前回「表銀座編」で登れなかったあの頂きに登ってきました。
8月21日(木)の夜遅くに新宿を出発し上高地へ向かいました。小雨交じりの天気…今年は本当に大気が不安定です。北アルプスではここ何日も雨続きのようです。
沢渡の駐車場に着くと星が出ていました。明日は晴れるかも。そう思って1時間ほどの仮眠に入りました。
そして、、翌日はこの天気です。いつもの見慣れた穂高連峰。美しい。
今回は、槍沢ロッジを拠点に2泊3日の行程で槍沢をつめて3,180mの頂、槍ヶ岳を目指します。
ババ平からは、この時期には珍しい雪解けによる滝が見られました。
残雪が多かったというよりは融雪がとても遅れたので8月下旬になってもこのように滝が見られるのではと山小屋のご主人がおっしゃっていました。槍沢の左岸には写真のような滝がいくつも見られました。この日、せっかくの晴天でしたが、槍沢ロッジで泊まることとしました。
翌日、23日(土)も快晴です。夜中より明け方まで雷を伴って激しく雨が降っていたので、早立ちを諦め出発が午前7時前になってしまいました。それでも一旦雨がやむとみるみる晴れてきて、テンションもつられていきなり最高潮です。
天狗原分岐を越え、いよいよ大槍の穂先がくっきりと見えてきました。
槍ヶ岳はいつ見てもかっこいいなぁ。
槍ヶ岳山荘に到着。人が少ない。。山頂を目指す方も少なく渋滞はありませんでした。小屋の方おっしゃるに今年は豪雨のニュースが多く警戒してお客さんが少ないそうです。
ぐんぐん岩をよじ登っていきます。ホールドや足場も良く、また鎖や梯子が整備されているので緊張するようなところは殆どありません。確か山頂直下はプールサイドにあがるような梯子で締めくくるんだよな…昔の記憶がよみがえってきました。
絶景です!少し雲がかかってしまいましたが、素晴らしい展望でした。槍ヶ岳登頂は実に25年と1ヶ月ぶりになります。ちょうど山を始めた1年目の夏でした。当時、雲の中でほとんど景色を見ることができませんでしたが、一瞬だけ見ることができ脳裏に焼き付いていたその景色のままにまた見る事ができました。
四半世紀経っても変わらない景色。いいですね。