ワンゲル部の記録長さん

山ですぐバテちゃう記録長さんの日記

TLT対応のATスキーブーツを探しに

乗鞍高原(家族旅行)の帰り道、家族を待たせ、松本市内の山とスキーの専門店「ブンリン」さんに飛び込みで行ってきました。

◆山とスキーの専門店 ブンリン

    URL : http://user1.matsumoto.ne.jp/~bunrin/

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※お店の写真撮り忘れましてGoogleマップストリートビューから拝借しました。

松本駅からすぐ近くです。駅から4-500mほど東に向かって飯田町交差点を左折してすぐの所です。お向かいや隣にコインパーキングが2箇所ほどありました。

因みに社長さんが、文林さんといいまして、あっ!だから店名がブンリンなのか…と一人納得してしまいました。

 

今回のお目当は、TLT対応のATスキーブーツになります。自分の足長は実寸でおよそ24〜24.5cmと小柄ですが、足回りは26.4cmと言うことで、普通の靴のサイズはF(4Eのいっこ上)になります。ただFサイズの靴なんて見ないので結局26.5cmあたりの靴を買うのが常です。今回はそんな足でも快適に履けるブーツを求め、せっかく長野県にきたのだからと専門店に飛び込んでみた次第です。

しかし専門店ってなんだか敷居が高くて最初の一歩はドキドキしますね。自分下手くその素人だし、足が幅広過ぎるし、ふくらはぎ太いし、、と不安ながらも社長さんに自分に合う靴を聞いてみました。

そして、足を測る台に足を乗せると、

「ん、大体分かりました…」と。え?もう??やっぱりプロは違います。その後、とても優しくご説明頂きました。ホッ。

 

そこで試したのが以下のブーツになります。

 

1.SCARPA(スカルパ) ベクター 26.0

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※写真はロストアローさんのページから勝手に拝借

フレックス : 90
ラスト : 101
ウエイト : 1430(27.0)

ビンディング : TLT/AT

   これは、マエストラーレの3バックルって感じのモデルです。夏用の登山靴もスカルパなので、いきなり胸が高まりましたが、足が入ってもバックルが締まらず断念。27.0のブーツを探すことになりました。

 

2.DYNAFIT(ディナフィット) NEO U CR 27.0

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※写真はディナフィットさんのページから勝手に拝借

フレックス : 100
ラスト : 102
ウエイト : 1622(27.5)

ビンディング : TLT/AT

   こちらも3バックル。ディナフィットってナローラストなイメージがありますが、こちら意外にもスパッと履けました。つま先もちょうどピッタリ位でした。確かラストは102mmだったと思います。一番上のバックルは最大の長さになるよう取り付け位置を調節して何とかベルトを締めることができました。WEB知識にて恐縮ですが、ポリウレタン製ということで低温でも粘り気があり好みが分かれるそうです。確かに脛に加重がかかると夏場のこの時期という事もあり一旦クニャンと受け止める感じで自分には少し頼りなく感じました。社長さんに言わせれば昔は登山靴で滑ってた強者もいらしたので、最近は凄くツアーブーツの性能が良くなったって言ってました。なので、実際はそんなに心配しなくても良いのかな?また試し履きした中で一番歩行性能が高いかもと思いました。重さも軽く1622g(27.5)だそうです。某オクにも15/16モデルの新品が格安出品中(2017.08.21現在)なので気にしていたモデルです。

 

3.DYNAFIT(ディナフィット) TLT6 パフォーマンスCR 27.5

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※写真はSNOWinnさんのページから勝手に拝借

フレックス : 115
ラスト : 102
ウエイト : 1210(27.5) 軽〜! CLは1050!?

ビンディング : TLT/AT

   でもこれは幅がキツかったです。ラストは同じ102なのにー。でも何とか入りました。お店のお勧めモデルっぽいので履ければコスパも最高に良いと思います。同店で同じように足幅を気にされているお客様は、こちらのモデルを熱成形して広げて履いているそうです。そうそう、こちらのブンリンさんにはお店にいかにも的な職人さんがいらして、その方に

「ブーツって、チューニングオッケーですか?」

って聞いてみたところ、

「やりますよーぉ!」

と、凄く爽やかに自信に満ち溢れた回答を頂きました。安心感抜群です。頼もしいぜ。

尚、マウンテンCR 14/15モデルはお店のホームページにある通り3.6万円(税別)だそうです。

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※写真はブンリンさんのページから勝手に拝借

 

4.SCOTT COSMOS 16/17 27.5(27.0)

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※写真はブンリンさんのページから勝手に拝借

フレックス : 125

ラスト : 103.5

ウエイト : 1450(27.5)

ビンディング : TLT/AT

   こちらは、一番しっくりきました。27.0と27.5はシェルは同一との事。SCOTTのモデルはインナーソールの厚さで0.5cmを調節しているそうです。ラスト103.5mmは流石です。つま先も動かない程度にゆとりを感じます。4バックルでペバックスのタンは脛に加重をかけても頑丈な印象でした。踵のフィット感も抜群。またウォークモードにすると可動域もディナフィットに匹敵するゆとりのイメージで歩きやすいです。ふくらはぎは、やっぱりバックルの取り付け位置を最長の位置にしてベルトのSCOTTの文字がやっと見えるかどうかってところで折り返しです。

SCOTTはガルモントを吸収したメーカーらしくガルモントの流れを保っているようです。こちらのモデル名はCOSMOSやCOSMOS2、3などあり、色も白色があったりと良くわかりませんが、今回は16/17モデルのCOSMOS(黄色)を試し履きしました。カモシカスポーツさんも同じ黄色を置いてますね。海外サイトのレビューなど読んでますと白色の方は何かのネジが外れたとかそういった類の話もありちょい不安です。(→追記:どうも歩行モードのロック関係が折損するなどのらしい…対策されてきているようです。)黄色は雪の上でも目立つし良いかなと。また見た目のイカつさの割に意外にも軽いです。あとソール長が今のHEAD(27.0)の317mmに対し27.5で306mmと11mmほど短いです。

また某オクに白色タイプのモノは、あるお店さんが出品中(2017.08.21現在)でして、そのお店のコーポレートサイトの方ではオクと違って更にお安い価格の表示がありましたが、お値段に遜色無く試し履きできたブンリンさんが気に入りました。

 

その他、ブンリンさんでは試し履きしていませんが、blackdiamondのファクターやプライムなどもチェックしています。ノリとしては、歩行性能よりも滑走性能にやや重きを振りたい感じです。勿論へたっぴーなので、そこまでの違いを堪能できるほどでは無いかと思いますが、ATブーツは履いた事が無いので、色々と前評判を気にしてしまいます。

 

とまぁ、幅広甲高の足を持つワタクシのブーツ選びでした。どうせ履けないんでしょ〜?とか思っていたので、これだけ履けるブーツがあった事は感動です。

さて、どのモデルを選ぶか!?