先日ロードバイクCAAD12を買ってみて、気持ちにゆとりができたというか、万一既存のチャリンコを壊しちゃっても大丈夫?的な勢いで、前々からやってみたかったクロスバイクBianchi cieloのロード(っぽい)化?っヤツに着手してしまいました。。
MTB組み立ての時に見たのと同じ光景…オリジナルはほぼこれだけ?ビアンキちゃんのフレームです。デジャヴだ。
特に改造効果を求めておらず、組み立ててみる事自体を楽しむのと、チョイ乗り時に雰囲気出すのが目的です。なので何グラム軽量化した〜とか、そういうのは全然無頓着でパーツの計量などはしておりません。
そもそもは、旧世代のシマノSORA3500系コンポ一式と105(5700系)ブレーキが都内の中古ショップで超格安で手に入ってしまったというのが運の尽きです。
触覚タイプのSTI(st-3500)ですが、これが3,300円で手に入ってしまうのだから恐ろしい。
BBはなんとultegra6700の新品ホローテック II。1,200円です。
クランク(fc-3550)、これは3,980円とちょっと高め?でも綺麗。
クランクアームの取り付けボルトとその取り付け工具700円。前後ディレイラー。2,400円。
おぉ、キャノンデールのc2ドロップと無名ステムで、全然メーカー違うけれどベルのバンドか何かで隠しちゃおう。1,500円。
とても綺麗なサドル2,000円。
13-25Tの9sです。なので、お安め1,500円。
奮発しちゃった105ブレーキ4,500円。フロントのカートリッジシューは在庫処分で安かったultegra br6700 1,200円。
地味にギザワッシャー。ブレーキの取り付けで使用しようと思います。
Tポイントで買ったこれまた全然ビアンキに無関係のスペシャライズドのカーボンフォーク。ステッカーで名前とか隠しちゃおう。
という感じです。安物買いの銭失いとはこの事(笑)で、前回のMTBの組み立て時に完全に懲りていたはずですが、、、パーツ安い安いといってもここまでで既に2万円以上使っています。
取り敢えず仮組みしてみました。タイヤがまだクロスバイク用の32cですが、想像してたのよりやや不格好かも??トップチューブ下がりすぎ、ドロップハンドル前出過ぎ、、これはハンドルの曲がったクロスバイクですね。。
気を取り直して、更に必要なパーツを揃えます。
バーテープとアウターケーブル。ビアンキショップで購入。写真には無いですが、あとインナーケーブル。これだけで5,500円してしまいました。
今回ミッシングリンクにしてみました。チェーンと合わせて2,000円程。
ケチって安い26cのタイヤにした割にチューブと合わせて7,000円。
結局総額は当初この作業を躊躇ってやめた時に想定していた35,000円を軽く超えました。ガクッ。
でも、ここからがやっと楽しい組み立てです。
ケーブルを通すとそれっぽくなってきます。
よく知らないで買ったスモールパーツ。シフトのケーブルアジャスター。1個350円程ですが、トップチューブにつけるタイプもあるみたいで、その方がカッコ良かったかも。
タイヤも履き替え、ブレーキも仮組みしました。
クロスバイクのロード(っぽい)化の残念なところは、組み立ての楽しさと引き換えにコストがかかり過ること。またその割に効果が得られないというのも大きいですが、そもそもの構造上の問題が大きいのだとやっと実感出来ました。
1. フレームはドロップハンドルに適さない…
これは、前述もしましたが、ハンドル前に出過ぎ。ホイールベースが頭一つ分ロードバイクに比べ長いので、長時間の運転は疲れそうです。
CAAD12と並べたところ。ステムの長さもありますが、中央のダイヤモンド型のところがググッと前へ伸びています。これではせっかく前回y'sロード さんで測定した自分に適したジオメトリー…というのをこのバイクでは実現出来そうにありません。
まぁ、でもそこは元々チョイ乗りで雰囲気楽しむというのが落とし処なのでオッケーとします。
2.リアブレーキ(キャリパー)の取り付けは面倒くさい…
こちらはもう自力では厳しく諸先輩方のお知恵を拝借し、何パターンか試しました。参考にさせていただきました方々ありがとうございました。で、結局は泥除け取り付け用ダボ穴を利用した折り曲げステーの取り付け方法に落ち着きました。色々な形のステーを何種類も購入し色々な角度から固定を試みた結果、こちらのやり方を採用させていただいた感じです。ミニVブレーキも考えたのですが、先にキャリパーブレーキありきだった為、このようになりました、、ほぼ丸パクリなので作り方は割愛させていただきます。
3.グループコンポのfd3500をそのまま利用出来ない…
こちらも、もう本当に感謝しかないのですが、素晴らしい方法を(勝手に恐縮ですが)教えていただきました。汎用のクランプに吊し戸などで利用するベアリング付きの滑車を取り付けて写真のようにワイヤー向きを反転させて上引き用フレームにもかかわらず下引き用フロントディレイラーを使うというものです。こちらもほぼ丸パクリなので作り方は割愛させていただきます。
4.リアホイールは元々付いていたクロスバイクのもの使うしかないのかな??
これはリアエンド幅の問題で、ウチのビアンキちゃんも多くのクロスバイクにありがちな135mmになります。なのでロードバイク用のホイール(130mm)をそのまま使用することはできません。。
でもタイヤを26cにしただけでも随分と雰囲気出てきました。よく回りよく止まります。なのでこれはこれで良しとします。
※参考にさせて頂きました先人のお知恵、ありがとうごさいました。自己責任でやっております。
因みにチェレステを増量したく地味なロゴの上などにやたら自作ステッカーを貼りまくってみました。
そして、ようやくバーテープ巻きです。ここが一番のお楽しみです。(自分的に)
で、完成しました。。ビフォア&アフター。
これが
こうなりました
憧れのドロップハンドルです。
今回もなかなか大変でしたが、何とか仕上がって良かったです。暫く近所のチョイ乗りにはこれを使ってみます。
追記 : ロードバイクとクロスバイクのジオメトリーの違いですが、写真を重ねてみたところ、シートチューブとダウンチューブの位置関係はほぼほぼ同じである事がわかりました。
クロスバイクのホイールベースが長いのは、前輪方向では無く、むしろ後輪方向に長いイメージです。ハンドル位置はステムで調整可能範囲かと思われますので、レースにでも出ない限りは今回のクロスバイクのドロップ化のデメリットは余り感じないで済むかもしれません。