昨日、シーズンインと同時に傷つけてしまったスキー板のソール補修にGALLIUM(ガリウム)REPAIR CANDLE(リペア キャンドル)を試してみました。
今回、浅い傷が広範囲についてしまい、特に補修せずにホットワックスだけでも問題無い状態でしたが、ソール補修に興味があったのでやってみました。
商品はamazonのプライムサービスを利用し、スキー場からの帰り道にポチっておきましたので翌日作業をすることが出来ました。尚、中身は8φサイズの18cm、3本入りになります。
作業手順ですが、
1.スキー板のワックスを剥離する
2.彫刻刀などで傷をならす(今回は、この工程をカット)
2.キャンドルを溶かして傷に流し込む
3.ステンレスのスクレーパーで削る
4.耐水ペーパーで滑らかにする
5.ホットワックスをかける
以上で進めます。
まず古いワックスを剥がします。
車のブレーキ&パーツクリーナーと同じく脂肪族系炭化水素、アルコール類が主成分の有機溶剤を使います。
剥がした後は傷のえぐり加減が目立って痛々しい。。
キャンドルはライターで炙ると煤が出て定着しにくいらしいので、グルーガンを使ってみました。グルーガンの穴は7φなので、キツキツですが何とか入ります。
傷部分をアイロンで予め少し温めてからグルーガン(160°前後まで加熱します。)で溶かしたキャンドルを細く塗っていきます。更にアイロンも160°に温度をあげて、ささっと上から溶かして定着させます。高温のため短時間で行います。
溶けたキャンドルが、ちゃんと定着するのか心配でしたが、相当強く定着しました。
100均のステンレススクレーパーを使って、余計な傷が付かないように慎重に余分なキャンドルを削っていきます。
耐水ペーパーを使って、手で触っても段差が無くなるまで平らにならしていきます。
粗めの耐水ペーパーでソールを削るのはちょっと勇気が要りましたが、どうせもう傷付いているんだし、ということでバリバリかけていきます。
#320→#600→#800→#1000→#2000の順でかけていきましたが、ほとんど#320で事足りた気がします。
取り敢えずこんな感じに仕上がりました。
ストラクチャーが消えて無くなっちゃうんじゃないかとも心配しましたが、何となくアミアミな模様が残っているような気がします。
ベースワックスの上にフッ素系のトップワックスを塗ってブラッシングしたところです。
キャンドルの上はワックスのノリが甘いらしくベースワックスでは確かにその傾向が少し出ました。ただトップワックスを塗ってしまえばあまり関係無かったです。
取り敢えず素人作業でここまで修復しました。
シーズンが終わったらチューンナップに出そうと思います。