ワンゲル部の記録長さん

山ですぐバテちゃう記録長さんの日記

梅雨入りする前に東丹沢へギンリョウソウを見に行く

高校ワンゲル時代同期の部長と再び丹沢のバリエーションルートを歩いてきました。と言っても今回は、昼過ぎより天気が崩れるとの予報であった為、コースは短めです。

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お目当ては、ギンリョウソウ(銀竜草)の群生です。部長が2週間前に偶然に花が咲く前のギンリョウソウの蕾?を見つけ、そろそろ頃合いでは無いか?との事で声をかけてもらった感じです。

今回歩いたところは、宮ケ瀬ダムからヤビツ峠方面に向かい塩水橋のゲート(450m)から本谷林道を経て寿岳(三角沢の頭)(1,331m)へ至るコースになります。

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本谷林道終点のキュウハ沢出合から山道に入ります。山道は単調な急登が続きます。

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ところで、この時期の東丹沢といえばヤマビル…だいぶビビりながらヤマビルファイター(忌避剤)にヤマビルファイタージェット(殺ヒル剤)を用意していったものの、1匹も見かけませんでした。。セーフ。

 

登山道に入ってすぐにギンリョウソウはありました!!

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おぉ。白い。

f:id:uccari8:20180513210043j:plain登山道のところどころに点在してひっそりと咲いているではないか。群生というには広範囲に点在しすぎですが、、意外にすぐに見つかり、少々拍子抜け!?

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目玉のおやじ風な姿がキモかわいい笑。

白いだけに光合成はしないだろうなとは思っていましたが、こいつは一体何を栄養としているのだろうか?という事でWikiで調べたところ、

「周囲の樹木と外菌根を形成して共生する菌類とモノトロポイド菌根を形成し、そこから栄養を得て生活する。」(ギンリョウソウ - Wikipedia)とあります。よく分からないですが、こういうのを腐生植物というらしいです。

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ニョキニョキ伸びる前の状態。タマゴみたいです。

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茎が伸び始めてきたところです。不思議な植物ですね。

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別名「ユウレイタケ」だそうです。

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高度を増していくと、次第にギンリョウソウは見られなくなりました。代わってツツジが咲き乱れていました。(トウゴクミツバツツジ?良くわからないですが綺麗です。。)

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ゆっくり歩いて3時間ほどで山頂です。山頂からの眺望はありません。ブナでしょうか?緑が気持ち良いです。

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ちょっと奥の方(日高<ひったか>)方面に行くと少し開けます。こちら側から見る塔ノ岳はなんだか荒々しい感じでかっこよいですね。

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雲がゆっくり降りてきています。風も強まってきて、こりゃ降るなって感じになってきました。できれば丹沢山から天王寺尾根経由で周回したかったのですが、雨が降る前に退散ということで来た道をそのまま降りることにしました。

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帰りは1時間ほどでキュウハ沢まで降りて来てしまいました。何とか雨の降る前に下山できました。

今回、たくさんのギンリョウソウを拝む事ができ大変満足な山旅でした。