息子が友達と自転車旅を企んでいるらしい。
息子のバイクは折りたたみ式20インチのもので、自転車旅には向きません。なので当初マウンテンバイクで行く予定だったようですが、話を聞くと、まぁまぁ移動距離が長いのと友達がクロスバイクとの事で、マウンテンバイクはちょっとしんどいかもしれないと思い、Bianchi cielo(クロスバイク改)を貸すことにしました。
クロスバイクの純正リアホイールに異変が!?
息子が移動中のパンクを気にして、タイヤが細過ぎないクロスバイク純正ホイールに変えて欲しいとリクエストしてきました。なので先日手組したばかりのホイールを外し、純正ホイールに戻そうとしたところ何だか違和感が…
カセットスプロケットがハマりません。。
よく見るとフリーボディ(フリーホイールって言うの?違いが良く分からん)のネジの部分が割れていました。
Amazonで適当に修理部品を発注
では割れたパーツを交換してみるか。という事で、ハブのモデルを特定しようとしたのですが、
そういえば、文字が剥げて良くわからなかったんだ…
最近自転車を弄り始めたばかりなので、パッと見これが何のモデルなのか分かりません。ちょい昔のVブレーキ用の135mmハブで8/9s用という事なのでしょうが、肝心なモデル名が分からず…なのでシマノのパーツリストなどから修理部品を特定出来ず、8/9s用という事だけで適当にAmazonで購入してしまいました。
フリーハブの分解を開始する
ハブスパナ15mmと念の為の13mmを買い足しました。(13mmは結果使わなかったが)
あと、ハブグリスと鋼球1/8×18個も買いました。(鋼球もサイズが良くわからず、結局のところ元から付いていたやつをそのまま利用しました。)
そして当初間違えて購入したY3SL98030。パッと見は現行のものと似ているのですが、、
それでは、分解開始します。
- 最初に反フリー側のゴムカバーを外します。
- 15mmのハブスパナとモンキーでハブ軸を緩めて抜き取ります。
- 中に鋼球が見えました。グリスでくっ付いているだけです。
続いて割れたパーツを取り外します。
- 鋼球を抜き取り、10mmの六角で緩めますが、物凄く固く閉まっていました。ここは強引に行きます。
- 外れました。
- 中からハブと固定されていた軸を取り出します。
この時点でようやくパーツを間違えて購入した事に気づきました。よく見るとハブと接続されているウネウネの数が合いません(汗)
当初付いていたものはウネウネが15ですが、新規購入したものは10です。何なんだろ?この違いは??
再びAmazonでパーツ買い直し
よく分からないままに、このウネウネの数に特化してパーツを探したところ「シマノ(SHIMANO) WH-RS010 フリーホイールブクミ Y48U98040」というものが、商品写真的に合ってそうな気がします。ただし、WH-RS010は11sホイールです。ちょっと迷いましたが、8/9s用の1.85mmスペーサーを一緒に購入して使えば良いかなとの結論に至り、コレを購入しました。
さて、またまた元のパーツとの比較をします。
今度はハブにきっちりハマりそうではあります。ただし、11s用なので少し長めです。
付属のスペーサーを入れます。
例のハブと固定する軸の様なパーツを入れてからグリスをタップリ付けて鋼球を片側9個ずつ入れていきます。予想通りハマりました。10mmの六角でキッチリ固めに締めました。
1.85mmのスペーサーをセットします。
何となく出来上がりました。あっているのか心配ですが…
9sカセットスプロケットが装着できました。取り敢えず良かったです。
その後、、
今回せっかく純正フリーハブの修理を試みましたが、途中パーツの間違い購入などもあり自転車旅には間に合いませんでした。まぁ軽い手組ホイールの方が楽だったと思います。
で、自転車旅の方ですが約70kmほど乗ってきたみたいです。感想は、
「疲れたけれどスピード出せたよ。お尻が痛い。」
だそうです。どうだろう?自転車好きになったのかな?それともそうでも無かったのかな?
一緒にツーリングにでも行けたら楽しそうですが、細マッチョの息子と中年太りの自分とではそもそも釣り合わないという課題もあります。
まぁ何はともあれ、今回はシマノのフリーハブの仕組みを少しだけ知る事ができました。