ワンゲル部の記録長さん

山ですぐバテちゃう記録長さんの日記

GALLIUM(ガリウム)REPAIR CANDLE(リペア キャンドル)を試す

昨日、シーズンインと同時に傷つけてしまったスキー板のソール補修にGALLIUM(ガリウム)REPAIR CANDLE(リペア キャンドル)を試してみました。

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今回、浅い傷が広範囲についてしまい、特に補修せずにホットワックスだけでも問題無い状態でしたが、ソール補修に興味があったのでやってみました。

商品はamazonのプライムサービスを利用し、スキー場からの帰り道にポチっておきましたので翌日作業をすることが出来ました。尚、中身は8φサイズの18cm、3本入りになります。

 

作業手順ですが、

1.スキー板のワックスを剥離する

2.彫刻刀などで傷をならす(今回は、この工程をカット)

2.キャンドルを溶かして傷に流し込む

3.ステンレスのスクレーパーで削る

4.耐水ペーパーで滑らかにする

5.ホットワックスをかける

以上で進めます。

 

まず古いワックスを剥がします。

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車のブレーキ&パーツクリーナーと同じく脂肪族系炭化水素、アルコール類が主成分の有機溶剤を使います。

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剥がした後は傷のえぐり加減が目立って痛々しい。。

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キャンドルはライターで炙ると煤が出て定着しにくいらしいので、グルーガンを使ってみました。グルーガンの穴は7φなので、キツキツですが何とか入ります。

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傷部分をアイロンで予め少し温めてからグルーガン(160°前後まで加熱します。)で溶かしたキャンドルを細く塗っていきます。更にアイロンも160°に温度をあげて、ささっと上から溶かして定着させます。高温のため短時間で行います。

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溶けたキャンドルが、ちゃんと定着するのか心配でしたが、相当強く定着しました。

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100均のステンレススクレーパーを使って、余計な傷が付かないように慎重に余分なキャンドルを削っていきます。

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耐水ペーパーを使って、手で触っても段差が無くなるまで平らにならしていきます。

粗めの耐水ペーパーでソールを削るのはちょっと勇気が要りましたが、どうせもう傷付いているんだし、ということでバリバリかけていきます。

#320→#600→#800→#1000→#2000の順でかけていきましたが、ほとんど#320で事足りた気がします。

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取り敢えずこんな感じに仕上がりました。

ストラクチャーが消えて無くなっちゃうんじゃないかとも心配しましたが、何となくアミアミな模様が残っているような気がします。

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ベースワックスの上にフッ素系のトップワックスを塗ってブラッシングしたところです。

キャンドルの上はワックスのノリが甘いらしくベースワックスでは確かにその傾向が少し出ました。ただトップワックスを塗ってしまえばあまり関係無かったです。

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取り敢えず素人作業でここまで修復しました。

 

シーズンが終わったらチューンナップに出そうと思います。

 

17-18シーズン初滑り

先月6日に日本最速でオープンしたスノータウン・イエティ(静岡県富士山2合目)に行ってきました。

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紅葉の中を滑るという不思議体験になりました。気温も14度ほどまで上がりましたので、Tシャツ1枚でグローブもせずに滑ってしまいました。

 

今回のスキーは、今月末に予定しているバックカントリースキーの前哨戦として、この夏しこたま買い込んだギアのチェックを兼ねています。

1.TLTビンディング

2.インビス加工

3.SCOTTのブーツ

どれも思った以上にアルペンスタイルと遜色無く、スムーズに滑れました。

また、心配していた肩の治癒加減でしたが、こちらも思った以上に普通な感じでストックワークもストレス無くできました。

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まずTLTですが早速コケました笑。低めの解放値に設定していたという事もありちゃんと解放されました。

右側の青い調整ネジが横位置の解放値調整。縦に並んだ数字の左斜め上にあるグレーの三角矢印が縦位置の解放値調整(先程の青い調整ネジの上側に調整ネジがあります。)

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またインビス部分のビスも低強度ねじロックを事前に塗布していたおかげもあり全く緩みはありませんでした。

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更に拘りのブーツですが、滑り始めこそ痛くはなりましたが、5〜6本滑り終わったところで足に馴染み痛みもほぼ無くなりました。

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しかし、コースはこの狭さです。

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他の方との接触を避けようとターンをきったところ、油断して思わずコースアウトしてしまいました。やばっソールが…

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 今シーズンスタート早々しかもイエティでやっちまいました…まぁバックカントリーも早い時期だと岩が出ていてガリッとやっちゃうそうなので、この程度で済んで良かったとします。。

 

なかなかの人出でした。

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良いウォーミングアップになりました。

 

今更100均商品のアウトドア活用勝手にランキング

今日は、みんなやっている(と思われる)100円均一ショップ商品のアウトドア活用について、やや冬山テント泊に向いている商品発掘の視点から勝手にランキングします。

そもそも100均商品はコストをかけていないので基本ちゃちく軽いものが多いです。従って強度と耐久性の問題が無い限りアウトドア向きと言える物が潜んでいると考えています。

 

1位

除菌ウェットティッシュ

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写真はノーブランド品20枚入ですが、我が師匠は拘ってブランド品のシルコット(byユニ・チャーム)を持ってきます。食器拭きなどで使いますが除菌出来るので爽やかです。除菌は山でお腹壊さない為にも役に立ちます。

 

2位

ソフトなスマホケース

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内側に吸水力抜群なマイクロファイバータオルが付いています。特に冬山ではこれにスマホを入れて更にジプロックに入れておきます。衝撃対策になる他、気持ちの問題ですが空気の層による断熱効果を期待してスマホの電池長持ちして欲しい願いも込めて2位にランクイン。

 

3位

竹製の杓文字(加工して竹ペグ)

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これ、やっている人多いみたいです。竹製の杓文字は大型のカッターで簡単に削れます。杓文字の頭部分を削り取っています。十字にしてテントの張り綱を巻いて雪に埋めて使います。

因みに竹の割り箸でもイケます。ただ、翌朝掘り起こす時に凍ってバキバキに折れるのでゴミが増えます。 

 

4位

ミニほうき

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テントに雪が入った時にこれで外に出します。超軽いです。無くても問題ないので余裕のある時に持っていくと便利です。

 

5位

スノーソー?(ただの細工用のこぎり)

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残念ながらこちら150円です。ダイソー系のショップで売っていました。刃渡180mmになります。因みに刃渡210mmの物も売っていて、こちらは200円でした。まだ実際にスノーソーとして利用したこと無いですが、今年の冬に試してみたいと思います。

 

6位

スタッフバッグ(イラストきんちゃくバッグ)

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これは、シューズ入れとして活用できるかな?と思いましてランクインです。冬山ではテント内にシューズを入れる為、こういうのはあった方がいいと思いましたが、そもそも専用品をすでに持っていたりするので、使いやすいかどうかは分かりません。

 

7位

たためる食器

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こうなるやつ…

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この手の商品もまだ使った事はありません。シリコン製のたためる食器は、ここ数年くらいでアウトドア系のショップでも売り始めていました。まさかこれに似た商品が100均に!しかもペット用として置いてあるとは!?驚き。食器もだいぶ長く使っているのがあるし、火にかけられる方がいいので、取り敢えず7位です。

 

8位

ジップロック(Mサイズ)

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これは、機能的には1位なくらいよく持っていくのですが、100均ではほとんど買わないのよねー。100均のジップロックは7枚入りなのでコスパが逆に悪いです。ジップロックはスーパーで大量買いがお勧めです。

 

番外編

革製グローブ(980円)

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こちらは100均商品ではないので、番外編としました。いわゆるホームセンターで売っている商品です。豚革だったと思いますが、岩登りなどで使えます。ただこちらの商品は防水でない為、水に弱いです。しかも洗うと革が縮みます。でもそこそこ使えるので、夏山の軽い岩場などで使ってみるのも良いと思います。

 

以上、100均商品のアウトドア活用ランキングでした。MR.budgetな方々は、もっと素敵な100均商品の使い方を実践していると思います。

山に入る為のギアは本格的な物やブランド品から100均商品まで使い分けながら自分なりのスタイルを作り上げるのが良いと思います。

反復性肩関節脱臼の根治に向け手術します⑨

肩の治療経過報告です。だいぶ良くなってきたので、備忘録がてら記します。

6月の左肩関節のlatrjet法という手術から19週が経過しました。

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会社帰りにせっせとリハビリに通った甲斐があり、肩関節の可動域もだいぶ回復してきました。

外旋(小さく前へ倣えからクイッと広げる動き)も5°前後だったのが、20°になりました。

 

8月(手術より9週目)に手術で留めたネジが緩むバックアウトという現象を起こした時(反復性肩関節脱臼の根治に向け手術します⑧)は焦りましたが、結果10月(手術より18週目)の時に執刀医より「骨くっついたね。」というありがたいお言葉頂きまして一安心です。ただ、緩んだ下側のネジが邪魔して上腕骨を動かすと微かに触れるらしく時々コリコリと肩から音が出ます。先生によると気になるようならもう一回傷口をオープンして下側のネジだけ抜いちゃおうとの話が出ました。

でも今の所様子見としよう。。

 

痛みについてですが、まだ完全には無くなっていません。どのような痛みがあるかというと上腕二頭筋短頭(力こぶ)が時々つるような痛み方をします。ですが、リハビリを重ねるにつれそれも薄れてきている気がします。この辺の話はあまり神経質にならず気にしないのが、痛みと付き合うコツだそうです。

 

リハビリは、手術前に使用していた強めのゴム製のトレーニングチューブの使用許可がようやく先週(18週目)出ました。

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※いつものようにどこかのショッピングサイトから写真を拝借…

 

白→黄→赤→緑とゴムバンドの強度が上がっていきます。本日はやっと二重にした緑で何とかグイッと伸ばせるようになりました。ダンベルは3kgを持ち上げる事が出来るようになりました。それでも、結構いっぱいいっぱいですが。

 

バックアウトによる再固定期間もあり、寄り道した感じではありましたが、結局骨がくっ付けば加速度的にリハビリが進む事が分かりました。当初の予定通り12月にはどんなスポーツでもオッケーになるとの事。(よし!スキー行けるぞー!)

 

この肩関節というところは部位的にはコラーゲン組織で回りから固まるイメージだそうです。なので究極骨がくっつかなかったとしても固定された感があれば良いんだよとも先生に言われていました。なのでビビらず思い切ってリハビリを強化したのが良かったようです。

 

尚、傷口はもうすっかり白っぽくなりました。

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まぁラスト2ヶ月、12月に向け油断しないでリハビリを続けます。

反復性肩関節脱臼の根治に向け手術しました【番外編】 へ続く

岳都・松本 山岳フォーラム2017開催です!

もしも登山やトレッキング中、休憩ポイントにトイレが無かったら、皆さんはトイレどうしていますか?

今回は、登山者やハイカーによる「携帯トイレ」の自発的活用を啓発し、恵まれた日本の山岳遺産を守ろうとしている方々の話になります。

 

第7回 岳都・松本 山岳フォーラム2017が来月11月25日(土)と26日(日)の2日間、松本市内の「まつもと市民芸術館」にて開催されます。

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こちらのイベントは、過去2回ほど展示ブース出展企業さんのお手伝いで参加した経緯があります。(今年も久し振りに参加予定です。)

当初は、電気や水もなく過酷な気温差のある北アルプスのトイレ事情を災害用携帯トイレの二次活用で改善するというマーケティング活動の一環での参加でした。(過去記事:防災用トイレは再利用される をご参照ください。)

 

「山岳フォーラム」という名前だけあり、毎年山小屋のご主人など山に因んだお仕事をされている方々も多くいらっしゃいます。その中でも特に私が北アルプスのトイレ事情にのめり込むきっかけをくれたのが、のりくら観光協会の方との出会いでした。

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※2014年の第4回 山岳フォーラムでの一コマ。真ん中は「ほっ!トイレ」の社長さん。

 

その日、少し派手目な服装に身をまとった方が、私の支援先の展示物である「携帯トイレを利用したブース型トイレ(以降「携帯トイレ専用トイレブース」)」の前に現れました。この方こそが後に乗鞍高原内での携帯トイレ専用トイレブースの設置に一役買った「のりくら観光協会」の“ペンションMADONNA”の女将さんになります。

彼女いわく、トイレは女性の視点だと言います。それは、くしくも私がお手伝いしていた携帯トイレ「ほっ!トイレ」のコンセプトと全く同じものでした。(エクセルシア社のほっ!トイレ の製品紹介ページ)

 

冒頭に申し上げた

「もしも登山やトレッキング中、休憩ポイントにトイレが無かったら…?」

まだまだ男性の多くは「その辺でするよ~」が回答かと思います。でも女性の場合は厳しいでしょう。。例えばスノーハイクに乗鞍高原を訪れたハイカーは、冬場凍結する水洗トイレは閉鎖され使えません。またその辺でする訳にもいかず大変困る話なのです。

 

映画「岳」(小栗旬長澤まさみ主演)にも出てくる描写ですが、山でのトイレは「キジ撃ち」「お花摘み」などと形容され、フィールドで“シ”ちゃうのが常でした。

でもヤマケイ(山と渓谷社)のOBが活躍する企業が発信した「富士山からはじめよう」を合言葉にいわゆる「山ガール」ブームに火がつくと山人気は年々伸び、山の自然で人が入っていく事ができるエリアにおいて「人のし尿」の絶対量が飽和状態を超えたのではないかと思います。(過去記事:今年の山トイレ活動をご参照ください。)

山岳地域でのトイレ問題は「利用者」だけの問題ではなく「観光業を営む者」「行政」そして「企業」を巻き込み、無視できないところまで来ていると言えます。バイオトイレ導入促進への関心が高まり環境省が本格的にそれに乗っかり始めたのもこの頃からでしょう。

 

ただ、バイオトイレって非常に高価なものも多いと聞きますし、ハイシーズンごとにトイレを設置したり仕舞ったりを余儀なくされるような場所(雪に閉ざされる、微生物が生きる温度を保てない等)では不向きだったりします。なので、電気も水も微生物も要らなく低コストで環境に配慮できる「携帯トイレ専用トイレブース」が乗鞍でも注目されたのだと思います。

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※写真は、乗鞍高原内の実際の「携帯トイレ専用トイレブース」です。エクセルシア社のSNS投稿から勝手に拝借しました。すみません。

 

しかし、携帯トイレ専用トイレブースって、「はい設置しました!」で終わらないのですよね。いくら薬剤が「臭わなくする」といっても「し尿」は放置できず処理する必要があります。要は片付ける仕事が発生するのです。利用者の協力も当然必要ですが、そこで生活している人々が自然と対峙しながらこのトイレの問題に取り組み、努力で守り続けた結果に我々が「なーんだ、必要な時にトイレあるじゃん!」となっている事に気付きました。

 

この乗鞍高原における山トイレ活動(以降「トイレ設置推進隊プロジェクト」)に参加している方々が、シーズンごとにトイレブースを設置してはメンテナンスし、そしてシーズンオフに大切に仕舞い、また次のシーズンに設置しているという事を知ったのです。 

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※写真は、トイレ設置推進隊プロジェクトのSNS投稿より勝手に抜粋しました。すみません。大人4人で運んでいます。お疲れ様です。

 

こうした動きは、行政の枠をも超えるかもしれませんね。今年はトイレ設置推進隊プロジェクトに参加されている方々で「トイレサミット」なるものも開催されたようです。今まで「長野県~」「岐阜県~」みたいに行政区域別に分かれた活動を行っていた観光協会がお互い“トイレ”という課題をきっかけに集まって議論を始めたとの事です。環境省の事を悪く言うつもりはありませんが、お上のお達しよりも現場からの底上げパワーの方がずっと進んでいると感じました。それは机上の理論や慣例などに縛られること無く真に身に迫ったところから発せられる「何か」を原動力として活動するからなんだと思います。

 

トイレ設置推進隊プロジェクトの凄いところはまだあります。処理する「し尿」を「肥料」に変えて、花を育てよう!というのです。

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※またまたトイレ設置推進隊プロジェクトの写真を勝手に拝借しました。

この写真も「トレハナ」というロゴもとても素敵だと思いました。何でも長野県の元気づくり支援金で携帯トイレ専用トイレブースの設置を推進し、そこから処理されるし尿を肥料に変える…「トレハナ」=トレッキングを楽しむ皆様にご協力いただく携帯トイレのし尿を肥料として再利用し栽培しています…という事だそうです。利用者はトイレでスッキリできて、花も育つという正に一石二鳥な話だったのですね!

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乗鞍高原に行かれる機会がありましたら是非、携帯トイレ専用トイレブースを利用してみてください。

バックカントリースキー用に伸縮ポールを買ってみました

結論から言うとスノーボーダーさん御用達のBlack Diamond (ブラックダイヤモンド) Expedition 3 (エクスペディション3)の少し前のモデルを買いました。

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「エクスペディション=遠征」だなんて、いいネーミングじゃない?

手首を通す紐の捩れ具合が計算されている感じで凄く良くて、紐ごと握りやすくなっています。

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前にアルペン用にBOOKOFFで買ったLEKIvoodoo6.0(だいぶ古いやつ)と比較してみます。

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こちらはグローブを着ける感覚で装着するので、紐ごとは握りません。なので手を離してもポールは手首にくっ付いたままになります。リフトでも両手が使えて便利です。ゲレンデ向きですね。バックカントリー用のは、手を離せばポイっと捨てられます。雪崩に巻き込まれたらポールがアンカーになっちゃいそうですし、それでいいです。

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並べたところ。LEKIの方は今更気づいたのですがアッパーはカーボンで出来ていました。軽い訳です。

 

しかし、今までどうもこのポール(ストック?)という代物に対し購入のモチベーションが上がらないでいました。というのも高機能ポールの必要性をどうしても感じられなかったからです。

 

僕が登山系ギアで重視したい点は無駄の排除です。あるいは軽くて嵩張らない事です。なのでポールの場合で考えると、

【登山の場合だと】

●夏は無くても困らない…

●冬はピッケルを持つのでむしろ邪魔になる…

つまり、要らない!!という思考回路です。あっても安いノーブランド品のカーボン製伸縮ポールがあれば良しと考えていました。

 

これがスキーの場合で考えるとだいぶ思考回路の基準が落ちます。

【スキーの場合だと】

●登りの行動が無い分、多少重くて嵩張っても実用的なら別に良い

と考えます。なので、今まではヴィクトリアとかでレジ横あたりにぞんざいに置いてある箱の中の”1セット1,000円”みたいなのを使っていました。重いですが、かなり丈夫だし。

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コレです。年代モノです。でも昨シーズン1本無くしてしまったので、前述のLEKIを買った次第です。

 

で、今回バックカントリーって事で、登りもあるしスキーとはいえ山の要素も大きいのでは?との考えから、登山・スキー両方の中間的な感じのポールだと思えたこのBlackDiamondの伸縮アルミポールの購入に至りました。

 

選んだ理由は、
・ブラックダイヤモンドという、そこそこのブランド所有欲を満たす
 (一番最初にコレ来ちゃったよ…)
・アルミ製でバックカントリーシーンで乱暴に扱っても折れなそう+軽すぎない
 (乱暴には使いませんよ)
3セクションの伸縮ポールでコンパクトになる
 (スキーヤーなので実際にはほぼ縮めないですが)
・中古品で安い
 (どうせ傷が付くものなので、多少キズがあった方がむしろ気楽)
・スキー板と色合いが同系の青色
 (ジャケットが青になったあたりから青系のギアが増えた)
・3/4のコンパクトなバスケットが付いている
 (パウダーバスケットと交換してみたりして冬と春で違った気分を味わおう)


とまぁ、どれも大した理由ではないですが。。

 

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で、気付いたら安物買いの何とやらで、結局こんな感じに笑。

 

左から

アルペン用のLEKIのポール、

・今回バックカントリー用に買ったBlack Diamondの伸縮アルミポール、

・夏山用にAmazonで買った安いカーボン製の伸縮ポール(嫁とセット)、

・家族で1回だけ行ったスノーハイク用の伸縮アルミポール(スノーシューとセット品)、

・そして交換用スノーバスケット達。。

 

 いやー、バックカントリー用って実は真ん中の安いカーボン製の伸縮ポールに交換用スノーバスケットを付けるか、むしろスノーシューとセットのポールそのものでも良かったかもですね。

しかし今回シーズンの終了後の真夏の暑い時期もせっせとバックカントリースキーに想いを馳せながらギアを揃えた気持ちの延長として、

 

「やっぱり何か良いバックカントリー用のポールを買いたい…」

 

 という単なる所有欲的な影の理由が潜んでいたのは言うまでもありません。

 

今回も某オクを利用して購入しましたが、事前にいつも週末にフラッと立ち寄るICI石井スポーツの店内をウロウロしながら今時のポールを物色してきました。

まず目に付いたのが板もK2ということでコレ。

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(どこかの海外サイトから写真を勝手に拝借)

K2 LockJaw Carbon145 (ロックジョーカーボン)

おぉ、なんかカッコいいぞ。しなりの良いカーボンアッパーと高強度な7075アルミニウムローワーで構成かぁ。スノーバスケットも95mmとデカく、石突き部分も長めでパウダーでも沈まないって訳っすねー。さすが。

 

K2も良いけれど、G3もデザインセンスが好きなのでちょっとスマホで検索…と、青色のカッコ良いポールが出て来ました。

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(北海道で超有名な某ショップさんのサイトから写真を勝手に拝借)

G3 VIA CARBON(ヴィア カーボン)

これまた素敵なデザインですねー。手首の紐はY字になっていて握りやすそうです。

 

で、あれ??気づいたのですが、バックカントリースキー用の伸縮ポールって大して伸縮しない(=全然コンパクトでは無い!)ではないか!?ということです。

 

なので店員さんに聞いてみました。が、答えはシンプルな内容で、

 

店員さん:「だって、スキーヤーはポールを常に持っているでしょう?バックパックにしまわないのだからコンパクトで無くても良いんです。」と。

ぼく:なるほど。では何故ちょっとだけでも伸縮させる必要があるんですか?

店員さん:「人によってのジャストサイズを調整できるってのもあるのですが、登りは短くし、滑降の時は伸ばすでしょ?」との事。

ぼく:そうでした、登山シーンでも同じでした。では、どれがお勧めなんですかねー?

店員さん:「多少伸縮すれば何でもいい。もし既に伸縮ポールとスノーバスケット持っているのでしたら買わなくていい。」と(*´ω`*)。

 

だから「何か買いたい」のである笑。

 

お店の品物はどれも15,000円前後と新品なりのお値段ではありましたからね。躊躇しますよ。で結局お店を後にして、ネットで見つけたこちらを購入した次第です。でも満足〜♪夏用伸縮ポールにスノーバスケット付けるよりも何だか頑張れそうです。(物理的には何にも頑張れる要素など無いのですが)

 

同じ気持ちの延長で視界が狭くて気になっていた中華製ゴーグルも、超ワイドレンズがウリのElectricゴーグルに変更しました。といっても6年前のEG2 specter新古品です。嵩張るので、正直「登山用」としては実用的では無いです。

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因みにゴースト柄がやけにfor ladiesって感じですが、これもレンズ部分とバンド部分が青だからって理由で購入へ。今の流行りはフレームレスっぽいですが、フレーム有りもカッコいいです。Electricの旧ロゴも好きです。

 

もう買い物依存症※かな…<※CBD(Compulsive Buying Disorder)というらしい>

ただ、買ってるものがこれら小物なんで、大変おこがましいですが。

 

でも最大の問題は、そもそも6月に手術した左肩が治っておらず医者からスキーやってもいいというお墨付きを未だ得られていない点だったりして。。(本末転倒…チーン)

 

買ったギアを無駄にしないためにもリハビリ頑張ろうっと。

いよいよシーズンイン!クライミングシールのメンテします…

遠足の前日に張り切り過ぎて余計な準備して台無しにしちゃう事って無いですか?例えばお気に入りの服を洗ってない事に気付き、急いで洗濯したら翌朝迄に乾かなかったとか…

 

今回はそんな失敗話です。

 

富士山2合目にあるスキー場「スノータウンYeti」もオープンし、いよいよ2017-18もスキーシーズンに突入って感じです。ゴールデンウイーク以降ずっとこの時を待っていました!今年は怪我の治療で全くアウトドア活動が出来なくて色々ウズウズしてたのも相まって、いい歳こいてかなり浮き足立っております。正に遠足の前日状態です。(オッさんの遠足ってあまり想像したくない笑…)あまりに落ち着かず、そろそろスキー用品店も冬用の棚に変わってるかなと思いICI石井スポーツに行ってみました。残念ながらまだ秋山向けの内容でしたが。

取り敢えず来月あたりからボチボチ滑り始めたく、まずは今のうちに出来る事をと思い、よせばいいのにクライミングシールのメンテをする事にしました。さー失敗の始まりです。

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定番のブラックダイヤモンドのゴールドラベル(グルー)を買ってきました。

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k2 coomback181専用の中古クライミングシールです。そこそこ綺麗でそのままでも良いのですが、端っこがすこーし粘着力が弱い感じが気になったので、こいつ(ゴールドラベル)を塗って伸ばしてアイロン当ててローラーかけて乾かそうという魂胆です。因みに冒頭の通り、失敗しました。手を抜き過ぎました。

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場所が無いのでテーブルにシールを広げます。

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電熱スクレーパーなるものはありません。。古いグルーそのままに気になっていた端っこの方だけゴールドラベルを塗り塗りし、トイレットペーパーの芯で作ったヘラで軽く伸ばしてあげます。

さて、クッキングシートでも敷いてその上からアイロン当てようと思ったら、あれれ…ウチにあったのはクッキングシートではなくクッキングペーパー(油を吸わせるフワフワのやつ)では無いですか!

 

くぅー、この辺詰めが甘いです。。(ずっとクッキングシートだと思ってたよ)

 

仕方がないので、光沢紙のチラシでやってみます。

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ローラーも無いし先週空けたワインの瓶も捨てちゃったので、空っぽのスプレー缶を使ってゴロゴロします。中味が空の缶だったから良かったのですが、これ熱くなるので缶は非常に危険です。

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こんなので、良いのか…

ちょっと覗いてみる。

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あーやっぱり…ベトついただけだ。

更に8時間ほど放置したところ、、

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うーん、粘着力は増したのですが、単なる厚塗りで板にグルーがくっつきそうです。

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で、試しに板に装着してみました。しっかりとシールがくっつく感じではあります。

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恐る恐る剥がしてみたところ。ホッ。何とか板にはくっつかなかったです。

 

というわけで、雑な仕事の事例発表でした。自己分析するに作業途中に乾かすとかの時間を空ける行為が苦手です。今思えば脱臼手術後に固定期間を終えた直後に骨をくっつけるネジを緩ませてしまった時も同じように焦って先走って失敗したような感じです。

 

またの機会にやり直そうと思います。そういえば段取り9割と先輩がよく言ってたっけな。