そう言えば、アレどこやったかな?趣味で作っていた山の模型…ゴソゴソと探していたら寝室の奥から出てきました。
いやはや、駄作なもんで恥ずかしいのだか、こんな物作ってたのねー。恥ずかし。
昭和40年代後半生まれである我々は、第二次ベビーブーム世代と言われ、常に競り勝つか逃避するかの評価目線で見られがちだったような気がします。社会人になって20年ほど経ち、色々な世代の方々と接するに従いそのような感覚は徐々に薄れてきましたが。
ただその時々で人生の節目を感じ、敢えて逃避を選択した時に思わぬ産物を生み出してきたようです!??
と、だいぶ前置き長くなりましたが、要するに様々なプレッシャーやストレスから逃れたい時、自分は心の山を求め模型の山作りに勤しんでいたという事ですハイ。
1.記念すべき第1回目作品「槍ヶ岳」1992.8作
2.第2回目作品「白馬大池」1992.9作
3.第3回目作品「劔岳」1992.9作
大学受験の為浪人生活を送っていた頃。大事な夏休み明けのこの時期にこんなの連続で作っていたのね…とほほ。まだまだ等高線と標高の計算がイマイチ合っていなくリアリティに欠け、シンプルな感じで作られていた頃です。槍ヶ岳は1989年に初登頂。白馬大池は1990年に。劔岳は未だ登頂出来ておらず。。仙人池から裏劔見たらこんな感じ?とかって模型を横にしてみたり、、楽しかった高校部活動時代に思いを馳せながら一生懸命に受験勉強から逃げていたのが目に浮かびます(涙)
この年に登った山は、
・奥多摩 日の出山
のみ。
4.第4回目作品「谷川岳一の倉沢」1996.5作
就職活動真っ只中。この年は就職氷河期だって分かってきちゃった頃。笑っちゃう位に現実逃避しています。一の倉沢は、魔の山と恐れられていただけに畏敬の念からこの作品が生まれました。就職という壁を一の倉沢の壁になぞらえていたのかもしれません。
この年に登った山は、
・南アルプスの前衛、夜叉神峠、甘利山
・霧ヶ峰 八島湿原
・西丹沢 下棚の滝
・北アルプス 涸沢
とまぁ、中途半端な山行が多かったもよう。
5.第5回目作品「焼岳」2008.6作
初の転職直後にゲロが出そうなくらい自分の未熟さに直面した頃。新卒で入った会社はとても素晴らしい代表の会社で、お金を頂きながら社会勉強できたと常に思っていました。にもかかわらず、ちょっと色気を出し実力を試したく飛び出したものの…すぐさま壁に直面。焼岳の如く噴火出来ず燻っていた頃だったのかもしれません。
この年に登った山は、
・筑波山
・入笠山
・北八ヶ岳 白駒池、にゅう
・北アルプス 八方池
子供も山歩きできる年になり、色々連れ出したりしていました。翌年には4歳の息子を連れて、この模型のモデルである北アルプスの焼岳に登頂。きっと山頂の池を山模型で再現しながら家族で登る事を夢見ていたのでしょう。
2017.9現在、ふとこの山の模型を思い出したという事は、また節目を感じているのだろうか?第6回目作品が世の中に出る前兆かもしれません!?(さぁ、どこの山を作ろうかなー笑)