ワンゲル部の記録長さん

山ですぐバテちゃう記録長さんの日記

反復性肩関節脱臼の根治に向け手術します②

肩関節の脱臼を治す手術ですが、3月に受傷して手術を決意して以来、とにかく肩をとりまくインナーマッスル達を鍛える「リハビリ」に専念することにしました。

リハビリは基本毎日やります。病院には週1で通っています。リハビリは保険適用で1回25分で1,600円になります。理学療法士の先生に肩関節にある筋肉の説明を受けましたが、思いのほか複雑に色々な筋肉が何枚も層をなしてくっついていることが分かりました。肩関節は可動域が非常に大きいので腕と皿の接合面が不安定なため、様々な筋肉でカバーしているそうです。これらがまた残念なことにインナーマッスルなために非常に鍛えにくいとのこと。ちょっと筋トレのようなことをすると腕の筋肉(上腕二頭筋)の方が頑張ってしまいインナーマッスルを鍛えるのを妨げてしまうそうです。なので正しい姿勢でリハビリしないと効果が薄いそうです。

ところで、なぜ手術前にこれらの肩のインナーマッスルを鍛えるかといいますと、手術後の肩の固定で筋肉が凝り固まってしまい、力は入らない、動かないみたいなことになる(筋力も相当落ちる)そうで、できるだけ事前にリハビリで筋力を高いところにもっていっておく必要があるからだそうです。

手術後は2か月はスリングで固定、軽いスポーツは3カ月後から、本格的なスポーツは半年後からとのことですので、できるだけ早く復活するためにも家でもリハビリが実践できるよう100円ショップでリハビリに使えそうな道具を揃えました。

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基本ダンベルやゴム紐になります。ゴム紐は青が強め、緑が普通、黒いのは二重にして使うとかなり強めです。尚、孫の手は、肩を固定した際に背中をかいたりするのに使おうと思って買いました。

ではリハビリの方法と姿勢についてです。

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座った姿勢でお尻にゴム紐を挟み腕を曲げずに肩から上下に動かします。この際最初からあまり強いゴム紐で激しく動かすと脱臼しますので要注意です。自分は1回外してしまいました。段階的にゴム紐を強くしていくと良いです。また上からみた図のように腕を前に20~30°ほど出してあげることが肩も外れにくく良いそうです。

続きまして、次は左右の動きです。

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座ったまま肘をお腹にくっつけて左右に腕を振ります。この際腕が下に下がらないように注意が必要とのこと。こちらもゆっくり動かします。これら3つの動きを1セット20回+10秒固定×2~3回/日行います。かなり肩がパンパンになります。リハビリというよりは筋トレですね。夜遅く帰宅した時などは何度かサボってしまいました。

あとは、腕の可動域をできるだけ広げておくためにバンザイしたり腕を回したりしています。

 

スリング(固定具)については、事前に購入となりました。確か24,000円くらいします。あとで自身で保険適用の申請をして7割返金してもらう方式で買いました。結構な出費です。次の回で触れる予定ですが、入院や手術前には色々と保険がらみで行っておくべき儀式のようなものがありますので私のような万年金欠さんには注意が必要です。

因みにスリングを固定してみたところです。

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これ、かなり暑苦しいです。夏場に装着したままでいられるか相当に不安です。

まぁやるしかないですね。

反復性肩関節脱臼の根治に向け手術します③ へ続く>