ワンゲル部の記録長さん

山ですぐバテちゃう記録長さんの日記

防災用トイレは再利用される

以前のブログで、お取引先様がメーカーの携帯トイレ(ほっ!トイレ)を富士山で配布したという記事を書きましたが、今度はそのトイレを上高地のすぐ上の岳沢で使ってもらうそうです。時期は今月(2015年9月)下旬を予定しているそうです。今回も取材同行のお誘いが来ましたので行ってきます。(やったータダで山に行けるぜ♩)

トイレなんて、小屋には必ずあるのですが、このメーカーさんが考えていることはこうです。ちょこっと宣伝させて下さい。

1.こちらのメーカーより一般企業へ備蓄用の「防災対策用携帯トイレ」として販売されたものの内、使用期限間近のものを回収。
2.山岳地なとで、その回収したトイレを再利用する。
3.トイレを提供した企業はCSRになる。

ということだそうだ。
フィールドで「してしまう」と確かによくないですからね。自分の出した「モノ」は自分で責任を取るという発想ですな。
実は一昨年前からこの企画のプロモーションをお手伝いしています。
2013年は、涸沢ヒュッテの小屋裏トイレにこの携帯トイレを使用した簡易トイレを試験的に併設。紅葉ピーク時に実験しましたので、トイレ行列の緩和につながった印象でした。
2014年は、同様のトイレを涸沢キャンプ場の真ん中に設置。シルバーウィークだったので、テン場もそれなりに混んでいてテント客の方の利用も頂けた印象でした。

その時の様子がこちらです。
f:id:uccari8:20150907220246j:image
このトイレ、簡易的な便器状の椅子にビニール袋をしいて、その中にあらかじめ臭わず「ブツ」を包み込むという特殊な薬剤を入れます。し終わったら、ビニール袋ごと縛って捨てるだけなので、水も電気も使わず簡単にトイレを設置できるという訳なんですね。
f:id:uccari8:20150907221110j:image
個室の中の様子です。簡易的な実証実験でしたので、ちょっと雑っぽいイメージですが、よく工事現場などにあるトイレブースとも組み合わせられるそうです。
f:id:uccari8:20150907221433j:image
こちらですね。これは乗鞍高原でのスノーシュー客向けのトイレとして、ほっ!トイレを利用した時のものです。

使用済みのゴミ袋は可燃ゴミになるとか、その回収をどうする?とか色々あると思うのですが、とにかく臭わないので扱い易いと思いました。

メーカーさんのサイトです。

山用に小さいパッケージも作ったそうなので、今度見せてもらおうと思います。