ワンゲル部の記録長さん

山ですぐバテちゃう記録長さんの日記

なぜクロスバイクをロードバイク化しない方がいいのかを楽しく身をもって学ぶの巻

先日ロードバイクCAAD12を買ってみて、気持ちにゆとりができたというか、万一既存のチャリンコを壊しちゃっても大丈夫?的な勢いで、前々からやってみたかったクロスバイクBianchi cieloのロード(っぽい)化?っヤツに着手してしまいました。。

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MTB組み立ての時に見たのと同じ光景…オリジナルはほぼこれだけ?ビアンキちゃんのフレームです。デジャヴだ。

特に改造効果を求めておらず、組み立ててみる事自体を楽しむのと、チョイ乗り時に雰囲気出すのが目的です。なので何グラム軽量化した〜とか、そういうのは全然無頓着でパーツの計量などはしておりません。

 

そもそもは、旧世代のシマノSORA3500系コンポ一式と105(5700系)ブレーキが都内の中古ショップで超格安で手に入ってしまったというのが運の尽きです。

f:id:uccari8:20180911222329j:image触覚タイプのSTI(st-3500)ですが、これが3,300円で手に入ってしまうのだから恐ろしい。
f:id:uccari8:20180911222347j:imageBBはなんとultegra6700の新品ホローテック II。1,200円です。
f:id:uccari8:20180911222359j:imageクランク(fc-3550)、これは3,980円とちょっと高め?でも綺麗。

f:id:uccari8:20180911231045j:imageクランクアームの取り付けボルトとその取り付け工具700円。f:id:uccari8:20180911222309j:image前後ディレイラー。2,400円。
f:id:uccari8:20180911222407j:imageおぉ、キャノンデールのc2ドロップと無名ステムで、全然メーカー違うけれどベルのバンドか何かで隠しちゃおう。1,500円。
f:id:uccari8:20180911222412j:imageとても綺麗なサドル2,000円。
f:id:uccari8:20180911222355j:image13-25Tの9sです。なので、お安め1,500円。
f:id:uccari8:20180911222403j:image奮発しちゃった105ブレーキ4,500円。フロントのカートリッジシューは在庫処分で安かったultegra br6700 1,200円。

f:id:uccari8:20180911233342j:image地味にギザワッシャー。ブレーキの取り付けで使用しようと思います。
f:id:uccari8:20180911222351j:imageTポイントで買ったこれまた全然ビアンキに無関係のスペシャライズドのカーボンフォーク。ステッカーで名前とか隠しちゃおう。

 

という感じです。安物買いの銭失いとはこの事(笑)で、前回のMTBの組み立て時に完全に懲りていたはずですが、、、パーツ安い安いといってもここまでで既に2万円以上使っています。

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取り敢えず仮組みしてみました。タイヤがまだクロスバイク用の32cですが、想像してたのよりやや不格好かも??トップチューブ下がりすぎ、ドロップハンドル前出過ぎ、、これはハンドルの曲がったクロスバイクですね。。

 

気を取り直して、更に必要なパーツを揃えます。

f:id:uccari8:20180911225730j:imageバーテープとアウターケーブル。ビアンキショップで購入。写真には無いですが、あとインナーケーブル。これだけで5,500円してしまいました。
f:id:uccari8:20180911225736j:image今回ミッシングリンクにしてみました。チェーンと合わせて2,000円程。

f:id:uccari8:20180911230113j:imageケチって安い26cのタイヤにした割にチューブと合わせて7,000円。

 

結局総額は当初この作業を躊躇ってやめた時に想定していた35,000円を軽く超えました。ガクッ。

 

でも、ここからがやっと楽しい組み立てです。
f:id:uccari8:20180911225734j:imageケーブルを通すとそれっぽくなってきます。

f:id:uccari8:20180911233018j:imageよく知らないで買ったスモールパーツ。シフトのケーブルアジャスター。1個350円程ですが、トップチューブにつけるタイプもあるみたいで、その方がカッコ良かったかも。

f:id:uccari8:20180912080953j:imageタイヤも履き替え、ブレーキも仮組みしました。

 

クロスバイクのロード(っぽい)化の残念なところは、組み立ての楽しさと引き換えにコストがかかり過ること。またその割に効果が得られないというのも大きいですが、そもそもの構造上の問題が大きいのだとやっと実感出来ました。

 

1. フレームはドロップハンドルに適さない…

これは、前述もしましたが、ハンドル前に出過ぎ。ホイールベースが頭一つ分ロードバイクに比べ長いので、長時間の運転は疲れそうです。

f:id:uccari8:20180912081526j:imageCAAD12と並べたところ。ステムの長さもありますが、中央のダイヤモンド型のところがググッと前へ伸びています。これではせっかく前回y'sロード さんで測定した自分に適したジオメトリー…というのをこのバイクでは実現出来そうにありません。

まぁ、でもそこは元々チョイ乗りで雰囲気楽しむというのが落とし処なのでオッケーとします。

 

2.リアブレーキ(キャリパー)の取り付けは面倒くさい…
f:id:uccari8:20180911225740j:imageこちらはもう自力では厳しく諸先輩方のお知恵を拝借し、何パターンか試しました。参考にさせていただきました方々ありがとうございました。で、結局は泥除け取り付け用ダボ穴を利用した折り曲げステーの取り付け方法に落ち着きました。色々な形のステーを何種類も購入し色々な角度から固定を試みた結果、こちらのやり方を採用させていただいた感じです。ミニVブレーキも考えたのですが、先にキャリパーブレーキありきだった為、このようになりました、、ほぼ丸パクリなので作り方は割愛させていただきます。

 

3.グループコンポのfd3500をそのまま利用出来ない…

f:id:uccari8:20180912082730j:imageこちらも、もう本当に感謝しかないのですが、素晴らしい方法を(勝手に恐縮ですが)教えていただきました。汎用のクランプに吊し戸などで利用するベアリング付きの滑車を取り付けて写真のようにワイヤー向きを反転させて上引き用フレームにもかかわらず下引き用フロントディレイラーを使うというものです。こちらもほぼ丸パクリなので作り方は割愛させていただきます。

 

4.リアホイールは元々付いていたクロスバイクのもの使うしかないのかな??

f:id:uccari8:20180912090818j:imageこれはリアエンド幅の問題で、ウチのビアンキちゃんも多くのクロスバイクにありがちな135mmになります。なのでロードバイク用のホイール(130mm)をそのまま使用することはできません。。

でもタイヤを26cにしただけでも随分と雰囲気出てきました。よく回りよく止まります。なのでこれはこれで良しとします。

 

※参考にさせて頂きました先人のお知恵、ありがとうごさいました。自己責任でやっております。

 

因みにチェレステを増量したく地味なロゴの上などにやたら自作ステッカーを貼りまくってみました。

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そして、ようやくバーテープ巻きです。ここが一番のお楽しみです。(自分的に) 

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で、完成しました。。ビフォア&アフター。

これがf:id:uccari8:20180914122153j:image

こうなりましたf:id:uccari8:20180914122212j:image

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憧れのドロップハンドルです。

 

今回もなかなか大変でしたが、何とか仕上がって良かったです。暫く近所のチョイ乗りにはこれを使ってみます。

 

追記 : ロードバイククロスバイクのジオメトリーの違いですが、写真を重ねてみたところ、シートチューブとダウンチューブの位置関係はほぼほぼ同じである事がわかりました。

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クロスバイクホイールベースが長いのは、前輪方向では無く、むしろ後輪方向に長いイメージです。ハンドル位置はステムで調整可能範囲かと思われますので、レースにでも出ない限りは今回のクロスバイクのドロップ化のデメリットは余り感じないで済むかもしれません。

 

多摩川沿いをポタリングしてたら、やっぱりロードバイクを欲しくなった件

ちょっと前の話になりますが、師匠と東京の稲城あたりから「たまリバー50キロ」なる川沿いの気持ちの良いコースをクロスバイクで走ってきました。

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朝5時、立川まで来たところ。ゴールの羽村あたりまで大体こんな感じの道を行きます。
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そしてそれほど疲れる事もなくゴールです。我々は本コースの途中からスタートなので約25km来た事になります。。
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その気になれば河口付近から50km遡上できるという事なんですね…車がいないので、だらーっとしながら自転車を漕ぐには最高の場所です。

 

時折後ろから「カチッカチン」と小刻みな気持ちの良いギアチェンジ音が聞こえてきたかと思うとビューンとロードバイクのオニーサン達が抜いていきました。ひゃー速ぇー。

再び、稲城あたりまで戻って来てから師匠とスーパー銭湯で汗を流しつつ、そのことをずっと考えていました。

 

あのぉ、この後ロードバイク見に行きません?

 

この近辺だと府中にy'sロードさんがありましたので、行ってみる事にしました。

y'sロードさんは地元にもありますが、前から気になっていたのが、測定器で自分の体のサイズを測って適切なポジションの出る自転車をオススメいただけるサービスです。1回1,000円と手軽な感じですが、何となくスタッフの方に声をかけられないでいました。

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で、今回やってみました。「バイオレーサー1000」という測定サービスになります。

肩幅ほどに脚を開いて測定しますので、身長は1cmほど低目に出る感じです。自分はファットで短足という結果になると思っていたら実際は少し違っていました。腕が長い、そして股下は平均的だったという事。。(おサルさんか?)

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で、サイズシミュレーションしたのがこの2台です。

* 17 MERIDA SCULTURA DISC 4000 (xs/47)

* 18 cannondale CAAD12 105 (48)

両方とも小さめサイズですが、トップチューブはそれぞれ520と510…測定結果による自分のサイズは525…これはこれで許容範囲との事。ただヘッドスペーサーの高さは-43と-30と出ました。腕が長いので、もっとヘッド位置を下げた方が良いみたいです。で、ヘッドチューブのより短いCAAD12 の方で何とか調整しましょうって話になりました。

純正のこの部分(ヘッドパーツのトップキャップ?)を背の短い物に交換する事で約2cm下げることが出来ます。

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純正のコーンスペーサー(手に持っている富士山型)の26mmと交換用のcannondale top cap(自転車に付いている方) 5mmとを比べたところ。これで21mmポジションを下げられました。パーツ代は1,000円です。スペーサーを外す事で更にポジションを下げていけます。

 

という事で、ロードバイクを見に来ただけなのに師匠はMERIDA SCULTURA DISC 4000を、自分はcannondale CAAD12をまんまとお買い上げです〜♪笑。

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我が家に到着。

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STIは105。コンポは105でまとめられています。

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48サイズは若干スローピングです。
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cannondale SIクランクです。専用のBB30Aが賛否両論ですが、シマノでないクランクもまた良い感じです。
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ホイールとタイヤはMAVIC AKUSIUMです。
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48サイズは在庫含めこの1台しか無かったらしく色はチームカラーのアシッドグリーンをあしらったものになります。好きな色なので良かったです。

 

クロスバイクに乗っていたらロードバイクを欲しくなったというあるあるにハマりましたが、これでMTBとクロスとロードの3台持ちとなりました。

後は置き場所だな。。

マウンテンバイク さっそく色々修理

自分で初めて組んでみた自転車は全く信用ならんので山で乗るには「空中分解するんじゃね?」的に躊躇していましたが、御岳〜金比羅尾根のトレイルライドと乗鞍の高速ライド(単なるすっ飛ばし)を経てみて案外壊れない事を確認、、少し安心しました。

 

ただ、締め付けトルクが不適切でヘッドパーツの下玉押しの上にあるプラスチックの輪っかみたいなのがちぎれたり、車載が適当過ぎて後輪をパンクさせたりと、要修理箇所が出てきました。

 

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という訳でヘッドパーツを外します。上下ワンがとても硬〜く圧入されていますので、ワコーズのラスペネとかいう潤滑剤をふんだんに吹き付けてから先輩に借りたヘッドセットリムーバーなる竹を割ったような工具で一気にガンガーンと叩きます。

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こんなやつ(Amazonより勝手に写真を拝借)

 

ワンが吹っ飛んだら、これも借りた工具(ヘッドセットインストールプレスツールとか言うらしい)でムニュ〜っと圧入します。

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今回は某オクで(たぶん台湾製だと思うのですが)一応FSAとか書いてあるヘッドパーツを調達しました。OEMとか…キャノンデール f7は、内径34.0mmの一般的なサイズでオッケーです。確か上位グレードからキャノンデール 特有のサイズになったと思います。。

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バラしたところ。

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古い黒い方は、この他に下玉押しとかがあります。(全部交換するみたい…)

 

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タイヤはレビューで軽いとか色々あったmaxxisをチョイス。PACE XC 26X2.1とかいうやつの中古品です。まだまだ減りも無く綺麗です。
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2.0インチから2.1インチにしました。マキシスは何となく薄っぺらくフレームにセットしにくい感じでしたが、空気を入れていくとキチッとなりました。
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で、取り敢えず復活。。

乗鞍で自転車お手軽ライド

高校ワンゲル時代の部長から自転車で乗鞍スカイラインを走ろうとお誘いを受けて行ってきました。

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といってもバスを使用して登り、下りだけ自転車で楽しむという邪道ぶり笑。

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乗鞍観光センターまで車で行き、朝6時50分の始発のバスに乗り込みます。自転車は輪行袋に入れればバスのトランクに載せてもらえます。

ここは自転車のメッカらしく登らない輩は我々のみでした。

道すがらロードバイクの方々がガンガン登っているのを見ると、その脇をバスに揺られながらユルりとしているのが何だか申し訳ない気持ちになります。

 

コースはこんな感じです。

乗鞍観光センター  〜 🚌 〜 畳平 〜 🚴‍♂️ 〜 平湯峠経由ほうのき平 〜 🚌 〜 畳平 〜 🚴‍♂️ 〜 乗鞍観光センター → 湯けむり館で温泉♨️

※ほうのき平と観光センターと2往復するプランです。

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バスの終点「畳平」にて…ドンキで買ったという部長の折り畳み自転車と共に記念撮影。

部長は高校の時からガチでロードバイクをすっ飛ばしていたのですが、今では楽チンなこの20インチの自転車でよく旅をしているそうです。。今回は僕に合わせてくれて下りだけの旅ですが、、

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麓は晴れていましたが、上の方は霧が濃く景色がよく見えません…

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先行する部長。
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少し晴れてきた。標高3,000m近くまで舗装道路が続くのも乗鞍ならでは。

 

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帰りは寄り道して、善五郎の滝を見に行きました。
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一部色づく葉。

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尚、ここのコースの途中には携帯トイレ専用のトイレが設置されています。乗鞍高原内には数カ所このようなトイレが設置されています。

(過去記事: 乗鞍高原に行ってきました)


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携帯トイレは観光センター脇の自動販売機で購入できます。

 

という事で、美味しいところ取りの自転車旅でした。登る充実感はありませんが、下る爽快感はあります。

cannondale f7 シェイクダウンは御岳山で

山師匠から「週末、自転車で山行かないか?」との誘いがあり二つ返事でオッケー!自分で組んだマウンテンバイクのシェイクダウンは思わずトレイルライドとなってしまいました。

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夜中のうちに、御岳山ケーブルカー駅の近くにバイクを括り付けておいてから、ゴールとなる武蔵五日市駅に移動。駐車場で仮眠しました。

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コースはこんな感じ。山師匠に計画して頂きました。

翌朝始発で武蔵五日市駅から拝島経由で青梅線の御岳駅に行きます。御岳駅で下車し、駅前のセブンイレブンで朝食を買うとそこにはロードバイクのお兄さん方が大勢いて、ご自慢のかっこいいバイクを披露していました。

御岳山ケーブルカーの駅までは激坂ですが、バスで移動のため楽チンに移動できます。

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夜中に括り付けた自転車を回収し更にケーブルカーで楽々山頂直下へ。そして7時半にスタート。

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おぉ、登山道をそのまま自転車で走るのか⁉️(当たり前である…)
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木の根っことか岩とか段差とか最初怖くていちいちバイクから降りてましたが、次第に大胆に乗り越えてみたりして…
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こんな風に片側が切り落ちていたり、時には両側が切り落ちていたり、、だんだん調子に乗ってしまい結局2回も谷側に落ちかけました。
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つるつる温泉方面の看板が。一旦は金比羅尾根方面に向かいますが、よし帰りは車で立ち寄ろう…
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金比羅尾根はなかなかの長丁場でした。それに意外にアップダウンもあり息が切れます。
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かなり暑い。午前中ですが汗でビッショリです。山の上でも30℃は余裕で超えている感じ。

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ようやく武蔵五日市駅に着いたのは10時半頃でした。約3時間かかりました。歩きでは4時間以上のコースタイムらしいので、それよりは早く済みましたが、初めてのトレイルライドは緊張の連続で思ったより時間がかかりました。

 

予定通り、車でつるつる温泉に向かい仮眠してから帰りました。トレイルライドはスキーと同じでテクニックが必要だと感じました。

こりゃハマるわ。。

2018年夏山は常念岳、大天井岳〜燕岳へ

今年は海の日の三連休を使い職場の仲間とゆるゆる夏山テント泊縦走をしてきました。

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今回は友人からのリクエストもあり、常念岳から定番の北アルプス表銀座を通り、燕岳へ向かうコースを3日間もかけちゃう贅沢なプランになります。

気温高めでしたが、これ以上ないくらいの快晴の中、どこまでも連なって見える山並みの雄大な景色をたっぷりと堪能できました。定番コース故の良さを改めて味わえた山旅ですね。

 

【行程】

1日目 旧しゃくなげ荘(駐車場)〜タクシー(4500円)一ノ沢〜常念乗越 (幕営)

2日目 常念岳往復〜大天荘 大天井岳往復 (幕営)

3日目 大天荘〜(表銀座)〜燕山荘〜燕岳往復 合戦尾根〜中房温泉へ下山、、旧しゃくなげ荘までバス利用(1200円)

 

初日のコースである一ノ沢は水の豊富なルートになります。ここからの登山は実に29年振りとなります。ほぼ記憶から消えていましたが。。

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因みに旧しゃくなげ荘付近の無料市営駐車場に車を停めタクシーを呼びましたが、三連休とあってかタクシー会社各社とも全台出払い済みで配車は断られまくり状態。最後ねばって辛うじて1台回してもらえました。結果的には助かりましたが、事前予約は必須だと痛感しました。

 

登山口のヒエ平から王滝ベンチまでは緩やかな道が続きウォーミングアップにはちょうど良い感じです。

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川沿いに出て何度か丸太橋を渡っていくと本コースの核心部「胸突八丁」に入って行きます。ここの急登は、距離もそんなに長くなく階段も整備されていて実に登りやすかったです。
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最終水場です。標高差950mを上がってきたところになります。あと1km。冷たい水で生き返ります。本当に水の豊富なルートです。

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そして常念乗越到着。一気に視界が開け気持ちの良い風が抜けます。
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常念小屋前のテン場は約50張のスペースですが、三連休の初日ということもあり激混みでした。14時過ぎに到着した我々は地面が傾斜しているところにテントを張る事になってしまいました。でも槍穂が正面に見える素晴らしい環境で、テンションはあがります。
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尚、テン場ですが段々畑のように綺麗に区画され、柵で囲われており、それ以外の場所には張れない感じになっていました。写真は上から常念乗越を見下ろしたところ。。

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29年前と比べて、随分と整備されたものだと思い当時の写真を引っ張り出して見比べてみたところ、、

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なんだ、全然変わってないじゃないか笑。ただ、29年前も同じ海の日の連休になりますが、テン場がほぼ当時の我々のジャンボエスパースだけという今では考えられないくらいの空き方をしていますね。。

 

夜中の1時頃、トイレで目が覚めてしまい外へ出て空を見上げると常念岳にかかる天の川がボゥっと闇に浮かび上がっていました。うっとり〜♪

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2日目はご来光に合わせて常念岳往復からスタートです。

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山頂は広くは無く、皆順番待ちでパシャパシャ写真を代わる代わる撮っています。

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穂高にかかる影常念。ピラミダルな形が印象的です。

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安曇野方面の雲海が綺麗。富士山を遠望できます。
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これから歩く大天井岳と燕岳方面のダイナミックな稜線にワクワク感が半端ないです。

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テント撤収して、横通岳を抜け大天井岳に向かいます。

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比較的緩やかな道が続きます。

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大天井岳は大天荘の裏手にあり15分ほどで登頂。

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裏銀座までバッチリの眺望です。

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常念岳を振り返ると雲にのまれ始めていました。

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360°アルプスを眺めるならやっぱり大天井岳は最高に良いスポットだと思います。

 

大天荘のテン場。こちらは夕方近くまで割と空いていました。ここは眺望が良いのに通過する人が多いのかな?
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3日目も4時前に出発して、いよいよ表銀座コースを歩きます。大天荘裏手の岩ゴロの急斜面をヘッドランプを頼りに下って行き、稜線に取り付きます。

目的地の燕岳が望めます。燕の上空に鷹(のような雲)。

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安曇野側に道を巻くと蒸し暑く、虫さんの王国になります。。

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蛙岩(げえろいわ)を過ぎると燕岳まであと少しです。

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燕山荘に到着です。これから燕岳を空身で往復します。

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燕岳に到着する頃には秋の空のような雲が出ていました。

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コマクサと裏銀座

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ライチョウの赤ちゃん…カワイイ。
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燕山荘からの燕岳は本当に絵になります。
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3日間、槍穂高の景色に始まり、南は乗鞍や御嶽。北は裏銀座立山劔、後立山連峰まで見渡せ、とても素晴らしい眺望でした。定番コースですが、改めてじっくり歩くことができとても充実した山旅ができました。

新車の自転車を買うのと中古の自転車を修理して仕上げるのとどっちが得なのか?④

当初自転車なんてあっという間に組み立てられると思っていましたが、段取り悪いし技術も無く平日は基本作業しないしで、なんだかんだと3週もかかっています。いくらなんでもかかり過ぎですが、最近は何だかモチベーションも上がらず、ロードに乗りたいな…などと思い始めてたりして。

でも後にも引けないし、意地でも組み上げようと悪戦苦闘しながら前後ディレイラーの取り付けに更に3日費やし、ようやく完成〜。疲れました。

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なぜディレイラー取り付けに3日もかかったのか?

まずは!チェーンの長さ決めから迷いまくりました。

なになに?前トリプルで後のローが32t以上は前後のギアが最大になるアウター×ロー+1コマ(外リンクと内リンクの2リンク)にすると…あれ?MTBは歯数に限らずアウター×ローと…まぁどちらにしてもアウター×ローに1コマ(2リンク)足せば良いのね。

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という事でチェーンを繋いだのですが、つなぎ目で内と内?みたいに綺麗に内と外のリンクが合わず余計なリンクを1つ増やさざるを得なくて、3リンクになってしまいました。何となく気持ちダラリとしている感じです。

 

続いて、ディレイラーの調整です。

元々付いていたフロントディレイラーですが、古いカタログをウェブで探すとオリジナルはfd-m310と書いてあります。しかしウチのはfd-mc21というのが付いていました。。3×8sのMTBの場合これでも良いらしいのであまり気にしていなかったのだが、、が、しかしである。何がどうしてだか分からないのだがクランクの弧にディレイラーの弧が綺麗に合わない。シートチューブアングルは66-69°となっており合っている風なんだけれどなぁ。歯の方向に平行にもならない。調整ネジだけではギアチェンジがうまくいかない。かなり頑丈なので歪んでいるとも思えないのだが。。

 

完全に手が止まってしまいました。

 

その後、何度か挑戦しましたが、うまくいかず結局前後ディレイラーの買い替えへ。。

カタログに書いてあったというfd-m310にしました。元のリアディレイラーもヒットした跡っぽいガリ傷があったし、ダウングレードになりますがフロントに合わせてaltusのrd-m310-s(シルバー)をついでに買いました。

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そして翌日…

荷物が届きウキウキしながら早速取り付け開始。。いいじゃない新品。なんて思いながらしばらくすると何やらおかしな雰囲気です。トップスイングのfd-m310ですが、フレームのシートチューブのマタの部分の形状のせいでバンド部分を一番下まで下げてもクランクに対して適正な高さが出ません。

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マジか!?

フロントディレイラーのスペックをドキドキしながら改めて見直します。

●3×8s …これはクリア

シートチューブアングル6(66-69°) …これも分度器で測って67°ちょいだったのでクリア

●上引き …えぇ、ワイヤーは上からですからクリアですね

シートチューブ径 …34.8mmでクリア

●トップスイング ………ん??なにそれ?

バンドの位置が最初と違って低い位置にあるコレのことか。MTBに多いタイプってあったので、あまり気にしなかったのだが、結果的にコレが原因かも。確かカタログスペックなはずだが、年式で違うとか?まぁいいか。

この頃は、もう考える事からだいぶ逃避を始めていた為これ以上良く考えず、すかさずダウンスイングのものをポチッ。

そして更に翌日…

3個目になるフロントディレイラーfd-m313-l6が到着!

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シマノさんが親切に付けてくれたクランクのチェーンリングとディレイラーのクリアランスを示すシール通りです。デュアルプルタイプなので上引きにも対応します。

 

新品は特にリア側の調整がスパスパ決まり嬉しいです。フロントはまぁ良しとするレベルですが、初めて自分で組んだ自転車が完成したので、嬉しさもひとしおです。

 

次はようやくシェイクダウンです。

 

◼︎最終的にかかった費用(送料とか除く) ※累積

●自転車本体           1.85万円

●フロントフォーク 1.85万円

●フロントホイール   6.5千円

●チェーンカッター   2.4千円

●錆び取り剤             900円

●グリス                    1.3千円

●BBツール               900円

●コッタレス抜き     500円

●ロックリング締付け工具tl-lr15 1.3千円

●チェーン式フリーホイール外しツール 800円

●今回買った消耗品類    1.53万

●今回買った保安部品や工具 1.45万

●フロントディレイラー fd-m310(使わず) 1300円【new】

●フロントディレイラーfd-m313 1400円【new】

●リアディレイラーrd-m310 2100円【new】

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合計                        8.62万円


自転車本体に関するところ62300円

(しつこいですが、当時の定価は69000円笑)

 

追記)

軽く回して見たところ、アウター側でチェーンが軽くゴリゴリ音が出て少し苦しそうです。BBの嵌合部が摩耗して軸長が短くなっている可能性があるとの事。BBも替え時だったという事ですね…