白根御池小屋から仰ぐバットレス。
ちょうど開山祭と重なり、小屋では甘酒を振舞っていました。白根御池小屋は初めてでした。とても綺麗です。スタッフの皆さんもとても感じが良い方ばかりでした。
今回テント泊だったのですが、小屋の水洗トイレの恩恵にあずかりました。梅雨のシーズンわざわざこんなところにくるのですからキタダケソウは是非ともウォッチしたかったのですが、雨を理由に白根御池で宴会を始めてしまったので北岳山頂ピストンまでとしました。
北岳までのコースは草スベリを選択しました。新緑が美しい。美し過ぎる。。
小太郎尾根分岐までくると、前にテレビで見た犬塚勉さんという方の「縦走路」という画を思い出しました。
写真は、実際の画とはあまり似てないですが、、まぁでも、たまーに雲が切れると開けた空気感に清々しさを感じながら稜線来たなーという気持ちに浸ってました。
もうちょっとゆっくりしたかったのですが、限られたお休みで帰りの時間が迫っていたので、山頂からチラッと見える北岳山荘方面を眺めつつキタダケソウの未練を断ち切り帰路へつきました。
今回、北岳は20年振りでした。前回は1994年の10月。秋の大樺沢で分厚い流れの南アルプスの天然水を直飲みしつつ、右俣から肩ノ小屋へ。そしてテントで一泊。翌日は3,000mの稜線を間ノ岳~農鳥岳まで一気に歩き、大門沢まで下ったら、すっかり日が暮れていたという思い出です。
前回も今回も、どうも時間に追われてしまう自分でした。
追記 : こちらの記事で何となく犬塚勉さんのお名前を出しましたが、「縦走路」という画は、実際にこの北岳の近くだったようです。場所は本記事にある小太郎分岐とは反対側の北岳から間ノ岳方面に向かうあたりとのことだそうです。