大学生時代、ゴールデンウィークに燧ヶ岳に登った事がありました。その時尾瀬ヶ原に降り立って反対側の至仏山を仰ぎ見た時に山肌に無数のシュプールが付いていたのがとても印象的でした。
「割となだらかな山だけれど、BCスキーはどんなもんだろか?」
調べてみるとゴールデンウィークのこの時期にしか滑れないらしい。
「てことは今??じゃあ、行ってみるか…」
■今回のコースタイム
8:00 尾瀬戸倉の第2駐車場 → 9:00 乗合タクシー乗車 → 9:20 鳩待峠 → 9:50 出発
11:20 オヤマ沢田代 (お昼ごはん)→ 12:10 小至仏山トラバース → 12:45 至仏山(2,228m)到着
13:30 滑走開始 → 14:10 ワル沢滑走終了 小休止 → 14:30 オヤマ沢スノーブリッジ → 15:00 鳩待峠(1,591m) 到着
昨夜雪降ったらしい!!
どうも乗合タクシーがなかなか来ないと思ったら、昨夜降雪があり気温もグッと落ちて路面凍結でタクシーが坂を上がらないとの事。おかげで乗車待ちの人で長蛇の列です。でも誰もが思っていたに違いありません。。
にやり…もしや山は極上のコンディションでは?
密かに期待に胸を膨らませ鳩待峠に到着しました。
鳩待峠〜さすがゴールデンウィーク!人だらけです。
今日の相棒はこいつです。
最初の登りは樹林帯です。スノーシューの方々が多く、雪もしっかり踏み固められていましたが、脇の方はしっかりパウダーが残っておりフカフカ感を味わえました。上までパウダーもってくれ〜。燧ヶ岳と尾瀬ヶ原がチラリ。
風が止んだ!そして山頂へ。
オヤマ沢田代に着いてお昼を食べたあと小至仏山に向かいます。稜線から降りてきた人が
「上は風が強くてねぇ…」
なんて言ってましたが、実際に稜線に出てみると風がピタッと止みました。滑走準備の時に風が無いのはありがたい。。
小至仏山のトラバースをアリさんの行列の如く進みます。山頂が見えてきました。写真を撮りながら、のんびり3時間ほどのハイクで至仏山の山頂に到着しました。
風も無く、まったりモード。
滑走開始の頃にはだいぶ気温も上がり…
燧ヶ岳と尾瀬ヶ原が目の前にバーンと現れます。実に気持ち良いです。のんびりし過ぎたのでいよいよドロップインです。
といっても緩やかなスタート。肝心の雪質ですが、午後は流石にパウダーとはいかず、少し固めのシルキーな雪質です。上部は板も何とか回ってくれました。
でも中盤から徐々に、少なめの水でといた片栗粉的な雪質に、、
もう脚がパンパンになり、しばしの休憩が多くなります。
終盤はワル沢に突っ込んでいきます。
振り返れば無数のシュプール笑。ボーダーが多い印象でした。
今日も何とか無事安全地帯まで来ました。
ツリーランです。この辺りから人が減ってきました。皆さん他のコースに行かれたようです。一人で森の中を好きに滑ります。
最後は登山者の道に出てしまい、でもラッキーな事にオヤマ沢のスノーブリッジ目の前に出ました。ここはまだ余裕で川を渡れる感じです。
滑走を終え、鳩待峠まで登り返します。
最後の登りは一箇所ちょこっと急な斜面を登らないといけない所がありましたが、基本樹林帯の中の緩やかな斜面を登っていきます。
鳩待峠まであとわずかな場所から本日の滑走成果を見上げます。正にゲレンデ…笑
鳩待峠到着です。先日の秩父での42kmハイキング大会で痛めた膝も何とかもちました。
ただ今シーズンはスキーに行く機会が減り、毎回へっぴり腰でのスタートとなっています。もうそろそろシーズンも終わりますので、次回は有終の美でも飾りたいものです笑。