ワンゲル部の記録長さん

山ですぐバテちゃう記録長さんの日記

天狗岳リベンジ

先々週、登頂を断念した天狗岳に再び登ってきました。

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唐沢鉱泉から西天狗、東天狗、黒百合ヒュッテと周回する日帰りコースです。

因みに毎年年末に歩くコースでもあります。

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冬はこんな感じです。ちっちゃい雪庇がカワイイ。

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筋雲が秋の訪れを感じさせます。

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北アルプスも遠望出来ます。なんてステキ〜♪

尚、唐沢鉱泉は、名前の通り風呂があるので下山後は、ゆっくりできます。

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源泉の様子。美しくて最高です。

 

 

 

友人親子の初登山は北八ヶ岳に

小学5年生のパパさん(大学の友人)が、お子様の教育の一環として山登りをさせたいと言ってきました。それを聞いて、息子が4歳の時に北八ヶ岳の白駒池を起点に「にゅう」という岩場のピークまで行ったことをふと思い出しました。

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それで、今回は8月25-26日の平日にお休みをいただき、白駒池から黒百合ヒュッテまで行ってテント泊をし、天狗岳を往復して「にゅう」を経由し白駒池まで戻るプランを考えました。

白駒池まではメルヘン街道の駐車場からわずか10分ほどで、道も整備されているので初心者でも余裕です。

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苔が美しい森の中のハイキングコースになります。

黒百合ヒュッテで、早々にテントを張りご飯をつくりました。お子様もここまでは余裕です。ここのテント場はパネルがいくつか使え、平らな所にテントが立てられるのが魅力です。

夕飯は定番ですがカレーライスを作り、夜は星を眺めながら初日を終えました。 

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2日目も最高の天気です。張り切って天狗岳を目指しました。。

が、お子様、胸が痛いと訴えます。どうやら夜ダウンを着ても寒くて寝袋では寝られずに体調を崩したようです。外気温は10度位まで下がったと思います。

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こんなに天気は良いですが、

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無理をせず中山峠の先までとし、天狗岳に登らずに「にゅう」に向かうこととしました。

そう言えば、うちの息子も小学5年生の時に12月の北八ヶ岳で雪の中に連れ出し、危うく低体温症になるところだった事がありました。それ以来すっかり山には同行してもらえなくなったのは言うまでもありません。。夏でも小さいお子さんは体温調節が出来ずに体調を崩すことがあるのだと改めて実感しました。人様のお子様を預かる身で本当に反省です。

十分に休んでから下山を開始しました。

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それでも、途中「にゅう」に立ち寄り天狗岳と硫黄岳、そして白駒池を眺めることが出来ました。

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お子様もだんだん体が温まり元気になってきたようで、最後の頑張りを見せてくれました。

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白駒荘まで降りてきたら、すっかり元気になってくれて、カレーライス(またカレー笑)をペロリと食べてくれました。ヨカッタよ。

 

お子様を山に連れて行く事は、我々大人が十分過ぎるくらいに気をつけても、まだまだ足りない事もあるのだと気付かされる山になりました。

 

今年の山トイレ活動

2016年8月17日(水)北アルプス焼岳に行ってきました。今年も携帯トイレ薬剤メーカー社長と同行登山です。

中の湯さんから登ったのですが、途中に広場があるのをご存知でしょうか?

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地元の観光協会の方々の悩みがあります。。そうです。ここで「しちゃう」方々がいらっしゃるそうです。

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笹の下にティッシュが見えます。

辺りは焼岳の硫黄で臭うのですが、こういった光景を見ると、まるでトイレが臭うのかと勘違いしてしまいます。いかんですねー。

エチケットで携帯トイレ持参はいかがですか?同行の社長のところで作っているトイレ(お馴染み「ほっ!トイレ(笑)」も手のひらサイズまで小さくなったようですよ。(ちょいデカいか?)

■エクセルシア ほっ!トイレ

http://excelsior-inc.com/products/hotilet.html

尚、次のサニタクリーンさんは社長のところの競合さんになるようですが、これ、屋久島に行ったとき確かにありました。

■総合サービス サニタクリーン

http://www.sservice.co.jp/field/outdoor/index.html

少しづつだとは思いますが、山トイレが浸透しているのかな?

しかし、「した」後のブツは臭わなくなっても持ち運ぶ事に抵抗がある人は多いと思います。なので、捨てずに肥料にしたらー?という研究もあるそうです。乗鞍岳の方ではそんな取り組みにチャレンジし始めたそうです。凄い!こちらもエクセルシアさんと協働してやっているそうです。

■のりくら観光協会さん

http://norikura.naganoblog.jp/e1970291.html

今年はトイレブースも乗鞍高原内に順調に3つに増えたそうです。

 

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そして、焼岳北峰…山頂は霧でした。何も見えない。

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ガスがシューシュー出ているところです。なんか熱いです。活動しているのですね。

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焼岳小屋を過ぎる頃ようやく霧が晴れてきました。

 

今回は、トイレブースを設置することも無く、単なる現場視察でしたが、実際にティッシュを見付けてしまい、なんか残念な気持ちになりました。とはいえ、緊急で用をたすことは仕方なく、なので携帯トイレ持参という選択肢もありなのだと痛感しました。

した後のブツが肥料として認められる日が来れば、環境に優しい山トイレがもっと増えるかもしれません。

 

ペルセウス流星群を撮影してみました

2016年は8月12日がペルセウス流星群の極大日でした。丁度針ノ木峠にいましたので、夜中12時頃にもそもそテントから出て北の空を撮影しました。月も沈んだ後で真っ暗です。星がものすごくたくさん見え感動しました。

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右下の山は蓮華岳へ続く稜線です。左上にWの時を横にした感じでカシオペア座が見えます。その中を一筋の流星が通過しました。(うーん分かりづらい…)因みに写真真ん中上あたりにあるボヤっとした星のような光はアンドロメダ星雲だそうです。

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こちらは、天の川と流星のコラボ。流星は、真ん中下あたりです。こちらも分かりづらくてすみません。流星の写真撮影は難しいです。

2016年お盆休みに針ノ木周回コース行ってきました

立山黒部アルペンルートの玄関口である扇沢から三大雪渓の一つである針ノ木雪渓を登り針ノ木岳周回コースを歩いてきました。今年は本当に雪が少ない。。この時期には珍しく完全夏道(う回路)を行くことになりました。

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シュルンドがかっこいい。

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クレバスもこんなに。雪の上は全く歩ける状況ではありません。持っていた軽アイゼンはお荷物になってしまいました。

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針ノ木峠のテント場からは槍ヶ岳が見えました。どの角度から見ても槍だとすぐわかります。テント場は20~30張でいっぱいという感じです。12時頃にはまぁまぁいっぱいになっていました。外トイレは2棟あり、和式(というか単なる穴)ですが、清潔な感じでなかなか快適でした。

2日目は、針ノ木岳からスバリ岳を経由して新越山荘を目指します。コースタイム5時間程度ですが、ザレたアップダウンを繰り返しダイナミック感が半端ないです。

f:id:uccari8:20160815011133j:plain針ノ木岳山頂からの影針ノ木岳?

f:id:uccari8:20160815011257j:plainスバリ岳の急勾配が凄い。

f:id:uccari8:20160815011839j:plainお決まりの立山劔の眺めと黒部湖です。

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劔岳がかっこいい。去年登り損ねたけどリベンジできていないなぁ。

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今回ゆっくり3日かけて種池山荘~柏原新道を通って扇沢まで戻りました。種池から振り返ると歩いてきた稜線を見渡せます。このコース歩いてみて感じたことは、コンパクトなコースな割に、なかなかコースタイム通りに歩けないという印象。体力不足もあるのですが、道の歩きやすさが関係しているように思います。針ノ木雪渓や蓮華岳コース、針ノ木岳から新越山荘などはコースタイム超過気味。逆に新越山荘から種池山荘はコースタイム以下という感じでした。因みに新越山荘はお盆シーズンにも関わらず布団一人一枚ということで思わず泊まっていってしまいました。とても素敵な宿でした。お勧めです。

ぽかぽか日向山(南アルプス前衛)ハイキング

 

お気楽ハイキングで白砂の絶景に出会える山旅として、色々なブログで紹介されている山梨県の日向山。

わずか1660mほどの標高でこの絶景は有名だそうです。
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お隣の甲斐駒ケ岳のミニ版という感じで、青空に白砂の山頂が映えます。
しかし、低山の割にこの高山風な草木の無い山頂は、ひとたび風が吹けば3000mの稜線を思わせるほどに。しかも砂が舞い上がって、さながら砂嵐のようです。
 
今回、ゴールデンウィーク後半に尾白川渓谷駐車場(標高770m)から渓谷沿を歩き登りました。アップダウンを繰り返し約890m登りましたので、おデブな私にはそれなりにタフな山旅となり、ゆっくり7時間ほどかけて周回しました。小さいお子様連れの家族もいましたが、ファミリーお気楽ハイキングであれば矢立石からの登山道の方が道も広くてだいぶ楽です。
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スタートはここから。竹宇駒ケ岳神社です。甲斐駒ケ岳黒戸尾根への登山口でもあります。取り敢えず、今日はそそくさと黒戸尾根とは反対方向に向かいます。
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美しい新緑。

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百合ヶ淵。深緑な色合いが素敵です。

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不動の滝。近くまで行けるようです。
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割と斜度のある道を登ったり下ったり。

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錦滝までくると東屋があり、何だか普通の登山道のような急登が続きます。少々道が荒れています。

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でも相変わらず道標は「日向山ハイキングコース」みたいな事を書いてます。ちょっとした鎖場などもあり楽しめます。
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やがて、白砂が見えてくると山頂は間も無くです。
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ここまでくると、物凄い風が吹いていました。砂が舞い上がってカメラのレンズが傷付いてしまうのではないかとヒヤヒヤしました。
酷い風でしたが、まるで雪山のような素敵な景観にワクワク感が半端ありません。
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甲斐駒ケ岳もバッチリ見えます。黒戸尾根は、次回への宿題ですかね。

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矢立石へ下る道は、とても歩きやすかったです。

お手軽ゴールデンウィークの山旅でした。
 

西穂でテント泊

北アルプスの西穂穂高(西穂山荘)でテント泊してきました。f:id:uccari8:20151230215702j:plain

2015年12月30日現在の様子です。ようやく雪山らしくなってきた西穂ですが、暖冬の影響でしょうか?例年に比べるとまだまだ雪が少ないです。ハイマツがやっと隠れたくらいの積雪量です。

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それでも気温は-15℃と低く、冬テントあったか計画実行の為に用意してきたギアを駆使しまくりました。前回までにレビューしましたサーマレストやダウンパンツは、はやり威力ありましたが、中でもMVPモノだったのは、山の師匠さんがお持ちしたこちら、

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住宅向けのアルミ遮熱材「アストロフォイル」という代物。いわゆるプチプチの両側にアルミが貼ってある感じなのですが、これをテントマットとして利用しました。97%の反射率とのことで、地面からの冷気の侵入を許しません。今回テントの床に合わせて120×200cmにカットしたものを使用しました。気になる大きさですが、

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こんな感じです。山地図と大きさを比較してみたところです。ちょっと大きめですね。重さは680gありました。65Lザックの背面にピッタリ収まるくらいの大きさなので、パッキングも苦労はしませんでしたが、もう少しコンパクトになると助かります。それでも雪の上に設営したテントの床に手を置いてもあまり冷たさを感じなかった為、効果は絶大だったと言えます。

翌日30日の天気は晴れ。昨日まで20m/s以上で吹き荒れていた稜線の西風も少しだけ収まってきて16-11m/sと徐々に弱まる予想。絶好の登山日和となり、皆さん西穂高岳独標(2,701m)とその向こう側(ピラミッドピーク、西穂高主峰)に向けて出発して行きました。

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西穂高岳独標です。ビビりの私はここまで。独標と言えども下りの岩と氷の壁には恐怖で足がすくみました。(写真の左側へ降ります。)

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写真は、左からピラミッドピーク、西穂高岳主峰、奥穂高岳。天気が良いせいか、えっ?行っちゃうんすか?ってくらいにぞくぞくと”向こう側”へ向かっていく登山客。

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絶対に滑っちゃダメなところです。一旦滑れば200mは落ちちゃうようなところ。見ているだけで手に汗を握りました。

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小屋近くまで降りてきてようやくホッとしました。寒かったー。