富山でのホタルイカ掬いも終わりJR糸魚川駅から北陸新幹線で東京へ帰る事にしました。
糸魚川といえば「糸魚川静岡構造線」が有名です。大地溝帯(フォッサマグナ)の西の端を形成し、世界ジオパークとして認定もされているそうです。そして翡翠が採れることでも有名ですので、帰る前に翡翠の原石探しをする事にしました。
後で調べて分かったのですが、富山から糸魚川に向かい、糸魚川駅を過ぎた先にある「ヒスイ海岸」で翡翠の原石が見つけられるようですね。ただ今回訪れたのは糸魚川駅の手前の「親不知海岸」になります。
※尚、小滝川ヒスイ峡、青海川ヒスイ峡はその名の通り翡翠の原石があるようですが、天然記念物指定区域との事で、石を拾って持ち帰る事は禁止されているそうです。翡翠探しは海岸線で行うのが無難のようですね。
翡翠ってどんな石??
海が美しいです。お天気も最高!ここ親不知は北アルプス全山縦走の終点である「栂海新道」の登山口でもあります。
栂海新道登山口前にある親不知観光ホテル
(いつかは北アルプス全山縦走をやるのだろうか??否、今はそんなに休暇が取れない。。なので今は今を全力で休もう…)
再び親不知海岸
早速、翡翠の原石探しを開始しました。
茶色い丸いのと白い貝殻は単に気に入ったので拾ってみました
最初、翡翠って緑でしょ?だって小学生の時に母親の翡翠の指輪を見た時、緑色でした。また日本史に出てくる「勾玉」も緑の印象です。なので緑の石を探しました。
で、近くのレストハウスの前で翡翠の原石を売っているおばちゃんに見せて、「これ翡翠?」って聞いてみたところ、
「ざんねーん、これキツネ石」
とか判定されてしまいました。なんでも緑色では無く白色の石を探すのがポイントだとか。。
これは白いぞ!
で、次に白色石を持っていったところ、これも
「はいハズレ。ただの石ころ」
との判定が下されました。。
「翡翠の原石なら、表面が味の素みたいにキラキラ光っているよ!」
との事。またまたハズレでした。
ふむふむ、白い石の中に素敵なエメラルドグリーンがあるのが翡翠なのね
では、これでどうだ!
白色にちょこっとエメラルドグリーン入ってないですか??
ところが、これも「ロジン(ロディン)」とかいうらしく、いわゆる翡翠のなり損ないだそうです。うーん難しい。で、そうこうしているうちに同行の山岳ガイドさんがこんな石を拾ってきました。
おー、ばっちりエメラルドグリーンの筋が入っているではないか!?表面もキラキラしているぞ!
ただ、お店のおばちゃん鑑定によるとこれも「ロジン(ロディン)」との事でした。
ちょっと待て、だってお店に並んでいる石もロジン(ロディン)っぽいぞ。再度見本で勉強です。
※後に、おばちゃんの言う「ロジン?」は聞き間違いで、「ロディン岩」である事が分かりました笑。
白いと思ったら曹長岩?
透閃石岩…これは緑色?紛らわしい
その他、石英も白くキラキラするので有名だし、石英に緑が混じる事もあるみたいです。また登山道でもお馴染みの「蛇紋岩」もツルツルの緑色した岩です。一体全体ヒスイは本当にここにあるのだろうか?
※こちらも後で分かったのですが、石英に緑が混じる=キツネ石のようです。。。
知人もこんな石も拾いました
おばちゃん鑑定によると、これは「メノウ」との事。紫色に見えるがライトで照らすと透明な不思議な石でした。でもメノウって縞々模様が付いてなかったっけ…
石探しにも飽きて来て腹も減ってきたので、糸魚川駅の近くでモリモリのラーメンを頂くことにしました。
ラーメンハウス東寺町店…同行者お勧めの味噌チャーシュー麺
私は豚バララーメンを注文(チャーシュー1枚貰いました笑)
腹も膨れ、いよいよ東京に帰る時が来ました。久々の休暇で心が洗われました。
JR糸魚川駅に着くとまたもや翡翠の原石が展示されていました。
もはや何がどう違うのか分からん笑笑
この緑の染みみたいなのが、翡翠なのか?
結局のところ翡翠が何なのかは分からず終いでしたが、自己満足で拾った何でもない石ころを大切に持ち帰りました。
北陸新幹線!
JR糸魚川駅は、新幹線も停車します。旅の想い出に浸りながら昨夜徹夜でホタルイカ掬いをした疲れで心地良い眠りを誘い、東京まで爆睡しました。
あっという間の2日間でしたが、心身ともにリフレッシュできた週末でした。