道で超有名な某ショップさんのサイトから写真を勝手に拝借)

G3 VIA CARBON(ヴィア カーボン)

これまた素敵なデザインですねー。手首の紐はY字になっていて握りやすそうです。

 

で、あれ??気づいたのですが、バックカントリースキー用の伸縮ポールって大して伸縮しない(=全然コンパクトでは無い!)ではないか!?ということです。

 

なので店員さんに聞いてみました。が、答えはシンプルな内容で、

 

店員さん:「だって、スキーヤーはポールを常に持っているでしょう?バックパックにしまわないのだからコンパクトで無くても良いんです。」と。

ぼく:なるほど。では何故ちょっとだけでも伸縮させる必要があるんですか?

店員さん:「人によってのジャストサイズを調整できるってのもあるのですが、登りは短くし、滑降の時は伸ばすでしょ?」との事。

ぼく:そうでした、登山シーンでも同じでした。では、どれがお勧めなんですかねー?

店員さん:「多少伸縮すれば何でもいい。もし既に伸縮ポールとスノーバスケット持っているのでしたら買わなくていい。」と(*´ω`*)。

 

だから「何か買いたい」のである笑。

 

お店の品物はどれも15,000円前後と新品なりのお値段ではありましたからね。躊躇しますよ。で結局お店を後にして、ネットで見つけたこちらを購入した次第です。でも満足〜♪夏用伸縮ポールにスノーバスケット付けるよりも何だか頑張れそうです。(物理的には何にも頑張れる要素など無いのですが)

 

同じ気持ちの延長で視界が狭くて気になっていた中華製ゴーグルも、超ワイドレンズがウリのElectricゴーグルに変更しました。といっても6年前のEG2 specter新古品です。嵩張るので、正直「登山用」としては実用的では無いです。

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因みにゴースト柄がやけにfor ladiesって感じですが、これもレンズ部分とバンド部分が青だからって理由で購入へ。今の流行りはフレームレスっぽいですが、フレーム有りもカッコいいです。Electricの旧ロゴも好きです。

 

もう買い物依存症※かな…<※CBD(Compulsive Buying Disorder)というらしい>

ただ、買ってるものがこれら小物なんで、大変おこがましいですが。

 

でも最大の問題は、そもそも6月に手術した左肩が治っておらず医者からスキーやってもいいというお墨付きを未だ得られていない点だったりして。。(本末転倒…チーン)

 

買ったギアを無駄にしないためにもリハビリ頑張ろうっと。

いよいよシーズンイン!クライミングシールのメンテします…

遠足の前日に張り切り過ぎて余計な準備して台無しにしちゃう事って無いですか?例えばお気に入りの服を洗ってない事に気付き、急いで洗濯したら翌朝迄に乾かなかったとか…

 

今回はそんな失敗話です。

 

富士山2合目にあるスキー場「スノータウンYeti」もオープンし、いよいよ2017-18もスキーシーズンに突入って感じです。ゴールデンウイーク以降ずっとこの時を待っていました!今年は怪我の治療で全くアウトドア活動が出来なくて色々ウズウズしてたのも相まって、いい歳こいてかなり浮き足立っております。正に遠足の前日状態です。(オッさんの遠足ってあまり想像したくない笑…)あまりに落ち着かず、そろそろスキー用品店も冬用の棚に変わってるかなと思いICI石井スポーツに行ってみました。残念ながらまだ秋山向けの内容でしたが。

取り敢えず来月あたりからボチボチ滑り始めたく、まずは今のうちに出来る事をと思い、よせばいいのにクライミングシールのメンテをする事にしました。さー失敗の始まりです。

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定番のブラックダイヤモンドのゴールドラベル(グルー)を買ってきました。

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k2 coomback181専用の中古クライミングシールです。そこそこ綺麗でそのままでも良いのですが、端っこがすこーし粘着力が弱い感じが気になったので、こいつ(ゴールドラベル)を塗って伸ばしてアイロン当ててローラーかけて乾かそうという魂胆です。因みに冒頭の通り、失敗しました。手を抜き過ぎました。

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場所が無いのでテーブルにシールを広げます。

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電熱スクレーパーなるものはありません。。古いグルーそのままに気になっていた端っこの方だけゴールドラベルを塗り塗りし、トイレットペーパーの芯で作ったヘラで軽く伸ばしてあげます。

さて、クッキングシートでも敷いてその上からアイロン当てようと思ったら、あれれ…ウチにあったのはクッキングシートではなくクッキングペーパー(油を吸わせるフワフワのやつ)では無いですか!

 

くぅー、この辺詰めが甘いです。。(ずっとクッキングシートだと思ってたよ)

 

仕方がないので、光沢紙のチラシでやってみます。

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ローラーも無いし先週空けたワインの瓶も捨てちゃったので、空っぽのスプレー缶を使ってゴロゴロします。中味が空の缶だったから良かったのですが、これ熱くなるので缶は非常に危険です。

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こんなので、良いのか…

ちょっと覗いてみる。

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あーやっぱり…ベトついただけだ。

更に8時間ほど放置したところ、、

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うーん、粘着力は増したのですが、単なる厚塗りで板にグルーがくっつきそうです。

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で、試しに板に装着してみました。しっかりとシールがくっつく感じではあります。

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恐る恐る剥がしてみたところ。ホッ。何とか板にはくっつかなかったです。

 

というわけで、雑な仕事の事例発表でした。自己分析するに作業途中に乾かすとかの時間を空ける行為が苦手です。今思えば脱臼手術後に固定期間を終えた直後に骨をくっつけるネジを緩ませてしまった時も同じように焦って先走って失敗したような感じです。

 

またの機会にやり直そうと思います。そういえば段取り9割と先輩がよく言ってたっけな。

 

立体地図を見るのが好きだ(後編)

どうでも良い趣味ですが、前編 からの続きです。3Dプリンター全盛のこの時代に、文房具屋さんでケント紙を買ってきて、等高線を手作業で写して切って貼って、立体地図模型を作るというとてつもなく地味な作業ですが、いよいよ標高3,000mに達しました。

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北穂高岳(3,106m)、涸沢岳(3,103m)、奥穂高岳(3,190m)、前穂高岳(3,090m)にピークが分かれますので作業が独立峰の時よりも煩雑になります。

ところで今更遅いですが、作業していてこのあたりから気付き始めたことに、途中から標高を強調しようと思い立って2,500m付近から紙を水増ししてきたせいで何だか歪な感じに。。ただし引き返す事もできずこのまま続けます。

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そして、奥穂高岳最後の急登を行きます。等高線で囲まれた形が「Dr.スランプ」に出てくる「うんちくん」みたいだと余計な雑念に駆られながらもいよいよその時を迎えます。

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これ、3,190mのラストピース。そして、はい登頂。(心の旅ですが…)

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ここからは、着色開始です。中学時代おたくにも美術部だったのですが、その時に顧問の先生に教えてもらった一番好きなアクリル絵の具のチョイ足し「モデリングペースト」を使います。

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いわゆる油絵風?に塗りつけた所をモリモリさせてくれるヤツです。これで、等高線では表現しきれなかった凸凹を作ります。前穂のギザギザや北穂東稜のゴジラの背とか、涸沢槍のトンガリとか、奥穂ジャンダルムとか、、妄想しながら完全に一人”悦”に突入し、ニヤニヤしながら盛り付けます。

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ここまできたら、乾燥させ最後に絵の具で草木や岩場、雪渓などを描いてやります。山小屋も設置したりします。

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懐かしのアクリル絵の具セットを引っ張り出してきました。準備完了です。

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ベースを岩稜っぽく白く塗ってから、せっかくなので、涸沢と言えばやっぱり紅葉ということでナナカマド色に染めて行きます。岳沢側は黄色メインで黄葉をイメージします。

 

そして、とりあえず完全。続いて撮影会。。

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穂高のモルゲンロート(風)ヘッドライトで赤く照らしてみます。

 

うむ、満足。。

 

でも、作り上げてから言うのも何ですが、本物にまた会いたいですね。

立体地図を見るのが好きだ(前編)

肩の治療が長引きアウトドア的なスポーツが出来ずストレス溜まってきた頃合いに、昔ちまちま作っていた立体地図(山岳エリアバージョン)を寝室の奥より探し当ててしまった(昔作った山の模型が出て来た件ご参照)ものだから、どうにもまた作りたくなりました。

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地図(地形図)は元々眺めるのが好きですが立体となると角度を楽しめるので更にテンションが上がります。

という事で今回、日本列島を台風が縦断しているこのシルバーウィークに、北アルプスの涸沢と穂高連峰(西穂高岳を除く)の製作に挑戦です。

相変わらずアナログな手法で製作開始。国土地理院の地形図を印刷して裏面を鉛筆で擦り、等高線を鋭利な針でなぞってケント紙に写してカッターで切る。。そして、糊で貼り合わせていく…を130回ほど繰り返そうという計画です。彫刻を楽しむ感覚です。このプランによると高度約3.6cm程の穂高連峰が出現する予定です。

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基準点も無くただひたすら感覚で紙を積み上げます。

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高度2,500mを超えた付近から気づいたのですが、高度が足りないかも。。つまり、事前に計算して高さを強調するのを忘れたのと今回初めて使ったケント紙が思いのほか薄かったのとで距離と高さがほぼ1:1になってしまいました。

 

ところで、前回の作品より10年近くの年月が流れた現代ではテクノロジーも発達し、国土地理院の3D立体地図データをダウロードして3Dプリンターで簡単に立体地図を再現できちゃうそうです。(国土地理院地理院地図サービスのページ:https://maps.gsi.go.jp/3d/creating.html)

中でも凄いと思ったのは、A4コピー用紙を原料とするフルカラー3Dプリンター「McorIRIS(エムコアアイリス)」です。こいつは正に僕がやろうとしている事を完全にそして正確に再現できる凄い奴なのです。コピー用紙130枚位ならコスト800円程でできてしまうそう。でもプリンター本体は860万円程するそうなので、立体地図作成サービスなんぞを生業としている業者さんにお願いすると小さいものでも1作品で1万円前後お金がかかってしまうのです。

また、後は貼るだけさ的キットも売ってます。(やまつみ:http://www.yamatumi.jp/)これもなかなか完成度高いですね。でも1作品あたり6〜7,000円します。

勿体無いですよね。

趣味と実益を兼ねて、やっぱり自分で作るしかないと改めて自己納得。

 

 さて、2,800m付近まで積み上がりました。

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白黒写真で等高線を強調しています。吊尾根が出現してきました。手作業な為、かなり荒い作りですが、上下の紙の出っ張りが逆転してしまっているような矛盾したところを後からカッターで削ってそれっぽくしていきます。

 

これで半分ちょっとか…まだまだ作業は続きます。(後編へ続く)

昔作った山の模型が出て来た件

そう言えば、アレどこやったかな?趣味で作っていた山の模型…ゴソゴソと探していたら寝室の奥から出てきました。

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 いやはや、駄作なもんで恥ずかしいのだか、こんな物作ってたのねー。恥ずかし。

 

昭和40年代後半生まれである我々は、第二次ベビーブーム世代と言われ、常に競り勝つか逃避するかの評価目線で見られがちだったような気がします。社会人になって20年ほど経ち、色々な世代の方々と接するに従いそのような感覚は徐々に薄れてきましたが。

ただその時々で人生の節目を感じ、敢えて逃避を選択した時に思わぬ産物を生み出してきたようです!??

と、だいぶ前置き長くなりましたが、要するに様々なプレッシャーやストレスから逃れたい時、自分は心の山を求め模型の山作りに勤しんでいたという事ですハイ。

 

1.記念すべき第1回目作品「槍ヶ岳」1992.8作

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2.第2回目作品「白馬大池」1992.9作

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3.第3回目作品「劔岳」1992.9作

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大学受験の為浪人生活を送っていた頃。大事な夏休み明けのこの時期にこんなの連続で作っていたのね…とほほ。まだまだ等高線と標高の計算がイマイチ合っていなくリアリティに欠け、シンプルな感じで作られていた頃です。槍ヶ岳は1989年に初登頂。白馬大池は1990年に。劔岳は未だ登頂出来ておらず。。仙人池から裏劔見たらこんな感じ?とかって模型を横にしてみたり、、楽しかった高校部活動時代に思いを馳せながら一生懸命に受験勉強から逃げていたのが目に浮かびます(涙)

この年に登った山は、

奥多摩 日の出山

のみ。

 

4.第4回目作品「谷川岳一の倉沢」1996.5作

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就職活動真っ只中。この年は就職氷河期だって分かってきちゃった頃。笑っちゃう位に現実逃避しています。一の倉沢は、魔の山と恐れられていただけに畏敬の念からこの作品が生まれました。就職という壁を一の倉沢の壁になぞらえていたのかもしれません。

この年に登った山は、

南アルプスの前衛、夜叉神峠、甘利山

霧ヶ峰 八島湿原

・西丹沢 下棚の滝

北アルプス 蝶ヶ岳常念岳

北アルプス 涸沢

とまぁ、中途半端な山行が多かったもよう。

 

5.第5回目作品「焼岳」2008.6作

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初の転職直後にゲロが出そうなくらい自分の未熟さに直面した頃。新卒で入った会社はとても素晴らしい代表の会社で、お金を頂きながら社会勉強できたと常に思っていました。にもかかわらず、ちょっと色気を出し実力を試したく飛び出したものの…すぐさま壁に直面。焼岳の如く噴火出来ず燻っていた頃だったのかもしれません。

この年に登った山は、

八ヶ岳 蓼科山

屋久宮之浦岳

筑波山

・入笠山

北八ヶ岳 白駒池、にゅう

北アルプス 八方池

・奥秩父 金峰山

子供も山歩きできる年になり、色々連れ出したりしていました。翌年には4歳の息子を連れて、この模型のモデルである北アルプスの焼岳に登頂。きっと山頂の池を山模型で再現しながら家族で登る事を夢見ていたのでしょう。

 

2017.9現在、ふとこの山の模型を思い出したという事は、また節目を感じているのだろうか?第6回目作品が世の中に出る前兆かもしれません!?(さぁ、どこの山を作ろうかなー笑)

反復性肩関節脱臼の根治に向け手術します⑧

暫くお休みしておりました当コーナーですが、いよいよ手術より12週を迎えました。

今日は月1回の執刀医先生の診察がある日になります。本来は、軽い運動が許される3ヶ月目を来週に控えウキウキな時期の筈なのですが、どちらかというとドキドキしながら診察を受けました。

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というのも、不注意で患部の肩を痛めてしまったからです。手術から9週目に(事もあろうに)真夏にスキーブーツの試し履き中、バックルをキツく締めようとして患部を亜脱臼しかけたのです。(「TLT対応のATスキーブーツを探しに」の翌日に色気を出してわざわざ地元のカモシカスポーツでもう一度試し履きしてその際に…)

その時、物凄いゴキッという音が肩関節からして一瞬ヒヤリとしましたが、その後なんでも無い風だったので、そのまま放置していました。

その後3日ほど経過し何となく違和感を感じていた患部が痛み出しました。これはもしや…と不安になり病院に行こうと何度か思ったのですが、ちょうど仕事に忙殺されていたし、また我慢出来ない痛みでも無かったので行かずじまいでした。そして、更に3週間経過した今日。。。

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 レントゲン撮影したのですが、写真中央の2本のネジで移植した骨を止めているところ、、下のネジが緩んでワッシャーが斜めに浮いておる!!!

 

やっぱり、、。゚(゚´ω`゚)゚。

 

悪い予感は当たってしまいました。医療用語で確かバックアウト*1というやつだと。。ただ、不幸中の幸いでここ2週間ほど自発的に装具で肩と腕を固定していた為、昨日あたりから痛みも引き調子はそれほど悪くは無いです。

執刀医先生より移植した骨片が折れて予定箇所からズレていなければこのままあと1週間安静にして固定して様子を見ようという事になりました。今日併せて撮影したCTの画像診断の結果が来週早々に出るので、まずは移植の骨片が折れていないかどうかの確認が鍵になりそうです。

 

10年程前に二輪の事故で左腕の橈骨骨折した際にも手術より3ヶ月ほど経過したある日、骨を止めているチタンプレートが体内で折れました。シャワーのノズルを掴もうと腕を伸ばした時でした。(この現象は横止めスクリューのバックアウトというらしく4-20%程の報告があるようなWeb記事を見た事があります。)

もち再手術となり、結局完治までに1年以上かかりました。

当時の写真・・・真ん中でパッキリ折れちゃっています。

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今回も肩関節の手術法=ラタジェ法(反復性肩関節脱臼の根治に向け手術します④でご紹介)では、これまたWebの情報によると6-7%ほどのスクリューバックアウト(ネジが緩んだり外れたり)が報告されていたりするらしいです。(この辺は医学専門家では無いので軽く流してください。)

まぁ、アレです。自分たぶん骨癒合しにくい体質なんだと思います。脂ギッシュな中年男性は特に骨癒合しにくいような記事を見たような見ないような…確かそんな感じだったと思います。加齢を感じるねぇ。

 

今は痛みが気にならなくなったから良しとするかなぁ。

 

タイミング悪く昨日スキーリフト券を早割で6枚買ったばかりでした笑。でも、何となくですが、治り早いんじゃないかなって、そう思うんですよね。早割チケットちゃんと使えるんじゃないかな?って。何となくですよ。何となく…

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再度肩と腕を装具固定したところ。装具と胴回りを包帯で縛りつけ、動かないようにしています。

 

まぁ骨の外科手術は、少しくらい斜めにネジが止まったからって大騒ぎせず日曜大工のDIY感覚で問題無い無い!!?最後には機能回復するのだから多少の事は我慢です。

 

 

追記:でも家に帰ってきて、CTの画像診断の画像を(勝手に)見てみて驚愕。。

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あれ?やっぱり下の方はネジが抜けているようにしか見えず。。

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下のネジが浮いちゃっている??骨片が右の方に飛んじゃっている?

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別に素人なので読影なんかできませんが、先生の解説なく画像だけ見ると果てしなく不安になるだけです。自己判断は全くお勧めできません笑。

一応先生からは、移植した骨片については溶けて繊維質的な感じにベタベタになり、画像に写りにくくなるから埋め込んだネジが浮いているように見えて皆さんビックリするんだよ。。って説明受けているんですけどね。やっぱりどこまでが許されるネジの緩みで、どこからがちょっとマズいんじゃないの?的な感じなのか分からない。だから本当に先生に診てもらわないとダメです。

という訳で、週明けにまた病院に行ってまいります。

 

追記の追記 : 病院で診てもらったところ、結論再手術の必要は無くまた固定することになりました。予想通り下側のネジが止まっている移植した骨が一部欠けてしまった事に間違いなかったです。

それにより下側のネジが緩みはしたものの外れたわけではなく、どれくらい効きが甘くなったかについては、今後の経過次第で確認だそうです。

また暫く固定ですね。。外旋(腕を外側へ開く)の動きは絶対禁止だそうです。

*1:後日追記:ネジが緩みはしたものの抜けきっていないのでバックアウトでは無かった