ワンゲル部の記録長さん

山ですぐバテちゃう記録長さんの日記

梅雨時期の登山の思い出②

続いて、4年前の2013年も梅雨の雲ノ平を歩いた事を思い出しました。この年の梅雨明け宣言は異常に早く7月10日前後で発表されました。がしかし、その数日後に富山県の折立から雲ノ平を経て新穂高温泉に抜けた際は、前半思いっきり強烈な雨にやられました。

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雲ノ平に着いた頃に雨が上がった様子。夜行バスが富山駅に着いたところから豪雨だし、太郎平でも数メートル先が見えないほどの霧雨、薬師沢ではエメラルドグリーンの沢を見るどころか濁流だったし、雲ノ平への最後の急登も蒸し暑い雨でした。そして最後の秘境、雲ノ平でようやく雨が上がってくれた時は本当にうれしかったです。

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雨で緩んでいたのかな?思いっきり道をそれて崩してしまった雪渓…50cmほどですが穴に落っこちて、ちょっと怖かったです。

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で、翌日も朝5時に1m先が見えないんじゃないかってくらいの雨で愕然としましたが、午前7時頃から急に晴れてきて水晶岳方面が見えた瞬間です。この日は祖父岳、ワリモ分岐から鷲羽岳、三俣蓮華岳を経て双六山荘まで向かいました。

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この時期らしい残雪模様の北アルプス

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双六岳をまいて双六山荘へ向かうところ。もうヘロヘロでした。

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f:id:uccari8:20170613024319j:plain1日目、2日目と雨にやられましたが、3日目、4日目は最高の天気となりました。2勝2敗ですのでまずまずの成績でしたかね。

 

梅雨時期は勿論梅雨の晴れ間を狙いますが、雨もまた楽しむという姿勢で望めば、それもまた楽しいかと思います。またこの時期は山小屋も空いており、太郎平小屋と双六小屋は個室状態。雲ノ平山荘も自分らの他に2名だけ。内1名はその後意気投合し、新穂高まで行動を共にするなど思い出深い山旅となりました。

特に過去の記憶になると楽しかった部分ばかりが浮き彫りにされている感じです。