外秩父七峰縦走ハイキング大会(第34回)に今年も参加してきました。2019.04.21(日)
去年(第33回)の記事→外秩父七峰縦走ハイキング大会に参加してきました - ワンゲル部の記録長さん
埼玉県比企郡の小川町役場をスタートして外秩父の七峰を縦走し、ゴールのある寄居までの総距離42kmを歩き倒すというメタボな自分には超チャレンジングな大会になります。
◼︎今回のコースタイム◼︎
7:55 小川町役場スタート → 9:03 官ノ倉山CP(5.1km) → 11:33 笠山CP(16.7km) → 12:15 堂平山CP(18.4km) → 12:33剣ヶ峰CP(19.3km) → 14:41大霧山CP(25.4km) → 16:13皇鈴山CP(31.1km) → 16:34登谷山CP(32.3km) → 18:20寄居ゴール(42km)
いきなり出発が遅れる…
去年は職場の仲間と参加しましたが、今年は一人でチャレンジしました。
前回前泊で飲んでしまった反省を生かし、今年は地元を始発で出発し、電車でスタート会場のある小川町駅まで行きました。
駅到着が7:32。そしてスタート会場には7:45頃到着〜。あれ?なんだか様子が変です。会場には殆ど人が居なくてスッカスカ。時すでに遅しって感じで受付ガラ〜ン…去年あんなに混んでいた受付もこの時間だと激空きで、あっさり受付できてしまうのね。
その後トイレに行ったりと何だかんだでスタートが7:55に!(因みに去年は6時から受付に並び7時にはスタートしました。ほぼ1時間遅れではないか!)
目の前の人が
「今日は一発目の官ノ倉山で足切りかなぁ笑」
とか冗談にならない冗談を言っています笑。
「いきなりヤバい…」
やはり前泊すべきだったか。いや、もうそんな事考えても仕方がないので早速スタートします。
スタートはAルートを選択
今年は電車の待ち時間に左右されないAルートを選びました。
こんなマップをもらいますので参考にしながら官ノ倉山を目指します。
のどなでステキな道ですが、ロードセクションは時間短縮のため、ぶっ飛ばします。
皆さんゼッケンを付ける事が義務付けられるのですが、そこに「私の目標!」を書く欄があります。ちらちら周りを見渡すと、その目標が
「ビール!!」とか「半分」とか書いてあるじゃないすか…いかーん、面白いですが完歩するメンバーでは無さそうです笑。
とにかく先を急ぎます。そっか、このあたりは今が桜の見頃なのか。
山道に入り官ノ倉山を抜け再びロードを飛ばすと道の駅「和紙の里」みたいなところに着きます。ここも休まずスルーして笠山へ向かいます。
よーし、登山道らしくなってきました。
笠山CPで去年のタイムを抜く
笠山CPに11:33に到着〜♪去年11:48に通過なので、去年より15分早い!ここでようやく出発の遅れを取り戻しました。
目の前の方のゼッケンの「私の目標!」が「完歩!10時間切るぞ!」とかに変わってきています。そうそうこの勢いに囲まれたいのです。この集団なら完歩狙えるかな。とかなんとか、かくゆう私の目標は「マイペース」などとふざけた内容でしたが許してください。。
笠山の山標は写真を撮るだけにして休まず出発します。
去年はシャリバテを起こした堂平山も順調に進みます。
堂平山で最初の10分休憩を取り、お昼ご飯をかき込みましたが、結局休憩は最後までこの1回だけとなってしまいました。
去年敗退した定峰峠も13:30に通過です。おぉ何だか完歩が見えてきた感じです。
ここにきて、膝が痛い…
しかし、そうは問屋が卸しては頂けませんでした。。剣ヶ峰あたりで「ん?」と感じていた右膝が次第に強い痛みを伴い…しかもかばって歩いていたら今度は左膝まで激痛が、、
さっきまで歩いてきた笠山から堂平山方面をチラ見しつつ、それどころじゃねーよみたいな気持ちになり、失意のどん底のまま初の大霧山へ。
逆光ですみません。もう膝が痛過ぎて言葉もありません。下りなんて激痛でノロノロ歩きになり、後続者に超迷惑をかけてしまいました。ごめんなさい。この頃頭には「リタイヤ?」の文字が浮かんでは消え。。
思わず天を仰ぐ。桜綺麗じゃねーか。
なんとかヨチヨチ歩きで粥新田峠で着くも時刻は15:18。貯金は使い果たし、既に借金モード。スタッフのオッチャンが
「あと2分でバス乗ってもらうぞー」
の声が響きます。ひぇ〜ヨチヨチ歩きの競歩モードで足が絡まりそうになりながら何とか足切りを回避。
ロードセクション再び(喜)
しかしここから予想外のロードセクションが始まりました。ロードは急ぎ過ぎず適度なスピードであれば膝の負荷が低く痛みがあまりありません。
まだ俺歩けるぜ笑。
菜の花が急に綺麗に見えてきました。素敵だな〜。
大霧山の下りで拾った枝をポール代わりにし、膝の負担を少しでも軽減します。
「伸縮ポール持ってくるべきだったなー。。」
しかしロードは皇鈴山へ向かうあたりで終わり再び山道へ。ひゃー、モウ山道歩キタクナイデス。
またまた逆光ですが皇鈴山。
16:34。いよいよ7つ目の峰である登谷山CPを通過。足切りの16:45に対し何とか10分超のマージンを取れました。
最後まで気が抜けず、、
ここからは長ーいロードです。中間平という所を過ぎて、ふと時計を見ると17:20です。確かゴールの足切りは18:30…
ここはまだ寄居まで6kmはあります。時速4km/hで歩いたらえーと1時間半かかります。。
「え!?18:30過ぎちゃうじゃん。」
何だかとても不可解な気持ちになりました。
「だって、さっき10分のマージン作ったし、今もペース上げているよ??」
周りをみると何人かは既に走り始めています。走っちゃダメと大会スタッフに言われていましたが、そもそもこの最後の詰めで走れるなんて皆んな驚異的過ぎます。競歩のモノマネをしてみましたが、膝が余計に痛いのと足が絡まるのとで、途中でやめてしまいました。
「間に合ってくれ〜!」
電車の線路を渡ります。もう寄居のゴールは間近なんだろうな。
なんか思わず凄い綺麗な花畑が出現し歓声が上がりましたが、ゆっくり見ている暇がありません。
「最後まで気が抜けないなぁ。。」
感動のゴールへ‼️
ダイソーとかが見えてくると、あらぁゴール目の前じゃないですか!そして倒れ込むようにゴールへ…18:20到着!
「間に合ったぁ…ヘナヘナ」
実に歩行総時間10時間25分。移動距離42km。膝はもちろん、脚はバッキバキです。
地面に完歩証と完歩の証であるキャップを並べて記念撮影パシャ。
この後、おねえさんに声掛けられてゴール前でも記念撮影してもらいました。
今回の教訓は
- やっぱり前泊がオススメ。少しでも早目にスタートしたいものです。
- スタートのAルートは悪くないです。官ノ倉山の斜度も幾分か緩やかに感じました。
- ロードセクションでは飛ばし過ぎず、膝を労わりながら歩を進めましょう。
- 山道では脚力を温存する為にも伸縮ポールが役に立ちます!
- 休憩は程々に。全く取らないと脚に無理が来ますが、取り過ぎると返って動かなくなるリスクが。。
- 今回は和紙の里や堂平山、定峰峠、二本木峠手前の道の駅っぽいところなど食料や飲み物が潤沢にありましたが、去年みたいに売り切れになるとアウトです。自分で消費する分は持っていても良いかもです。因みに今回は水2L、ポカリ1L、ゼリー4つ、おにぎり4つ、唐揚げ2個、羊羹1本、飴たくさん…で、足りました。(食い過ぎ飲み過ぎ?)
というわけで初めて完歩出来て、本当に嬉しいです。