ワンゲル部の記録長さん

山ですぐバテちゃう記録長さんの日記

ZUMA SCRATCH 179を買ってみる②

①からの続きです。不安な思いを一晩以上寝かせられないオイラは、どうしてもスキー板に色を塗ってみたく、翌日会社かから帰宅するや否や床にシートを敷き塗装を開始してしまいました。

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まずソールを保護します。

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次にまわりもマスキングテープで養生します。

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そして脱脂して

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スプレー缶は下地作りいらずで尚且つ気に入らなかったら後で剥がせるラバータイプのスプレー…

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を白→ピンク→クリアの順に塗るべく部屋をガンガンに温め、、

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スプレー缶もしっかり湯煎して

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やったにも関わらず…

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え?色がのらない∑(゚Д゚)   弾いている訳では無いが。

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いやいやいや、もう何回重ね塗りしただろうか?全然元の柄が隠れてくれないっす。。゚(゚´ω`゚)゚。

と言うことで、缶スプレーを一缶丸ごと使ったところで一旦作業中止です。

 

不安的中の微妙な気持ちの中、カッティングシートに方向転換する事を決めて二日目の夜を迎えました。

 

③に続く。

 

ZUMA SCRATCH 179を買ってみる①

最近、登山らしい登山をしておらず自称ヒッピーなスキー生活に明け暮れているせいか、ワンゲル部の記録長的に記録する事も少ない…

写真もスマホのショットばかりと当ブログの方向性を見失いつつある今日この頃です。。

 

そんな折も折、いつものようにヤフオクとメルカリを交互に眺めつつ「いいスキー板無いかなー?」なんてボヤ〜っと考えていたら、師匠から唐突にメッセが入りました。

「ファット買うよねー!?」

(訳: 太いスキー板のオススメ出たよ!ヤフオク見てごらん?お買い得のがあるよ?ほれ)

 

すかさず、

「あっ、は〜い(ポチッ)」

と条件反射で入札したのがZUMA(ツマ) SCRATCH 179(スクラッチ 179cm) 2014モデルでした。

ありゃ?即決かー、まぁいいや新品なのに安いね…とムニムニしつつネットでググってもこの板の詳細が出てきません。(同じ名前のボードは出てきます。)

で、届いたのがこちら(左側)

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k2 coomback(右)と比較したところ。ほっほーぅ147-123-137のちょいワルFATじゃん。radius26か。。パウダーで滑り落ちてみたい。片方2.5kg(ビンなし)と少し重めですね。

因みに横から見ると

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へー、キャンバーがしっかりあって前後ロッカー形状なのかぁ。かぐらのサイドカントリーでパウダーでの浮遊感楽しんだ後、ゲレンデでもソコソコ滑っちゃう。そんな印象の板です。

 

次はセンター115前後のフルロッカータイプか、90前後の春用バックカントリースキー向け軽量板が欲しいかなと漠然と考えていたのですが、そのどちらでもないコレを購入した訳です。しかも新品で。

 

しっかし、アレである、デザインが。なんか中学校に進学したのにまだケミカルウォッシュのジーパン履いてんのかよ!?と友達の痛い視線を受けた時のような。。あるいは、いつもパリッとしたスーツの上司が休日出勤で着てきた私服はセカンドバッグ片手に英字新聞ガラの開襟シャツで…そんなイメージを彷彿させるようなグラフィックです。(メーカーさんスミマセン…)

 

でも師匠はZUMA好きなので、ファンが増えたとノリノリです。(ZUMA BCプラチナムとドーリー プロ パークなんたらを2本お待ちなのに、今回ドーリー プロ パイプ?を2本追加購入されたらしい)

 

ZUMAは、ご存知の方も多く今更書くのも何ですが、スワロースキーという老舗メーカーさんのボードとかフリースキーのブランドらしいっす。スワロースキーはレンタル品ってイメージありますが、サロモンのOEM提供するとか何とかと聞いた事もありますし、ZUMA自体スキーハーフパイプのW杯優勝の経験を持つなどなかなかのブランドのようです。

ま、それもドーリープロシリーズの事なのでしょう。ただこのスクラッチも中々にしなやかなキャンバーだし、サイズ感も良いので気に入りました。なので、いつものようにインビス化した後、好きな色に塗ってやろうと企て中です。

 

まずインビス化ですが、 以前もレポートしてますのでササーッと記します。

今回、板のどこにビンディングを取り付けようか思案してまして、メーカーセンターを見てみたらコアセンターより既に5〜6cmセットバックされていました。

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マスキングが適当な感じで貼ってあるので恐縮ですが、缶の右側にある二本のテープの内側がメーカーセンターです。その更に外側はそこから4cmセットバックしたところです。こりゃ、後ろ過ぎるのでメーカーセンターでいいか。

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キタナい部屋でスミマセン。ブーツ位置のイメージはこんな感じです。なので早速ドリドリする事にしました。

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マスキングテープし直しです。縦横のセンターをしっかり出します。

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dynafitのテンプレは、前回のを流用します。ブーツ306mmに合わせてあります。

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今回から師匠に道具のお世話にならなくても良いようにドリルの垂直ガイドを購入しました。ホームセンターにコレしか無かったけれどなかなかに精度が良さそうです。で、6.3mmドリルビットの先端に9.5mmで止まるストッパーを装着し、いざドリリング開始〜♪トルクが弱いコードレスタイプのハンディ電動ドリルでしたが何とか穴あけ出来ました。心配なので念の為裏面を確認…ホッ貫通はしていないな。しかしソールも派手だなぁ。

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で、インビス完了。ここまでは予定通り。この後、こいつに色を塗りたくってステッカーチューンしますが果たして色が乗るのか?またすぐ剥げてしまわないのか?

 

不安を抱えながら②へつづく。

入笠山をスキーで滑る

富士見パノラマスキー場と入笠山プチバックカントリースキーに行って来ました。最近の定番通り初日にゲレンデを楽しみ、翌日お山に入るという流れです。

初日、ゲレンデからは富士山の笠雲が見えました。レンズ雲も綺麗に連なっており上空の風の強さが伺われます。明日は天気下り坂かな?

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明け方より寒気も入ってくる予想なので、明日はパウダーを期待できるかも?

 

ということで、翌日ですが予想通り夜半から雪となりました。ただロープウェイが動く頃にはほぼやんでしまったので4〜5cmの積雪といった感じでした。

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極上パウダーではないですが、一応サラッサラッな感じ。

 

ロープウェイ山頂駅を降りたらまず入笠湿原まで行きます。湿原まではスキーで滑り降りたいので山頂駅直後の緩やかな登りはスキーを担いで歩きます。

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湿原を越えてマナスル山荘の方へ行くと山荘脇から入笠山山頂へ向かう岩場のルートがありますが、今回そちらでは無く広い旧ゲレンデのトップに向かってシールで登ります。

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ここは杭やロープが出ていて気を付けないといけませんが、帰りに唯一気持ちよく滑れる貴重なバーンになりますので、山頂をタッチしたらまた戻ってくるルートを行きます。

旧ゲレンデトップからは樹林帯を行きます。赤いポールが立っているのとスノーシューの方が付けたトレースがあるので迷うことはありません。

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最後のちょっとした急登もシール歩行で難なく登れました。

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で、あっという間に山頂到着です。昨夜の雪のせいか珍しく山頂が雪で覆われております。ガスっていて何も見えません。晴れていれば360度の大展望ですが、今回は滑るのが目的なのでそそくさと滑り降りました。

 

最後はまたゲレンデトップに戻りますので、そこを一気に3km滑り降りましたが、太腿がパンパンなのでだいぶこたえました。。

 

今シーズンは、こんな感じでゆる〜く行こうと思います。

 

週末ヒッピーなスキーヤーを心がける

ヒッピーはご存知60年代アメリカで生まれたサブカルチャー的思考(思想?)ですが、ぼくも山を愛する一人として、週末だけでも野生にかえり流浪したくなります。

これが冬になると山にスキー要素が加わってしまうものだから、雪があるうちに!なんて言い訳しながらほぼ家庭を顧みず、毎週遊び呆けています。でも気付けば山でのテント生活というよりは山麓でのサウナ生活…ヒッピーというよりは単に自分優先で生きているだけである。。

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という訳で、昨晩は神立ナイターでフリースキーを楽しんだ後、呑んだくれてサウナで仮眠。そして、日が昇るのとともに、かぐらまでやって来ました。今日はバックカントリーです。

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雪に反射する日差しが美しいぜ。と、ど定番の中尾根へ向かいます。今日は午後から天気が崩れる予報の為、あまり欲張りません。

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ハイク楽しい。

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振り向けば苗場山

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超ゆっくり歩いても50分もすれば中尾根に到着します。ここでお昼にして、林の奥のドロップポイントへ向かいます。

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滑り出す直前に曇りだしました。

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今回の先輩(通称キャプテン)のヒャッホーウ雄叫びが聞こえてくるような滑降。

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で、あっという間に和田小屋に到着。。

確かに天気崩れましたね。

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で、で、ありがちなお疲れちゃん飯。キャプテンにご馳走になりました。

 

と、我に返り、、うーむ、ヒッピーを語ろうとしたら、これはどこにでもあるスタイルそのままではないか⁉︎サブカルなどとはおこがましい笑。

なんだろう。自分に素直に自然のままにと思考を停止させ流されるように身を任すと、ぼくの場合こうなる気がします。

雪山登山とかだと己との闘い的な闘志あふれるM的気持ちのスイッチが入ったりしますが、山スキーだとサウナ、安酒、ヒャッホーウ、カツ丼な感じです。

という訳でこれをぼくの中のヒッピー的なスキーヤーと位置付けることとします。

 

さて、今週は何処に行こうか。。

フリースタイル用に古いスキーブーツを買う

懲りずにブックオフで、また中古のスキーブーツを購入しました。

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DALBELLO(ダルベロ)KRYPTON RAMPAGE(クリプトン ランページ)の2012年モデルです。古いモデルなのでそろそろサイトにスペック等の詳細が出てこなくなったようなのでここに記しておきます。

3バックル仕様のフレックス80-110で、中〜上級モデルのようです。サイズは27.5cm、ソール長は316mmです。

 

しかし、今回とんでもない事実に気づいてしまいました。なんとコレ、ラストが98mmのナローモデルなんですが、意外にもスルッと履けてしまった事です。今まで、とにかくすぐ足が痛くなるものだから、最初に購入したブーツは超幅広モデルで初級モデルのHEAD NEXT EDGE GP 2016年モデルでラスト104mmでした。

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これでも痛い痛ーい、とか泣き喚いていましたのですが、一体何が起こったのでしょうか?

 

まず考えられる事は、ブーツの履き方が今まで正しくなかったと思われる点です。今回のブーツは、お包みみたいなインナーブーツのため、履きやすいです。

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コレは左右にガバーッと開く事ができるので比較的足を入れやすいという訳です。ベロを前に押し出すタイプは思わず前へ前へ広げてしまい、左右に広げるのを忘れがちだったようです。なので最初に足首のところから先が入らないと錯覚していたようです。

 

次に考えられる事は、ラスト98mmといっている場所です。恐らくつま先に近い方の幅を測っていると思います。自分の場合は、つま先よりももっと中心に近いところの幅が広いので、そこが当たりにくいブーツであればいけるのだと思います。

 

ラスト103.5mmで、最初ヒーヒー言っていましたSCOTT COSMOS。バックカントリー用のブーツです。

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こちらは先日購入先のブンリンさん(松本市)まで持ち込んでインナーの熱成形をしたので、本当に信じられないくらいに快適になりました。なので今回のブーツも自前で熱成形してみようと思います。

 

なんせ6年も前のブーツなので熱成形できるモデルかどうかよく分かりませんでしたが、触った印象と、どこぞの英語サイトのインナーの欄にヒートシステムなんたらかんたらとあるので、とりあえずやってみます。

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といっても専用のオーブンも無いし自家製オーブン作るほど気が長く無いという誠に困った性格ゆえ、ヒーターでまんべんなく温めながら中をドライヤーでゴーッと熱しました。本当はヒートガンでダンボール箱等で簡易オーブン作り温度を一定に保ちながらやるか、せめてコタツの中でやるのが良いんでしょうね。(先輩はサウナで整形してましたが笑)

念の為、外側のブーツも熱しておきました。

温度ムラムラの状態ですが、だいぶインナーがクニャンと柔らかくなったので、厚手の靴下を二重に履いてからバックルを強く締めました。

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 その後30分ほどウロウロしながら冷やしましたところ、それなりにフィット感が増したように感じました。

 

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あとは板にはめてみたりして…こんな組み合わせで滑ってみたいのです。

 

今週末は少し欲張って、初日はフリースタイル。翌日はバックカントリーに行ってみようと思います。

シール歩行にハマり湯の丸山へ

先週の乗鞍でのバックカントリースキーがとても楽しく、1人でも行けそうな超入門コースと書かれていた湯の丸山にシール歩行で行ってみました。

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登り1時間ちょっとのお手軽バックカントリースキーです。

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気温も低くパウダーです。

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霧氷が綺麗でした。

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まだ雪が少なく笹が見えてしまっています。

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山頂(南峰2,101m)です。

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北アルプスもよく見え大展望です。雪は少なく岩がゴロゴロ出てしまっています。山頂直下までシールで行けますが、上部はウインドパックされて硬い斜面になっていました。

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浅間山もよく見えました。下山コースですが、北峰と南峰の間から滑っている方がいましたが、岩にヒットしそうな箇所があり登山道付近を滑走してしまったのですが、それが不味かったです。あっという間に木立にハマり、途中から滑走は断念してしまいました。

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という訳で、下山後ゲレンデを何本か滑ってストレス発散して帰りました。

 

乗鞍でバックカントリースキーを初体験する

いつも仕事でお世話になっている社長さんと行っている山トイレ活動で知り合った「のりくら観光協会」さん仲間よりバックカントリースキーのガイドさんを紹介してもらったので、早速行ってきました。

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朝から雪の降る…それでいて少し気温の高いイマイチな天候ですが、初バックカントリーという事でとても楽しみです。

本日の先生は、リトルピークスの代表 小峰さん(通称ミネちゃん)です。

ホームページ : https://www.littlepeaks.jp/

 

最初緊張していたのですが、先生のテンションがのっけからマックスで、とても面白くまた和ませて頂きました。まずは座学から行いました。

 

雪崩リスクの軽減のための十ヶ条について学びました。

さすが地元で毎日天気や山の状況とにらめっこしているだけあり、たいていのことは予測しています。誠に頼もしい。週末だけしか山に来れない我々にとってはガイドさんって最初だけで無くずっと必要な存在ですね。

 

さて、フィールドに出ていざバックカントリースキーを開始。カモシカゲレンデのトップからいきなり急登があります。初シール歩行の為、四苦八苦しながら先生のアドバイス通りに動き、なんとか乗り越えました。その後は割と緩やかな登りが続きます。

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写真がほとんどありませんが、こんな感じです。

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休憩の仕方を教わりました。板をひっくり返して並べ、その前にドンと飛び降りるとこのようなベンチが出来上がります。お尻で板を温めないようにウレタンの座布団を借りました。

 

ここで、雪崩リスクを測るためピットチェックを行いました。雪の切断面を見ながらチョンチョン指でも触ってみたのですが層が変わると感じの違いが指に伝わってきました。

 

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道沿いに1から数字が振ってあるのですが、雪も酷くなってきたので、5番で折り返す事としました。

下りはあっという間に滑り降りてしまいましたが、自分で歩いた道を滑るのは格別な味わいがあります。勿体無いので、ちょこちょこ滑りました。

 

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ゲレンデ下の方は雨になっていました。ビチャビチャに濡れながら乗鞍観光センターまで戻りました。

 

最後、ビーコン講習を受けました。電波の特性を理解しながら探し出すのですが、指導された通りにやると本当に見つかり感動です。

ただ、これを本番でもできるかですよね。(本番は来て欲しくないが…)

 

今年初のスキーは内容盛りだくさんの乗鞍バックカントリースキーとなり良い経験となりました。